見出し画像

おもしろそうかどうかで物事を決めるときの注意点。

先日参加した自己分析に関するセミナーでの出来事。
そのセミナーの中では、VIAというツールを用いて、人間の性格を24つの要素に分解し、どの要素が自分の中で強く発揮されているのかといったことを学んだ。(Strenght Finder的なやつをイメージしてもらえると分かりやすい)

性格の24の要素の中にユーモアというものがある。
参加者の中に、このユーモアという性格を強く持っている方がいた。その方は、物事を判断したり決断したりするときに「おもしろいかどうか」を大事にすることが多いと話していた。

何を隠そう、私もユーモアは強めの特徴だと診断されていた。(24項目中7位)

なので、その方のいう「おもしろいかどうか」という判断基準については共感するところがあった。


*******
就職活動の仕事選びの際に、最近では処遇や待遇、職場環境といった働きやすさが重要視されている傾向が強まっているが、仕事のおもしろさややりがいという点も比較的上位にある。

さて、この"おもしろさ"という言葉については、少しだけ取り扱いに注意が必要だと感じた。

というのも、おもしろいには様々な種類があるからだ。

例えば、知的好奇心が刺激されるようなおもしろさもあれば、教養が深まるような趣き深さもおもしろさと言えるし、純粋なエンターテインとしてのおもしろさもある。

仕事に置き換えると、わくわくするような刺激的な面白さがなかったとしても、スキルや経験が身に付くような知的な刺激が得られるおもしろさというのもあるだろうし、愉快な上司や同僚がいて楽しい職場であっても、逆に知的好奇心がほとんど刺激されないような仕事だってあり得る。

何をおもしろいと感じるかは人それぞれ好みは違うし、唯一解みたいなものはない。

ただ、自分が”おもしろい”と感じるコトの根源にはどんな要素がああるのかを理解しておくことは非常に重要であるし、おもしろいかどうかを判断軸にしている人は、自分の思考性にあったおもしろいが得られるかどうかを意識しておくことが重要なのだと思う。

単純に他の誰かが”おもしろい”と評価しているものであっても、自分にはまらないことがあるのは、好みの違いもあるだろうけれど、根本の思考性の違いだったりもする。


*******
前述の通り、私自身は重要な決断であっても、割と簡単に”おもしろそうかどうか”を判断基準にしてしまうことがある。そのこと自体で後悔をしたことはないけれど、判断の精度をより高めていくためには、おもしろいの中身を考えることも大事なのだろうな、と。

そんなことを感じた6月最後の日曜日でした。



サポートありがとうございます!小躍りしながらキャリア・コーチング関連書籍の購入費に充てさせていただきます。