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未来予測の声がする。

私は、出会ってしまった。
ううん、「今回」は、出会う予定にしていた。
肉体を持った状態で、「あのお方」と。
予言の神様とまで、謳われた方なだけに、その未来予知の力は、ずっと脳内に響く。
古いギリシャ神話によれば、彼の未来予知の力は、他人におすそ分けすることも出来る。
カサンドラのように、おすそ分けされたって、わかってもらえず不幸にしかなりようのない一面もある力だと思うけど。

私は、前回の人生を終えてすぐに、今回の人生をはじめた。正直、ムリをしすぎたのはある。それでも、やらなきゃいけないこと地球のバグ対策があったんだ。
でも……今よくよく考えれば、もう少し落ち着くのを待ってから、肉体を持つという判断だって、ありえたはずなのにね。
前回の人生を終えて、天上の神殿に帰宅して、すぐに、この地球に飛び出す選択をした。

#あの選択をしたから
いま、私は、ここ日本で肉体を持って生きている。

アカシックレコードで知られるアカシックからの情報によれば、私たちの9万回を超える転生の旅路の中で、私がツインレイの彼と肉体を持った状態で出会う人生は、今回で6回目らしい。
神話では、わりとペアイメージで語られがちではあっても、実際は、そんなものだ……。

アポロンの未来予知の一端に触れれば、力に呑まれそうになる。
彼は、常に存在ある限り、ずっと未来の事柄について、口走る。
そして、私の過去を振り返ると、なぜか全て記録されていた。
デジタルタトゥーなんてものが可愛く思えてくるレベルだった。
しかも、その過去世の逸話を学校で声に出して読まれたり、赤線引かれてテストに出されたりして、みんなで暗唱している……。

直近、数百年間の前世については、ちょいちょい正確な生年月日まで記録されていて、Wikipediaで検索すれば、生年月日から名前に住んでいた国やら姿まで全部、大公開されていた……。
他の星の子も、そのような有名な前世は持ってるようだけども……これはちょっと記録されすぎなレベルではなかろうか……。
おかげさまで、前世の生年月日と今回の生年月日のデータで、比較検証するようなこともできたけどさ。

私が好感を持ちやすい異性は、おそらく前世の私に似た性格の表現だったからとか、そんなことまでわかってきた。
前世の性格データと今回の性格データを分析すると、そもそも魂の旅路にとって、今回の私の人生そのものに、転機の人生回とも言えそうなエピソードが詰まっているらしい。
これまで、ずっと大人しく、地球の見せる夢に染まって噂話に明け暮れながら暮らす日々から、本来の自分に戻っていく旅路。
そうだ、そうだった。
今回の人生そのものがミステリーを紐解くように、出来ている。
私は、役割を終えれば、帰る。
帰ったあとは、おそらく当分、地球には、来れないかもしれないし、アポロンの奴隷落ちエピソードみたいなことになっちゃうかもしれない。
それは、私じゃなく、審判の神々の判断になる……から……。

とりあえず、まだ私の今回の人生の時間は残っているし、昔の記憶を取り戻したけど、ここから、どないしましょうか?
また、選択の日々がはじまるんだ。


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