雨の日に思い出したこと
その方と直接会ったのはあの1回きり。
彼女は「予約の取れないアストロロジャー」、つまり占いをなりわいとする方だった。彼女が定期的に発信して郵送されるレターを購入し、その購入から一定期間が経過すると直接会ってセッションを受ける権利が得られるという仕組みになっていた。
その時の私は、職場関係でとても行き詰った気持ちになっており、また小学生と中学生である子どもたちの将来についても漠然とした不安感を抱えていた。それでセッションを申込み、受付完了のご連絡をいただいて都内某所で彼女と会