井上かつお

2013年バツ2になり全てを失い世界一周の旅へ。南米チリで出会った子に一目惚れ、帰国後…

井上かつお

2013年バツ2になり全てを失い世界一周の旅へ。南米チリで出会った子に一目惚れ、帰国後結婚し六本木で夫婦起業。脱毛サロン9店舗と化粧品通販が事業。2020年11月会社売却し43歳にしてFIRE!?いやいや答え合わせはまだ先です。一昨日から明後日までを考えた日記です。

マガジン

  • 無職男と時給870円女子の起業物語

    無職36歳の男と27歳フリーター女子のカップルが未経験の業界で起業して成長する物語。結末は6年で無借金経営、売上13億円、利益2.7億円ほどに成長し会社売却する実話です。

  • かつお世界一周 旅流しの刑

    2013年バツ2となり、家庭も仕事もお金もなくなり、人生どん底状態に。そんな時、人生相談をすべく成功している先輩に相談にいくと「お前に効く薬は世界一周しかない。これ命令だ」と無理やり旅流しの刑に。この劇薬をつかった荒治療、果たしてどんな結果へ。。

  • 読書ノート

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無職男と時給870円女子の起業物語【最終話:最高のマーケティング、そして売却へ】

あらすじ:2014年六本木に夫婦で脱毛サロンIbiza Waxを開業。四苦八苦しつつもお店と通販事業が軌道に乗っていると一番の取引先に丸パクリされる。我々が生き残るために選んだ戦いは札束の燃やし合いだった。 売れ行き絶好調だったVIO美白化粧品のイビサクリーム。しかしある日突然、独占販売権を渡し二人三脚で歩んでいた取引先がまさかの丸パクリ。僕らの邪魔をしつつ自社商品を販売し始めた。昨日の友は今日の敵とはこのこと。どうせ地獄行きなら道連れにしてやる。相手が呆れるほど大量に広告

    • 無職男と時給870円女子の起業物語【第9話:1億円を燃やして得た教訓】

      あらすじ:2014年六本木に夫婦で脱毛サロンIbiza Waxを開業。四苦八苦しつつもお店と通販事業が軌道に乗り、調子に乗っていると不穏な出来事が連続で起きてきた。 Ibiza Wax創業期から盛り上げてくれてたTちゃんが違う仕事をしたいと申し訳なさそうに退職していった。 麻美は「ウチの会社が働き甲斐のある職場だったら、、力不足でごめんね」と人目もはばからず泣いた。 その数ヶ月後、当店とそっくりな店作り、顔写真付き口コミを掲載しまくる当社御用達の手法で集客をするワックス脱

      • 無職男と時給870円女子の起業物語【第8話:順調は不調の始まり】

        あらすじ:2014年六本木に夫婦で脱毛サロンIbiza Waxを開業。資金繰りに四苦八苦するも1年で3店舗出店、通販事業の立ち上げに成功。妻が妊娠しプライベートも六本木へ引っ越し。生活が変わっていく。 起業して1年3ヶ月。月末に足し算、引き算をするとお金が残る。会社が軌道に乗ってきたのだ。 前回も書いたが杉並区6万円のアパートから六本木34万円のマンションに引っ越した。すぐ会社に行けるようになり更に仕事に打ち込んだ。 麻美も無事に出産を終え男の子が生まれた。僕らは毎月30

        • 無職男と時給870円女子の起業物語【第7話:無鉄砲な当てずっぽう】

          あらすじ:六本木に夫婦で脱毛サロンIbiza Waxを開業。資金繰りに四苦八苦しながら2店舗目を出店、さらに通販事業を立ち上げギリギリの綱渡りの時に妻の妊娠が発覚。 僕は責任感が強い男である。ゆえに避妊はしていた。フィニッシュだけは。。。 以前にも書いた座右の銘「もうちょっと我慢して少し頑張るだけで勝てる」が責任を果たしてしまったかもしれない。 麻美といつかは欲しいと話してはいたものの今のタイミングではない。それでも結果は目の前に出た。妊娠検査薬の箱には99%以上の正確

        無職男と時給870円女子の起業物語【最終話:最高のマーケティング、そして売却へ】

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        • 無職男と時給870円女子の起業物語
          10本
        • かつお世界一周 旅流しの刑
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          9本

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          無職男と時給870円女子の起業物語【第6話:飛び道具の開発方法】

          あらすじ:六本木俳優座ビル908号室にIbiza Waxを夫婦で開業。なんとか軌道に乗せるも他店からは嫌がらせ。起業から7ヶ月目にその他店の真ん前に出店すると資金繰りがショート。 好調な滑り出しの新宿店。しかし月末に迫った支払いには約50万、翌月のスタッフへの給料に関しては全く足りないことが判明した。夫婦で無休、無給で何ヶ月も頑張った挙句に金が足りない悲しさは筆舌しがたい。 銀行融資はとっくに断られている。念の為、近くにある消費者金融の審査条件を聞きにいった。 しかし残り

          無職男と時給870円女子の起業物語【第6話:飛び道具の開発方法】

          無職男と時給870円女子の起業物語【第5話:洗面器に顔を突っ込む】

          あらすじ:六本木俳優座ビル908号室にIbiza Waxを開店するも真夏の繁忙期なのに閑古鳥が泣きまくる。しかし口コミを集めることに集中すると冬には目標売上100万円を達成。 麻美は現場、カツオは裏方で様々な策で集客を試みる。 例えばこんなバナーを広告に出すも反応ゼロ。商売にダジャレは効かない。 年末年始も元旦だけ休み、店を開け続けた。理由はもちろん他店が閉めていたからだ。おこぼれ作戦は続けていた。 正月三が日からVIO脱毛する人なんているかね?と話していたが旅行前の女子

          無職男と時給870円女子の起業物語【第5話:洗面器に顔を突っ込む】

          無職男と時給870円女子の起業物語【第4話:六本木No.1戦略】

          前回までのあらすじ。六本木駅徒歩1分の雑居ビル908号室でワックス脱毛サロンIbiza Waxを開店するも集客が課題に。 一番重要な機械が不良品だったり、電話やネット回線の開通が遅れたり、発注したWEBサイトは表示されなかったりトラブル連発も、なんとか2014年8月1日晴天、脱毛繁忙期の真夏日 Ibiza Waxはオープンにこぎつけた。 壁紙とフロアは友人の職人にお願いしたが、その他はニトリ、IKEA、100円ショップで揃えた素人感満載のお店。 未経験の業態で起業、初めて

          無職男と時給870円女子の起業物語【第4話:六本木No.1戦略】

          無職男と時給870円女子の起業物語【第3話:半径1mの資金調達】

          前回までのあらすじ。無事に六本木駅徒歩1分の俳優座ビルで家賃10万の物件を見つける。開店資金をどう調達するか問題に。 物件も見つかり、いよいよ現金が出ていくフェーズに入った。27歳の麻美、36歳のカツオ。世間から見れば年上のカツオが開業資金を出すのが普通だろう。しかし彼はバツ2。経験がある方には説明不要だが、男は離婚をすると金が一気に減る。男に非があろうが無かろうが関係ない。 それを短期間で2回もくぐり抜けたカツオ。僕も100%非がないのに減るどころか無くなった。むしろマイ

          無職男と時給870円女子の起業物語【第3話:半径1mの資金調達】

          無職男と時給870円女子の起業物語 【第2話:スパイ大作戦と砦の確認】

          前回までのあらすじ。アパレルでの起業は諦め未経験の脱毛サロンを開くため、急遽ワックス脱毛サロンにアルバイトで潜入し技術を習得することに。 起業準備に入った27歳女子と36歳おっさんの歳の差カップル。アントレプレナーと言えば聞こえもいいが世間的なステータスは無職カップルだ。響きがヤバい。 麻美はアドバイス通り、複数店舗を運営している会社と個人店の2店舗掛け持ちで働くことが決まる。 嘘がつけない性格なので面接では技術を身に付け、いつか独立したいと正直に伝えた。狭い業界だ。スパ

          無職男と時給870円女子の起業物語 【第2話:スパイ大作戦と砦の確認】

          無職男と時給870円女子の起業物語【第1話:火傷しない商売のルール】

          「ひどくない?東京都の最低賃金て880円なんだって!」 駅のポスターで知ったらしい。麻美(アサミ)は文句をこぼしてきた。 愚痴る彼女は当時27歳。都心で複数店舗展開している中堅の古着屋でアルバイトをしていた。場所は杉並区高円寺、時給は870円。最低賃金を10円下回っていた。 しかも会社側が社保を負担しなくて良いギリギリの労働時間にシフトを制限されつつの最低賃金割れ。 今なら炎上しそうだが2014年当時はこんなんでも運営されていた会社がゴロゴロあった。 それでも麻美はいつか自分

          無職男と時給870円女子の起業物語【第1話:火傷しない商売のルール】

          買って失うもの。買わないで得るもの。

          散歩がてら夫婦で麻布台ヒルズに行ってみた。店舗とホールの境界が曖昧なのかブラブラ歩いていると気がつけばインテリアショップ内にいた。そこのテーブルにさりげなく飾られたライト。 「これ、可愛いって言ってたやつじゃん」。以前妻と素敵なカフェで見たものだった。 手に取りひっくり返してもブランド名も値段も見当たらない。店員が気が付いて声をかけてくれた。 有名なライトのようでブランド名を教えてくれるも聞き取れない。キョトンとしていると察したようで「色の展開もありますので」と気を使ってパ

          買って失うもの。買わないで得るもの。

          新年の目標は忘れて日々のシステムを意識する

          習慣に関する本を2度ほど読んでいる。とはいえ実践できているわけではない。この本だ。 2年前の1月1日に買っている。「新年の目標決めたぞー!あ、まずはそれを達成する方法も学ぶか」と言ってるのが手に取るようにわかる俺って可愛い。四の五の言わずにやれよとも思うが。 さて、毎年繰り返される新年の目標不達成。1500万部以上売れた名著を読んでも僕の脳ミソに刷らるわけではない。すぐに忘れてしまうのだ。 そこで今年は僕の外部脳ミソであるこのnoteに刷っておいて目標のために習慣を変え

          新年の目標は忘れて日々のシステムを意識する

          お金持ちコミュニティに入っとくメリット

          会社を売却(2020年11月30)して3年が過ぎ、NDAも解除。仕事のあれこれ思い出でも書こうかと思ったが、さすが3年以上前のこと。ほとんど覚えていない。 会社の売却と当日の顛末は下記のコチラとアチラで。 売却まではこちら→ヒモ男がホームレスになり旅して起業したら小金持ちになった話 当日の顛末はあちら→300万円で夫婦起業した会社を売却した当日の話。 そんなわけで逆に、売却後3年を振り返って備忘録的に残しておきたい。 当時からFIREという言葉がちょうど出てきたのか?そ

          お金持ちコミュニティに入っとくメリット

          面白いようで全く面白くなかった11月

          12月になり師走ですね。普段落ち着いている僧侶でさえ走り回るほど忙しい月ということで「師走」と呼ぶようです。 僧侶でさえそんなザマですので、煩悩の塊であろう貴方はダッシュしちゃいますよね。わかります。 本日は、年の瀬が迫まり更に時短、タイパ、コスパに毒された時代を生きる皆さんにシェアしたいことがありましたので投稿させて頂きます。 私事ですが、ひと月前の11月1日、自宅から2キロほど離れた場所で友人と食事をし23時を過ぎ、お開きになった頃。 どうせタクシーも掴まらないだ

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          僕が旅したパレスチナ自治区Aゾーン

          2013年6月8日 現地イスラエルのテルアビブに住む谷口さん(仮名)と知り合い車で1時間半のパレスチナ自治区に連れて行ってもらうことになった。 イスラエルでパレスチナ自治区をサポートすべく11年も働いていた谷口さんは、パレスチナ人の多くの方と深い関係を持っているだけでなく現地の様々な問題にも精通していた。 事実、パレスチナ人が 「谷口さんはパレスチナ人よりパレスチナ問題に詳しい」 と言うぐらいであった。 イスラエルとパレスチナの問題は宗教、政治、土地、諸外国の問題

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          ベンツに乗ると金持ちになる!?

          最近面白い記事を読んだのでここでも備忘録としてシェアをしておきたい。 聞いたこともあると思うが、つまらない映画でも笑顔を無理やり作って観ると楽しくなってしまう現象がある。 ある実験で、割り箸などを咥えて強制的に口角を上げテレビを観るグループと、普通に観るグループでは前者の方が圧倒的に番組に対してポジティブなフィードバックがある。 悲しい時でも上を向いて歩くと元気になっちゃうというか。 もちろん心の動きが表情を作ることもあるのですが、その逆、表情が心をつくってしまうことも証

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