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【第8話】真実



(見なかったことにしよう。見なかったことにしよう。ベットに戻ろう)


(んんん…だからいつも残業がないのか。
いや。あの外車のローンは?よく審査通ったな。
(失礼))
  

 
【ガチャ】
 


 
かず『あれ?かすみちゃん、帰ってきてたの?
俺、ちょっとコンビニへ行ってたんだ。』
 
 
 
寝ていたふりをする私。
 

 
 
私『あっ、かずくん…ちょっと体調が悪くて。』
 
 

かず『大丈夫?病院へ行く?』
 
 
 
私『大丈夫!薬飲んだし、少し横になるね。』
 
 
 
 
(ど、どうしよ。いや、結婚したいと思ってるなら、きちんと聞くべきだ。)
  
 

私『あのね、私、そこに置いてある封筒見ちゃった。
かずくんって、派遣なんだね。正規雇用かと思ってた。。。』
 
 
 


 
かず『…』
 
 




 



かず『うん!そうだよ!ずっと派遣だよ!
俺、かすみちゃんに正規雇用だなんて言ったっけ?』
 
 
 
 
 

  
  
 
 
(ひぇーーーー。開き直ってるの?それとも素?)
 
 
 

私『言ってないけど、あんな高級そうな外車に乗ってるし…』
 
 


  
そうなのだ。デート代もいつも彼持ち。
私はお金に余裕がある男だと思っていたのだ。
 
  


 
かず『でも、働きを認められると正規雇用の試験を受けないか?って声をかけられるんだよ。チャンスがあるんだ!』
 
 

 
私『今まで声かけられたことあるの?』
 
 




 
かず『ないよ』
 
 

 
 


(ひえーーーーー。7年も働いていて1回もないのかよ!
それ見込みないじゃん!)
 
 



かず『俺、かすみちゃんと結婚したいから
安定した生活を送れるように頑張るね!
あっ、給料明細、中身みていいよ!
結構もらってるよ!』
 

 
私『えっ!いいの??』
 
 
 
 
  
【ガーーーーーン】
 
 

私の給料の3分の2にも満たない。
私だって、そんなにお給料多くないのに…

 
 

かず『かすみちゃん!俺、夕食作るね!ゆっくりしててね!』
 


そう、かずくんは芸能人並みに
とてもかっこ良くて
とても優しいのだ。


7年も派遣で同じ会社で働けるなんてある意味根性があるのかもしれない。 ←(頭おかしくなってる私)
応援しつつ見守ろう!
 
 
 
私『ち、ちなみに貯金は……?』
 
 
 
 



次回【第9話】貯金額を聞き出す&かず母に会う




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今日も雪がたくさん降りましたね!
滑らないで歩けたでしょうか?


 
私はスパイファミリーを観に行きました。
アーニャ可愛いですねぇ❤️
 


癒されました💕

  
 
あとは、ゆっくりしたいと思います☕
今日は早めの時間の更新とさせていただきました。

 



 

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