本多劇場Distanceの阿澄佳奈さんが すごすぎた話

下北沢の本多劇場の、劇場公演と配信を同時に行う企画、『Distance』を観劇しました。演目は お芝居だけでなく漫談や落語などもあります。
http://distance.mystrikingly.com
私が観劇したのは8月9日(日)13時の回、『リリアン』という川尻恵太さん脚本の朗読劇で、出演は阿澄佳奈さん、藤原祐規さん、吉岡茉祐さんの3名。
かねてより阿澄佳奈さんのファンで、去年から吉岡茉祐さんも ちょっと追っているので、行くっきゃない!って感じでした。

幕が開いて、お三方が舞台袖から出てきて、朗読する席に着いたとき、「今日の阿澄さんは とても きれいだな」と思いました。すごく美しい。
でも、このときはまだ、他を見る余裕があったんですよ。藤原祐規さんの衣装が、胸元からベルトまでザックリはだけているように見えてドキドキしちゃったりとか、吉岡茉祐さんの髪型、そうきたか〜、とか感じたことを覚えています。

朗読が始まって、演者さんは みんな自分が話していないときは顔を上げていたんですが、阿澄さんの表情なのか雰囲気なのか、ものすごく“良く”感じられて、目が離せなくなりました。いくら考えてもピッタリな表現が思いつかないんですが、とにかく めちゃくちゃに良くて、一瞬でも見落としたくなかったんです。

舞台演劇で そこまで1人だけを見続けることを私は あまりしないんですが、ずっと阿澄さんは主役向きの役者であると思っていたことを思い出しました。
初めて阿澄さんを知ったのはアニメで、そのときも「主役向きの役者だな〜」と感じていましたが、ラジオを聴くと おもしろいし、いろんな役を個性的に演じられるしで、すっかり忘れていました。
阿澄さんの最大のパフォーマンスは、主役で発揮されるんですよ。あの声、あの表情、あの雰囲気、それらが組み合わさった、あの芝居!舞台の真ん中に立った阿澄佳奈は、本当に すごかったです。

序盤から そんな具合に感動していたので、物語のクライマックスでは、脳が とろけそうでした。
「自分が泣いていることもわからないひと」が泣いている芝居からガン泣きまで本当に最高で、特にガン泣きは、みんなが死ぬほど好きなやつ!!

そんなパフォーマンスを3列目の中央という超良席で観られたのは大変な幸運で、何物かに感謝することしきりです。当面、ガチャはダメでしょうね。
ただ、このステージはアーカイブ配信などの予定がなく、二度と見られないため、劇場や生配信で観られなかったひとには伝わらないことが残念でなりません。いままで阿澄佳奈さんを追っかけてきた私が、最高のパフォーマンスだと感じたんですよ。これから阿澄佳奈ファンになるひとには もちろん、阿澄佳奈ファンだったけど何らかの事情で配信も見られなかったひとにも全員に見てもらいたいのに!

前向きな結びにしたいと思うので、私のたった二つの願いは以下のとおりです。
① 今回の朗読劇のアーカイブを販売してほしいです。お願いします!
② もっと阿澄佳奈さんの主演作品を見たい!見たい!!
(この文章はLISPのCDを聴きながら書きました)

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