日本芸術高等学園の卒業式に行ってきました。

日本芸術高等学園の卒業式に行ってきました。

　今年度、僕は3年生の必修科目として「演劇表現」を担当してきました。
　つまり、3年生全員と向き合った、というわけです。

　前年度は2・3年生の選択科目だったので、演劇表現を学びたい、という意志を持った生徒たちに向けてかなり専門的なことまで叩き込んだのですが、今年度は必修。

　つまり、演劇表現に興味がない生徒とも向き合わなければならなかったのです。

　でも、みんながみんな自分の娘と同じ年齢。苦しんでいるであろうこと、認めてほしいと思っているであろうことなど、手に取るように理解できました。

　「愛媛県出身なので、地方を活性化させることができる仕事をしていきたい」と言っていた生徒がいました。しかし彼は、卓越した熱量を持ち、秀でた努力ができるため歌もダンスも演技も人並みはずれている人物でした。

　ですので、今日、彼に「世界を目指せ。ハリウッドで活躍できる役者になれ。そのために、大学に入ったら英語を頑張れ」と伝えました。

　本人やご両親は驚いた表情をしていましたが、僕には彼がブロードウェイや銀幕で躍動する未来が見えていたので真剣に努力を要請してみたわけです。

　わかりませんよ、本当はどうなるか、なんて。
　でも、34年間演劇プロデューサーをやってきた経験に基づく感触は嘘をつかないと思っています。

　他にも、なかなか話す機会がなくて思っていたことを言えなかった生徒たちにも、僕の感想を伝えました。

　たった一人の講師の助言が何の役に立つのかわかりませんが、言われないよりは言われたほうがマシかと思っています。響けば届くし、響かなければ即忘却、でいいと思います。

　頑張れ、日本芸術高等学園卒業生‼️
　活躍はネットで見守ってるからね‼️
　困ったことがあったら、今まではNGだったけど、卒業したら大丈夫。いつでもDMで連絡してきてね‼️

　卒業、おめでとう‼️羽ばたけ‼️