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言葉の裏にあるもの

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

先日の読書会にて、TwitterやfacebookなどのSNSをついつい見続けてしまうという話になった。私は専らNoteとinstagramがメインである。

たまにTwitterのつぶやきなどで、物事に対する捉え方が非常に極端だなと思ってしまうときがある。

例えば、子どもをおつかいに行かせる番組は、子どもの権利を守っていないだとか(私はあの番組でボロボロ泣く方)。

もっと過激なのもあるが、争いたくないのでここでは控える。だがそんなことに対してここまで憤るのかと、見ているこっちが悲しくなるから、見ないでいる。

けれどもそれって、言葉だけを見てその人を判断して、その人の経験や人生を見てないだけだなと、少し考えた。

読書会のグランドルールとして、「絶対に本の批判や批評はしない」ことがある。

なぜなら、この世に面白い本があるのではなく、その人の人生経験が、その本を面白くしたという解釈があるからだ。

単純に言うと、この本を否定されると、私の人生も否定されている、と考えてしまう人が必ずいらっしゃる。

読書会故に様々な方がお越しになる。宗教や人種、仕事観や性別への考え方など、自分とは異なる価値観を持った方がいらっしゃる。

話を聞いてみたら、それがあるから今の自分があるのだと、胸を張って語る方もいる。

それを端から否定してしまうと、対立が生まれてしまう。

無論すべてを受け入れるのは難しい。けれども、その言葉の裏には、その人なりの経験や人生がある。

私の言葉もまた、私の人生を通じて表現した言葉である。共感して頂けたら嬉しいし、否定されたら悲しくなってしまう。

言葉の裏には人がいる。

あなたも私と同じで、学生時代の恥ずかしい思い出の1つや2つある人間なのだ。だとしたら、少しは寄り添うことができるではなかろうか。

全肯定する必要はない。ただ、その考えはどこから来るのだろうかを踏まえて、言葉を読み、そして伝えよう。それではまた次回!

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