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ゲームのアイデア【創作者の勢力争い】その3

これまでの記事はこちら。



 今回は、細かいルールのアイデアを備忘録代わりに記しておく。

 テーブルトークRPGの汎用システムを使うと言ったが、内容は各勢力に分かれての対戦型ゲームでももよいかも知れない。

 どちらの場合でも使えるルールを、仮の段階だが書いておこうと思う。

《エンパワーメント》

《エンパワーメント》は、その影響力に応じて、ポジティブな影響(これこそがエンパワーメントである)だけでなく、ネガティブな影響も与える。

汎用システムのルールに従って、10面ダイスを2個(2d10)振って、最高値が100%、最低値が0%の値が出るようにする。

創作スキルでダイスロールをし、スキル値より出目が低ければ、ネガティブな影響は無いか、あっても微細なレベルである。

出目が高ければロールに失敗であり、何かしらのネガティブな影響を問題視される。《エンパワーメント》は、ここで逃げを打つことは許されない。

次の中から行動を選択する。

1 ネガティブな影響を受けたファンに、止めるよう依頼する。
2 ネガティブな影響を抑えるような要素を作品自体に付け加える。

もしも2の選択を取るなら、さらに創作スキルでダイスロールをする。成功すれば、それは作品の質をより高める。失敗すれば、以前からのファンはその修正を不満に思う。

もしも確実に悪影響を与えたとは言い切れない段階で、そのような懸念を表明されたなら《エンパワーメント》は相手に、科学的根拠や統計的有意性を示すことを要求できる。(しなくてもよい)

《芸術文学》

ポジティブな影響とネガティブな影響についてのルールは、《エンパワーメント》と同じである。

しかし、確実に悪影響を与えたとは言い切れない段階で、悪影響を与えるだろうと言われた場合でも、《芸術文学》は相手に、科学的根拠や統計的有意性を示すことを要求することはできない。

代わりに作品の意図、狙い、制作の動機などを語り、相手を説得することができる。

意図の表明スキルでダイスロールをする。成功なら相手を説得できる。失敗なら、作品自体に不信感を抱かれたままとなる。

意図の表明スキルは《エンパワーメント》も使えるが、《芸術文学》のほうがこのような場合にはより高い権威性を持つため、《芸術文学》の意図の表明スキルには、プラス20%のボーナスがある。

《快楽の園》

いかなるフィクションによる悪影響も、受け手の責任にすることができる。このスキルの発動には、ダイスロールによる成否判定を必要としない。


と、今回はここまでにします。

ここまで読んでくださってありがとうございました。また次回の記事もよろしくお願いします。

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