見出し画像

10月4日は「日本刀の日」

今日は10月4日。
とうしょう(刀匠)の語呂から「日本刀の日」と呼ばれているようです。

Xでも早速ハッシュタグが付けられて沢山投稿されていますが、なんとこの「日本刀の日」は、全日本刀匠会一般社団法人記念日協会という所に「10/4を日本刀の日にする」という記念日申請をして、正式に認定された記念日だそうです。

(画像出典:全日本刀匠会 お知らせ 日本刀の日制定

早速記念日協会のサイトも確認して見ると、ありました!

(画像出典:一般社団法人 日本記念日協会

【日本刀の日】
岡山県岡山市に本部を置き、伝統美術工芸品である日本刀の古来からの刀剣製作技術の研究開発及び新作刀剣の普及を目指す「全日本刀匠会」が制定。日本刀に対する正しい知識を広めるとともに、美術品としての美しさ、文化的な価値、継承していくべき技術の大切さを伝えるのが目的。日付は10と4で刀匠(とう=10・し=4・ょう)の語呂合わせから。
(引用元:一般社団法人 日本記念日協会


どんな日本刀も最初それを作った人がいて、その後それを今まで残してきた多くの人の手があったからこそ今に残っています。
戦で使われた物かもしれませんし、贈答用のものとして使われたり、お守り刀として健康や成長を願って渡された物かもしれません。
昔の刀がどのような理由で作られてどのような使われ方をしたかは時代時代によっても異なり、今となっては分からないことも多いですが、少なくとも現代作られた刀は注文主であればはっきりと分かります。

例えば手元にあるこの短刀は娘誕生の際に私が金田國真刀匠にお願いして製作頂いた御守短刀です。

健やかな成長と、自分の中に強い芯を持ち人を気遣えるような優しい心を持ってほしいと願いを込めています。
日本刀は美術品ですが、刃物なので当然危険な物でもあるわけです。
刃を人に向ければ向けられた人は当然恐怖を感じます。

ネットが発達して共通の趣味を持つ多くの人とも交流が簡単に出来るようになりました。
ネットの中には攻撃性の高い人もいて、顔も知らない、会ったことも無い人から誹謗中傷を受ける経験をされた方も多い事と思います。

私は言葉もまた切れ味鋭い刃物であるように感じます。
そして愛刀家の中にも残念ながら年齢や性別関係なく誹謗中傷する人はいます。
日本刀は確かに美しい物ですが、自分を着飾る宝石ではないのです。
所持するにあたり、自分の感情をコントロール出来ずに誰かを攻撃せずにはいられないような人が持つべきものではないと思うのです。(あとは鬱などで自分自身を攻撃してしまう人も)

直刃のように自分の中に強い芯を持って自分の感情をコントロールする、そうした事も御守短刀を通して娘には伝えていきたいと思っています。

「日本刀の日」という事で、久々に御守短刀に思いを馳せてみました。



今回も読んで下さりありがとうございました!
面白かった方はいいねを押して頂けると嬉しいです^^
記事更新の励みになります。
それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?