加藤ミサ| Kato Misa

美容家SE。企業勤めでプリセールスエンジニアをしながらストックイラスト制作したりビュー…

加藤ミサ| Kato Misa

美容家SE。企業勤めでプリセールスエンジニアをしながらストックイラスト制作したりビューティコーチをしています。noteでは考察エッセイやITコラムを公開中。

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成功事例はどうすれば作れるか

「貧乏学生が有名漫画家として成功するまで」とか「専業主婦が○○で大成功!ひとりおうち起業した」などなど。読めば読むほど「私もできるかもしれない」という何の根拠もない勇気と希望がメラメラと湧いてくる、あの不思議な感覚は個人的には大好きです。 さて。ではどうしたら成功できるんでしょう。 今回はそんなお話。 最初にお断りしておきますが、私は成功の手順を知っているわけではありません。というか、成功の法則は存在しないと思っているタイプです。それでもこの記事を書いたのには、理由があり

    • 夢追う学生と、縫う私。

      「ちょっと見てよ、MVできてん」 「お!ええなー、、、でもちょっと待ってくれよ?  今かき氷作ってっから。ゆっくり見たい」 とある大学生が、店主のにいちゃんに自作のミュージックビデオについて語りはじめた。カウンターで水を飲みながら、私は息子のマスクを縫っている。 今日は月に一度の工作日。店主のにいちゃんはお店をお休みにしている代わりに工具を貸し出してくれる。材木もいろんな形のものがあって、自由に使っていいことになっている。知り合いの人から廃材を譲り受けているらしい。 工

      • 絵本のある暮らし「りんごの皮を剥いた日」

        「痛い!!ママ!!!!」 ちょっと目を離した隙に、小2の息子がこちらを向いて指を押さえていた。 「どうしたの?」 「包丁で!包丁で!」 「切ったん?」 「血が!出てるの!!!」 指の隙間からサラサラとした赤い血液がじわっと滲み始めていた。 「OK。Nちゃん、絆創膏お願い!!」 「わかった!!」 まだ食事中だった5歳の娘は、機敏に立ち上がり取りに行った。わたしは不安気な息子の手を覗いてみると、指先に一筋の線がある。綺麗に切れている。 皮膚で蓋をするようにして、近くに

        • 【考察】上を見上げる、という姿勢から得られる意外な効果

          「髪の毛を洗う時、上を向いて洗うといい」 という話がある。重力は下に行く。だから毎日髪を洗うとき、下を向いて洗っていたら頬の肉も下に垂れ下がるから上を向いて洗いましょう、というよくあるお話をご存知だろうか。こんな風に、美容の世界では「皮膚のたるみを予防する」という観点で上を向くという行為について話されることがある。 ところがどうでしょう。キンコン西野です、という自己紹介から始まるお馴染みの西野さんの、とあるyoutubeで空間演出にまつわる話があった。その中でおっしゃる中

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          【ITコラム】AIの発展と、便利さの裏にあるもの

          先日のnoteでも話題に上げた通り、ChatGPTが新たな進化を遂げた。 インプットデータがテキストの枠を越え、音声や画像データも取り込めるようになったのは記憶に新しい。 「AI セキュリティ」で検索すると、クラウドベースのセキュリティサービスを提供する企業のトップページにこんなことが書いてあった。 約6倍!ChatGPT が世に登場したのは 2022年11月頃らしいから、その後の半年ごろからの統計情報と考えても、6倍ってすごい数字な気がする(私調べ)。 そしてその後

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          【ITコラム】AIの発展と、便利さの裏にあるもの

          30年越しの?答え探し。

          昔から、何かを書くのが好きだった。 友達へのメールだったり、クローズドのブログだったり。父のデスクトップパソコンを借りて、色々な文章を書いていた。キーボードを使って言葉を表現する、ということが特に面白かったんだと思う。 中学生のころ、どれだけの人に見てもらえるか、というよりは、自分の中のことを吐き出すように書いていた。 思ったこと、感じたこと、 こうしてみたいなと思うこと。 他にもいろいろと書いていた気もするけれど、内容はよく覚えていない。そういえば高校生の頃、ブログ

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          【考察】仕事とキャリア、見えない不安は誰が生む?

          「ロールモデルがいないんです。」 働き始めて15年以上経つ。が、ここ数年になってから急に、この言葉から始まる相談が本当に増えてきた。 今回は、なんでこんなにみんな不安になるんやろう?という素朴な疑問からの考察です。 ロールモデルとは英語で「ロール」は役割、「モデル」は見本・お手本。目指したい姿を実際に体現している、お手本にしたい人。日本だとあんな風になりたいなっていう憧れの人、とも言える。 「ロールモデル」として誰かしらを自分自身の中に設定することで、「あんな風になる

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          【考察】仕事とキャリア、見えない不安は誰が生む?

          【期待大】ChatGPT-4o が遂にリリース!面白そうな活用事例から感じる時代の潮流

          OpenAIは2024年5月13日、従来の進化版であるAIモデル「ChatGPT-4o」を発表した。X(旧Twitter)の熱気もスゴイ! ということで、今回はIT企業に勤めるSE視点で、面白そうな活用事例をピックアップしつつ、感じるこれからの時代の潮流を個人的な主観を交えてご紹介します。

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          【期待大】ChatGPT-4o が遂にリリース!面白そうな活用事…

          【考察】理想の働き方と、これからのnoteで私が書いてみたいこと。

          1、2、3、4、、、29か。 noteの下書きに思いつくまま書いた途中で、結局そのまま放置していた記事が29件もあることに、久しぶりに数えて気づいた。 毎日投稿していた時期もあった。でもそのチャレンジを一旦辞めた後は少しご無沙汰している。ということで、皆様、お久しぶりでございます。 なんで29件も溜めてしまったのか。思い返せば理由は幾つかあるのだけれど、その多くは今後の私の将来像が、ぼんやりとしていたからかもしれない。 ブログにかくべきかnoteに書くか。そんなこと一

          【考察】理想の働き方と、これからのnoteで私が書いてみたいこと。

          テントウムシを、見つけた日。

          「はるみつけ」という宿題があるんだ、と2年生になった息子が言った。 「はるみっけ、じゃないん?」ときくと 「いや!ちゃうちゃう!はるみつけ!」と言う。 2年生になってからまだ間もないにもかかわらず、始業式から宿題はきっちりと課されている。初の土日に、絵日記のようなプリントが一枚渡されていた。それが「はるみつけ」なのだと言う。 「桜を書きたい」と言った。 いいよ、と言った。 「自転車で行きたい!」と言った。 いいよ、と言った。 今まではいつも付き添っていたけど、桜の木はす

          テントウムシを、見つけた日。

          名刺は「顔」になっているのか

          名刺は顔だとも言うけれど。 デジタルで連絡先と名前が交換できたらOKという、ある種流れ作業的な風潮も無きにしも非ずやなあ、とぼんやりと思ってみた。 個人事業主さんや企業トップの方のこだわりぬいたお名刺をSNS上でふと見かけると、ああ素敵!捨てられないかわいいかっこいいとう感情も感じはする。ただ、企業の内側で一社員として仕事をしていると、スキャニングして取り込まれるのはやっぱりデザインではなくデータなことも事実である。 とあるSNSで見かけたポストに「こんなに素敵なお名刺に

          名刺は「顔」になっているのか

          写真もアート、と呼ぶ理由が気になった

          「これから安達祐実ちゃんのアート展に行くの」と言う小田切ヒロさんのYouTubeをウットリ見ながら、そういえば安達祐実さんて絵も描いていらしたっけ?と、アート展というワードにハテナが浮かんだ。 ルンルンの小田切さんが現地について会場に入ると、そこにはたくさんの写真が程よい目線の高さに飾られている。展示コンセプトもあるようで、エピソードをご紹介しながら小田切さんはひたすらあなた可愛い!!ああああ可愛い!と終始頬を綻ばせながらコメントをしていらっしゃった。 写真は、、、アート

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          LINE隠れエフェクトから感じる変化…プレゼント文化の本質とは

          LINEの隠れエフェクトから「義理チョコ」がなくなった話、どれくらいの方がご存じだろうか。私は昨日くらいにラジオで知った。 そもそもラジオでは昨日今日と、バレンタインにちなんだチョコのエピソードが大いに盛り上がっていた。ああ、そうか。2月14日か。ワーママライフ真っ只中の私にとっては手前の連休がそれだったから、ピンと来るまでに少々時間はかかってしまった。 複数のDJさんが共通して驚いていた話題は「自分チョコ」であった。 自分チョコ。そんな呼び名は初耳だったが、自分へのご

          LINE隠れエフェクトから感じる変化…プレゼント文化の本質とは

          「体力」が全てを握る?!叶える力の鍛え方

          夢を叶えたい!と考えて、ほな体力鍛えよう、と思う人はどれくらいいるんだろうか。必要性はわかるけど、そもそもまずはどうやって夢を叶えるか、という手法を考える方が大多数ではなかろうか。 今日はたまたま目にしたR25シリーズの、堀江貴文さんのインタビュー動画がふと目に止まった。テーマは「体力と睡眠」にまつわる話。そういえば50代ってなったことのない世界(執筆時点で私は39歳)。50代でもプライベートにお仕事にフルスロットルな印象の彼が、どんなことを意識して日々取り組んでいるんだろ

          「体力」が全てを握る?!叶える力の鍛え方

          糸井重里さんの「今日のダーリン」に惹かれる理由は「今日しかないから」かもしれない

          全然気づいていなかった。久しぶりに今日のダーリンが読みたくなって、今日のダーリンを検索すると、確かに今日の日付なのよ。 な、、なんのことやら伝わりますでしょうか、、汗 意識せずにいつも読みたい時にふらっと読みに行くんですけれど、URLはずっと同じなんですよね。なのにGoogle検索窓から「今日のダーリン」を検索すると、SQLでいうところの sysdate関数にように「『今日』のダーリン」の記事が表示されるんです。 どんなブログの構成なんだろう。ちょっと気になって考えてみ

          糸井重里さんの「今日のダーリン」に惹かれる理由は「今日しかないから」かもしれない

          「キャリア」という言葉と本音

          良くも悪くも恵まれたIT企業に、私は社会人1年目から勤めている。最近、キャリアについて上司と面談するようなプログラムが生まれ、キャリア面談なるものも全社企画として実施されている。 でもどうにもモヤっとするんです。 キャリアキャリアって。 キャリアって、なんなん。 20代の中盤から後半にかけてだろうか。「5年後どうなりたいの?」「10年後どうなりたいの?」と評価のたびに問われていた時期がある。2010年前後かな。 当時の私は突っぱねていた。知らない!わからない!私は本当

          「キャリア」という言葉と本音