信用を得るということ。
これは難しいし、簡単ではないです。
私は人からはしょっちょう裏切られるし、知らぬうち不義理をして信用を失っているかもしれない。
その中でも、私が仕事をする上での信条は「院内で味方をつくる」こと。これが長く勤めていく中でとても大事だと思っています。
病院に務めていると、院内院外含めて様々な人間関係が構築されるので、話題はバラエティに富んでいます。
味方をつくるために私が決めていることが一つあります。それは、私を見込んで頼んできた私的な相談は100%請け負うことです。
例えば、
「家族が〇〇で困っていて、良い先生知らない?」
「〇〇先生にこれ渡してくれない?」
「〇〇病院の情報ある?」
「この〇〇に関する情報教えて」
など、です。
勿論、損することもありますよ。100%受けると言っても、組織上私が請け負えない相談もあります。でも、私が出来る!と思った相談は100%受けています。はい、100%です。請け負った相談に満点の回答が用意できなくても、必ず請け負い、うまくいかなくても代替案を出します。ここでのポイントは請け負うのは私的な相談であるということ。
私は医師ではありませんので、医療行為は出来ません。看護師でもないので看護師業務もしません。病院という組織は多職種で成り立っているので、いろんな職員が日々いろんなことに困っているんです。職域の違いが知識の隔たりを生んでいるのです。
だから私は何でも屋さんになろうと決めたのです。
そうなると、あの人に頼めば答えを用意してくれる!と思われて、たくさん頼られます。頼られ過ぎても疲れるのですが。
私は頼られる度に徳を積むのです。
人に貸しを作るのです。
貸しを作ると、今度は私のお願いを聞いてくれます。先生方も看護師さんもです。真っ当な人格の方なら、貸しを作ったら、貸しを返してくれます。
(中にはお願いを聞いてくれない人もいますが、きっとその方は私に対してバツが悪いと思っているはず。そうなると私が優位に立てます)
仕事は感情です。仕事には結果が出ないことはたくさんあります。依頼する側、請け負う側、病院内にはその攻防戦が毎日あります。その請け負う側に立った時に、「最善を尽くしてあげる」という姿勢が、信用を得ることなんだと思います。感情を尊重してあげると、人は笑顔になってくれたり、安心感に浸れます。仕事は、困りごとの連続ですよね。人は持ちつ持たれつ、悩みを聞いてあげるのです。聞いてあげるとスッキリしてくれます。仕事でもまず職員の皆さんに寄り添ってあげることがすごく大事ですよね。
信用を得られると仕事が驚くほど円滑になります。ただし、信用を得るには粘り強い積み重ねが大事です。長い時間が必要です。
今年作った貸しは、
「学会発表してくれない?」→はい!
「子どものことなんだけど…」→はい!
「親の病院のことで…」→はい!
「友人から病院の手続きのことで…」→はい!
「院長にこれ聞いてほしいんだけど…」→はい!
「開業するのに患者集めたいのだけど…」→はい!
「〇〇病院に受診させたいんだけど…」→はい!
あとは、私的な相談も多々。これは書けないから割愛しますが本当にたいした内容じゃありません。でもどからこそ、きちんと対応します。私も通常業務があるのでタイムパフォーマンス考えてスマートに行いますよ。そして相談には即レスです。これまでに培った知識や技術や人間関係があるので、意外と簡単に解決できることも多いです。
明日も頑張ります。
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