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虚無僧寺を訪ねる★青梅鈴法寺 前編👣

青梅線、小作駅下車。


まずは、鈴法寺に祀られていた薬師如来像や掲げられていた扁額が保存されている、東禅寺に向かう。


と、その前にお腹がすいてしまい駅前のマックへ。笑

店内から小作駅を眺める。




駅から徒歩20分ほどで東禅寺に着く。

 門
六地蔵。


中に入ると、


ニコニコした布袋さん。

布袋尊
唐代に実在した禅僧です。
弥勒菩薩の化身といわれ、常に笑顔を絶やさず、世の中の清濁を大きな腹にしまい、ものごとにこだわらない。おおらかな人物で、いつも財産の全てを大きな袋につめて、信仰心篤い人びとに分け与えたと言われています。

ほ、布袋さん、すごい!

世の中の良いことも悪いことも、布袋さんのお腹に入っていたのね!知らなかった!


戦没者慰霊之碑


可愛い地蔵たちと祠。
シャリンバイ🌸


さらに、門のような所をくぐると…


禅寺らしい整然としたお庭。


正面に見えるこの東禅寺の三角が3つの家紋。どこかで見覚えがあると思ったら、こちらの「職人風俗絵巻」に描かれた虚無僧の着物の家紋と同じです。(真ん中の左側)
ただの偶然かと思いますが、ハッとしますね。

因に、この家紋は北条鱗と言われる家紋だそうです。

鱗紋は三角形を基本とした文様。三角形が連なった形が蛇や竜のうろこの様に見えることから『鱗』と呼ばれるようになった。古代から世界各地に見られ、日本では古墳の壁画などでもみることができる。魔除けの力があると信じられ信仰的な意義により家紋となった。北条家の家紋として有名。

家紋のいろはより



本堂の中に、鈴法寺にあった扁額が飾られています。

鈴法寺の扁額


「武叢禅林」

長さ六尺、巾三尺六寸

鈴法寺二十八世住職、竹渓嘯虎が書いたとされています。青梅市霞の師岡の妙光院に残っていたが、この東禅寺に移したとのこと。


東禅寺の敷地内にある「鈴法庵」という建物の中に、鈴法寺に祀られていた薬師如来像が祀られてあるそうなので、次回、また愛好会の皆さんと巡礼に来た時にお願いして拝覧させて頂こうかと計画中です。


東禅寺のHPはこちら↓


鈴法寺巡り前編は、ひとまずここで終わり。


後編に続きます♪



続きはこちら↓


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