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AI使用は不正なのか。

願書の文書作成にAIが使用されたかどうかを判定するツールが開発されたらしい。

5%ほど誤判定(AIを使っていないのに、使っていると判定される)の可能性があるというけれど、実際の対応には使えるのかな、どうなのだろう。という感じ。恐らくは、システムでざっくり判定して、グレーなものは人が個別に精査するのだろうな。

さて、この願書にAI活用すべきでない論争。
恐らくはこれからの数年内で、大方の方向性が定まると思ってはいるのだけれど、どういう着地になるのか実に興味深い。

私個人の見方としては、AIのような便利なツールを抑止するというのはそう簡単なことではなく、AIを活用した上での評価にシフトしていくのではないかと考えている。

AIの使用が不正になるかどうか。それは試験のルールによるのだろうな。
「AIを使ってはいけない」と規定されている試験で、AIを使えばそれは不正だし、特に規定がなければ、活用していたとて咎める理由はない。

私が学生だった頃、大学の定期試験で「持ち込み可」という条件のついた試験がいくつかあった。それと似たようなものだと思う。持ち込み可であれば、どのような資料を活用しても構わないから、優れたアウトプットを出しなさいということである。自ずと、全受験生のアウトプットの質が底上げされるので、差別化して特に秀でたアウトプットをすることも難しくなる。

実際のビジネスなんかの場合は、アウトプットの方が重視されることが多いから、学校教育もそこを踏まえても良いような気がするけれど。まぁ、これはあくまでビジネス寄りの視点。

純粋な学問、研究、学力向上と言う点で言うならば、AIを使うことの是非について明確な答えが導き出されるようになるまでは、相当な時間がかかるのだろうな。

時代が大きく動く節目にいる感覚。ちょっとゾクゾクするよね。

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