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日本の『申請主義』が、ダイバーシティの邪魔をする。

 LGBT法?

⭐⭐⭐

 10年前に障害者差別解消法が出来て、施行から7年。
7年も経つのに『合理的配慮』は、まだイマイチ。

 根本的な原因の一つに、障がいを持つ方に『合理的配慮』が必要な時、その障がいをカミングアウトし、申請しなければ『合理的配慮』を受けられない現実が有ります。
 申請→認定とまで行かずとも、医者の意見書など、何らかの証明を求められてしまうのです。
  車イス利用など 目に見えて明らかな身体的障がいならいざ知らず、外見で判りにくい知的や精神障がいには、なにがしかの『証明』が要る現状なんですね。
 本来『合理的配慮』は、障がいの有る無しに関係なく行われなければならないのですが、障害者差別解消法に記載されているからか、まだ多くの方が『障害者』と認められていない人には、配慮や支援はしなくてよいと思っています。

  LGBT法も、結局名ばかりで、似たようなことになるのでは?
と。

 それこそ、 トランスジェンダーのカミングアウトは、障がい者のそれより困難でナーバスに思えます。

  『カミングアウトして、申請して、トランスジェンダーと認定されれば、差別なんてしませんよ』
となる可能性は高そうです。

好奇の目に晒されるのは、間違いありません。

 日本の行政は 『申請主義』

『申請主義』がダイバーシティの邪魔をする…
 きっと、この法のせいで『LGBT枠』、差別しないどころか別枠が出来上がります。

 悪意に使う輩も現れそうです。

 LGBTをカミングアウトしたくない、出来ない環境、特にトランスジェンダーには、重たいルールになりそうですね。
 自ら公に認めて欲しいと願う『同性婚』すら、まだまだやのに。

   心の問題と身体の問題、乱暴に一緒クタンにしてしまうと、きっとそのうち、ほつれがみえてくるでしょう。

  もし銭湯に、
「アタシ、トランスジェンダーですねん」
って人、入ってきたら、ガッツリ見てまいそうやわ…
(アンミカさん風に)

注…本物のアンミカさんは、ゼッタイこんなこと言いません。

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