何気ない一言に現れる「自分と相手を大切にする」こと(自戒をこめて)

最近の日々の楽しみのひとつは
NHKの朝ドラ「虎に翼」を見ることです!
朝ドラファンということでもないので、脚本家や題材が気になったものだけ
見ますが、私にとっては大抵最初の週は「我慢回」みたいな感じなんですよね(すいません!必要なのはわかってます(;'∀'))
でも、とらつばは初回から夢中でした!

毎回毎回、見るたびにメモしたい!これについてブログ書きたい!って
なるくらいです。
今回の脚本家である吉田恵里香さんの台詞はとても繊細で、
私たちが普段なにげなーく無意識に使ってしまいがちな言葉に対して
ちゃんと「ハテ」「それってそうかな?」って気づかせてくれます。

そんな小さな言葉くらいと思われるかもしれないけれど、
いやいや、実はそういう何気ない一言にこそその人の考え方や観念って現れるものなんだよなぁって思わされるし、
だからこそ根っこにある自分の考え方・価値観・観念を洗いだしてちゃんと認識しなきゃって思います。

じゃないと、「表面上は自由・平等と言っても奥底では実は・・・」みたいになってしまいます。
そこが人権問題のやっかいなところですよね(苦笑&自戒)

と、あれこれ語りだすと長くなってしまう!(すでに長い)くらい本当に見どころ満載のドラマでございます。

さて。
昨日の回でいいなぁって思ったのは
花岡に寅子の兄と間違えられた雄三が
「自分はただの書生です」
と言ったのに対し、寅子が
「ただのじゃありません。家族ですよ」
と訂正するところ。
(すいません、会社で打ってるので台詞正確じゃないかもです。
でもニュアンスはこんな感じ)

「ただの」じゃない、大切な家族だという事ですが、
よくよく考えると、よく「ただの」とか「普通の」とかそういう謙遜した言い方、無意識にしがちでそれってよくないなぁって気づかされました。
(多分、普通のドラマはそこはサラ~と何気ない台詞として流すと思うんですよね)

細かい台詞にいちいち「自分を大切にすること」「相手を大切にすること」がこめられていて、そうでない言葉を発する時に寅子なり誰かが訂正入れるんですよね、この脚本は。
いつもハッとさせられます。

最後に
スタッフの方々の言葉を抜粋します(太文字は私が勝手にしました)
弱きものも、はじかれた人も、どのような境遇の人も、どんな人も、全ての人が、尊厳を失わず自分と相手を大事にしていくこと。
スタッフキャストみんながそんな風に思っているドラマなんだと思いました。

まずは吉田恵里香さん

『虎に翼』には、寅子をはじめ、家族や仲間たちにもさまざまな境遇があり、それぞれの思いを抱えています。見ている方たちが誰かしらに自分を当てはめて親近感を持ったり、逆に苦手に感じたり、感情を揺さぶられて、何か新たな気づきが生まれたりしたらいいな、と思っていますので、ぜひ楽しんでもらえたらいいなと思います。

NHK「虎に翼」

ドラマの紹介文

彼女とその仲間たちは、政治でも経済でも解決できない、追いつめられた人々の半径5メートルの世界を見つめ、その苦境から救うため情熱をもって向き合っていきます。

NHK「虎に翼」

制作の尾崎裕和さん

『虎に翼』は声のドラマです。法廷に響く荘厳な判決の声、仲間たちのはしゃいだ笑い声、そして弱きものたちの声なき声。数多の声が絡みぶつかり合いそこに物語が生まれます。

NHK「虎に翼」

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赤裸々な告白とかではありません。

齢50を過ぎた女が自分の愚かさと間違いとまあいっかをつぶやく日記

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