見出し画像

そして1dayインターンシップ@東京を探してみる

今日は、東京の1dayインターンシップを探してみる。

リクナビさんで検索。

検索条件: 開催場所(東京) × 期間(1day) × 時期(11月)

→ 検索結果:247件(10月5日時点)
ちょっと多いな。

いくつかの条件を追加してみる。

追加条件:一人ひとりにフィードバックあり → 10件

追加条件:日程は応相談 → 52件

追加条件:報酬あり → 12件

追加条件:交通費あり → 55件

よし、交通費ありの55件を見てみよう。
「日程は応相談」でも件数はあまり変わらないけれど、人気企業のプログラムとかが結果に出てこない気もするので、除外。
#交通費ありも同じじゃないの?


結果は、、、ほとんど知らない会社!

しかしまぁ、この時期だし見識を拡げるというか、自分の知らないものを見て視野を広げておくというのはいいかもしれない。人気企業の1dayインターンに行ったところで、きっと参加学生が多すぎて、人事や社員と強いネットワークを作れるわけでもないし、インターンの参加濃度という点では、誰も知らないところに参加してみるのも悪くない。


というわけで、55社の中から気になったプログラムをご紹介。

ざっと見た感じ、IT・エンジニア系、インフラ・プラント系・商社などが目に留まる。あと「Excel講座」的なプログラムが3社もあったのに驚いた。

こういう各社の努力を見ていると、採用のコンサルティングを行っていた時のことを思い出す。

当時「採用力」という言葉を使っていたが、どうやって採用を成功させるかという課題に対し、集客(応募数)にフォーカスを充てたとき、下記のような要素に分解し、どこで勝負するかの戦略を考える。

採用戦略を考えるときの4つのポイント
・企業名(ブランド)
・ビジネス、仕事
・選考プロセス:
・人

例えば、
大企業であれば、
企業名を全面に打ち出してガーーーっと集めて、ザクーーーっと絞り込んで、最後は人の魅力でクロージングする。

名前は知られていないけれど、優良企業であれば、
ビジネスモデルや将来性、経営実績などを打ち出して手堅いファンを作り、
最後は人の魅力でクロージングする。
(30年連続増収増益 とか、成長率400%とか)

ベンチャー企業や、そこまで大きな実績のない企業であれば、
採用プロセスのユニークさをアピールして話題を作る。
そして、最後は人でクロージングする。

最後に、リソースやコストの観点から、
選考プロセスにパワーをかけられない企業の場合は、マスコットを用意する。大抵の場合はCEOだったりCTOになるが、そのカリスマを活用して、人を魅了する。そして最後も、カリスマがクロージングする。


このインターンシップ戦線で考えるならば、
Excel講座や就活アドバイスといったコンテンツを入れているのは、3つ目のプロセスで勝負しているのだろうと思う。


少し脱線してしまいました。
というわけで、インターンシッププログラム紹介はこちらから。


1社目:株式会社TOKYO BASE

〈1DAY〉コース別職種体験!!【商品企画・仕入/WEBマーケティング】
https://job.rikunabi.com/2023/company/r392120016/internship/

みんな大好きマーケティング。
職種で考えるならば、アパレルだろうと消費財だろうと、マーケティングの仕事というのは大きくは変わらない。ビジネス規模だったり、商品単価だったり、主要な購買層が変わるくらいだろうか。もちろん興味がない商材を売ることを考えるのは結構疲れるかもしれないが、担当している間に愛着がわくということは往々にある。

さて、このTOKYO BASEさんでは、
「仕入」「マーケ」の2つのプログラムがあるらしい。
ビジネスの上流から中流くらいまでを学べるのはよさそう。

アパレルに興味がない人も、商材が違えど、ビジネスの大枠は共通する点もあるので、参考にはなる。



2社目:株式会社エスプールグループ

【新規事業開発インターンシップ】3つのインターンシップで事業開発の極意を伝授
https://job.rikunabi.com/2023/company/r802200090/internship/

人材サービスを提供する企業のインターンシップだったので、採用関連の事業開発ってどういうことだろう?と思って内容を読んでみたところ、特に採用ビジネスにフォーカスした内容ではなさそう。

しかし、この企業めちゃくちゃインターンシップにパワーをかけてますね。
1回あたり50名が参加するプログラムを複数回実施して、年間1,700名が参加すると。(その数34回)月に3回のペースでプログラムを回し続けるというのは、相当です。(実際にはインターン時期は夏、秋、冬に絞られると思うので、もう少し頻度は高そう)

さらに、1次インターンシップから3次まであり、3次は 3泊4日の泊りがけとな。アツー。

そういう企業文化との好みや相性の差は人によって大きく分かれそうだけれど、興味本位で参加してみるのもよいかも。



3社目:日本貨物鉄道株式会社

国内唯一の「鉄道貨物輸送」の使命と進化を体感するインターンシップ!
https://job.rikunabi.com/2023/company/r752800027/internship/

日本貨物鉄道と聞いても、ピンとはきませんがJR貨物さんです。

インターンシップのプログラムでは、
体感ゲーム形式で、業界やビジネス理解を深め、列車ダイヤを作成するワークがあるそう。

ちなみに日本(特に都市部)の電車のダイヤ作成は、いまだに人が手作業で行っており、機械AI化するには、まだ相当の時間と技術的な進歩が必要なようです。

日本国内の物流は、約50%が自動車、約40%が内航海運、そして鉄道は5%ほどでずっと横ばいです。意外と鉄道が少ないのだと驚きました。
(参考:国土交通省 我が国の物流を取り巻く現状

そんな鉄道貨物輸送というニッチな世界を覗いてみるのも面白そう。
成長性を求めるビジネスとは違う、ビジネスの捉え方が見えてきそうな気がします。


4社目:タキヒヨー株式会社

2023卒業対象インターンシップ情報
https://job.rikunabi.com/2023/company/r235400063/internship/

タキヒヨーさん。
ちょっとゲシュタルト崩壊したらヒコロヒーさんに見えてきそう。
#この一文いる?

企業名は存じ上げませんでしたが、繊維商社さんです。

このプログラムが気になったのは下記の点です。

【繊維商社の「ものづくり」に迫る】伝統の染色技法体験

なんとなく「伝統」とか書かれると気になってしまう。
あと、染め物は人生のどこかで体験してみたい。

インターンシップとしての経験というより、もはや人生経験レベルで興味を持ってしまいました。



*******
さて、本日は4社のプログラムをご紹介しました。

ニッチな企業や産業ばかり取り上げすぎじゃないか?という声が聞こえている気がしますが、そこには3つの理由があります。

一つ目は、
有名企業の情報は誰かが紹介しなくたって、就活生は自分でチェックしてるはずだと思い込んでいる。SNSで探せば体験レポートとかすぐ出てきそうだから。

二つ目は、
大手企業や人気企業の1dayプログラムには、別に参加しなくてもよいと思っている。なぜなら、参加人数が多くて、濃度が薄かったり、本番の会社説明会で同じような話を聞くだろうと思っている。

三つ目は、
現在の自分の興味を持つポイントが、就活生とはズレてきているから。まぁ、社会人を15年以上も経験して、就活生と企業選びの感性がまったく同じだったら、それはそれでどうかと思うけれど。
ベンチャー、メガベンチャー(というか恐らく世界最大手)、内資・外資と様々な事業規模の会社で働いてみて、どこもそれぞれ面白かったし、大変なこともあったし、一概に企業やビジネスの規模だけでは測れない。
新卒の就職活動においては、むしろ自分に合った環境を見つける(判断する)ために、見識を拡げて、たくさんの情報を持っていることの方が重要だと考えている。


というわけで、ニッチなインターン情報をご紹介してみました。

日ごろ、キャリア相談や壁打ち、メンタリングなどを行っております。
インターンシップ、就職、転職、自分探しなどで、第3者に意見を聞いてみたいという方、お気軽にご相談くださいませ。
#初回は無料です





サポートありがとうございます!小躍りしながらキャリア・コーチング関連書籍の購入費に充てさせていただきます。