映画『パラサイト』を観て、昔すきだった女の子を思い出した話

まず、これは“映画パラサイトの感想”ではなく、“パラサイトという映画を観た振動で呼び起こされた私の過去の思い出”の話です。

6月のことなんで1ヶ月くらい前の話なんですが、タイミングが合わなくて観れていなかったアカデミー賞受賞作、映画『パラサイト』を映画館で観てきました。ちなみに その上映回の入場は2人でした。
韓国映画を これまで あまり観てこなかったんですが、思っていたほど社会風刺的ではなく、意外とコミカルというか、シリアス一辺倒ではないキャッチーさ、エンタメっぽさを感じました。ただ、こういった題材の映画に対して、韓国国内の評判は あまりツイッターでは流れてこなかったので、それは気になりました。こんど調べてみようと思います。
あと、題材的に『万引き家族』が引き合いに出されるようなんですが、私としては中島哲也監督作品、『渇き』とかのほうに似た匂いを感じました。個人差は、あると思います。

それで、この映画に出てくる主人公一家の妹が、ちょっと好みのタイプで、ずっと いいな〜と思いながら観ていて、不意に、昔すきだった女の子に似ているな、と思ったんですね。
韓国の女優さんで、わりと凹凸の少ない顔立ちなんで、ちょっと日本の女性にもいる感じで。といっても顔つきが ものすごく似ているというわけではなくて、まとっている雰囲気というか、何を考えているのか全部は わからない感じと、したたかなところが、似ていて。

禁煙のネットカフェでタバコを吸いながら偽造書類を作るところでグッときて、大雨の日に逆流するトイレのフタに しゃがんでタバコを吸うところで「良い様子だな」と引き込まれましたね。ほんと、おれはハードラックで したたかな女性が好き。カウボーイ・ビバップのフェイとか。

それで、そんなきっかけで もう15年くらいも前のことを思い起こしてしまい、もう、まいったな、という感じ。未練を引きずる自分がイヤで、フラれた直後に連絡先もメールも写真も ぜんぶ、消したのに。それに、ハードラックな女性ではなかった。

いま、この胸にある感情のようなものが未練なのか何なのか、さっぱり わからないけども、たとえ未練だとしても、もう37年近く生きているわけで、何らかの糧にできる気がして、文章にしてみました。ツイッターでは気恥ずかしいので、noteで。

以来、ちょいちょい そのころのことを思い出して、いまさら相談してみたりしています。それで何が どうなるわけでは決してないのだけれども、新しい“何か”を つかめたりしたら、めっけもんじゃないですか。

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