とらつばよき

以前も書きましたが、
日々の楽しみすぎることに朝ドラ「虎に翼」を見ることがあります。
良質のドラマを見ることの幸せよ・・・・・
良質のドラマを見るということは人間を見るということにつながります。
様々な人が織りなす物語が描かれているからドラマをはじめ芝居や映画が好きなんです。

「虎に翼」(以下とらつば)は良質も良質、今のところ超ド級のすごいドラマだと思います。
今のところ捨て回なし(あってはならないけれど実際あるよね、そういうの)どころか毎回、見応えがありすぎ。
いやぁ、困った困った(嬉しい悲鳴)

先週は、理不尽な理由で寅子の同士たちが受験できなかったり、試験に通らなかったりということがありました。
この週を見て「え、こんな信じられないこと今でもあるじゃん!」と思われた方も多かったのではないでしょうか。
ある大学の試験で女性受験生の点数が減点されていた事件です。

とらつばは、何も女性差別だけを描いているわけじゃないんですが、
ドラマを見ながら、今も昔と変わらず不当に差別を受けたり虐げられている人たちがいるという事に暗澹たる思いがします・・・。

あちこちのメディアでとらつばについて書かれていますが、
今回はこちらの記事をぜひ読んでいただきたく。
東京医大のことも冒頭に書かれています。

書かれたエディターさんが男性だったのも嬉しかったです。
男女じゃないんですよね。
弱き者、声をあげられない者、不当に虐げられている者がいない世の中にしたいというのは男女関係なくですよね。

女性差別に対して、女性だけが怒るのではなく、男性も一緒になって怒る。当然、その逆も然りです。あらゆる困っている属性のために、その他の属性の人々が立ち上がり声を上げる。そうやって、少しずつ、でも確実に、社会を今よりもっと良いものにしていきたい。

『虎に翼』は男性を悪者に描いているわけでも、男性を責めているわけでもない。男か女かで篩にかけられない社会にみんなでしませんか、という寅子の呼びかけに、あなたはどう応えるか。それを問うたドラマなのです。

横川良明

先週、視聴者の心を震わせた寅子の演説は力強く
「生い立ちや、信念や、格好で切り捨てられたりしない。男か女かでふるいにかけられない社会になることを、私は心から願います。いや、みんなでしませんか? しましょうよ! 」
と私(たち)視聴者にも訴えかけました。

私は背筋が伸びたと同時に、胸が苦しくもなりました。
まだそうなっていない現実に。
そして、私だってまだ偏見や差別をたくさん持っていることに。

誰かを悪者にして責めるとかではなく、自分がどうするかということを
あらためて思いながら
今日もとらつばを見たいと思います!(そして永久保存)

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赤裸々な告白とかではありません。

齢50を過ぎた女が自分の愚かさと間違いとまあいっかをつぶやく日記

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