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大人になっての夢のはなし


約2年前。
私は保育園で6年間働いていました。


保育士として働く毎日は大変なこともありましたが
なによりも子どもたちの成長を感じられる毎日が楽しかったです。

保育士として働き始めて数年経った
ある日。 

子どもから
「せんせいの夢ってなに?」
と聞かれました

私は小さい頃から保育園の先生になることが夢だったので
大人になってから「夢」について考えたことがありませんでした。

だけどその時子どもに言われたひと言で

大人になってからも「夢」をもっていいんだなと

やりたいことに挑戦するのは早いも遅いもないと思いますし
一度きりの人生を大切にしたいなと。

その後、保育士を辞めましたが
保育士が嫌になったわけではありません

自分の力で新しいことをやってみたかったのです。

でも、現実はそう甘くはなくて
自分の未熟さも感じましたし、小麦も食べられなくなるし、失敗もたくさんしました。
だけど、それがあったから

次のお店は今よりもっと良くしようと思いますし
保育士の経験も活かしながら
食を通して子どもたちと関わりたいと思っています。

食べることは子どもにとって、
人間にとっても本当に大切なこと。

だから
食べることに悩んでいない子だけではなく
アレルギーがある子
感覚過敏で食べられないものがある子
偏食や食への強いこだわりをもつ子
様々なお子さんと一緒に

「食」を通して何かできればいいなと考えています。
その「何か」はずっと考えていることで、まだ見えない透明なもの。
だけど、子どもたちにしてあげられることはどこかにあると信じてじたばたしている店主をどうか
笑ってみていてください。

いつか理想を形にできるように
自信をもって自分のやっていることを話せる日が来ることが
今の私の夢です。






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