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仮払判決後に会社がやらかしてきたこととは

さて仮処分審の続きです。

審議に5ヶ月もかかってようやく仮処分審の判決が出ましたが、
それで事は収まりませんでした。

あの常識外れの会社が、大人しく給料を払うとはとても思えません。
なにせ毎年犯罪で世間を賑わしている〇〇堂のグループ会社ですから。

そんな私の期待(?)を裏切らないのが奴らなのです。
会社はなんと、独自の屁理屈を捏ねて裁判所の判決に素直に従わないという暴挙に出ました。



判決に従わない会社

判決が出てもなかなか支払いをしてこない、、、
こちらは毎日気がかりで神経がもちません。

判決が初月に出たため、当月は前月分と合わせて2ヶ月分の給料の支払いが命じられていました(以降は毎月1ヶ月分の給料の支払いを命じられています)。
弁護士から問い合わせても「支払う」との返答があるだけ、ハラハラいらいらしながら待ち、判決から3週間も経った頃にようやく給料らしき入金がありましたが、その額は給料1ヶ月分にも満たない額でした!

弁護士経由で減額の理由を聞いても、「源泉徴収だ」との返答のみで説明がなく埒が開きません。
その後も弁護士にしつこく連絡を取ってもらった結果、向こうが判決を読み間違えていたことが判明。初月のみ2ヶ月分の給料の支払いを求められていたところ1ヶ月分で良いと思っていたようです(弁護士ついてるのにそんなことあるんですかね)。
しかし間違いがわかった後の支払いを受けても、1/3ほど、23万円強も足りません。

粘って聞いても、やはり「源泉徴収だ」との返答しか返ってこないのです。

そもそも判決文には、金額指定で「〇〇円払え」と書かれているのですから、ちゃんと全額支払ってもらいたいものです。

最大限譲歩して源泉徴収を了承したとしても、ひと月で12万円近くの源泉徴収とは、この安月給でいくらなんでもないでしょう。
これは後に裁判にまで発展し、向こうの主張でようやくわかったことですが、2ヶ月分の給料を一度(ひと月)で受け取ったことで、源泉徴収税額が多額で計算されていたものでした。

しかしこちらはこの時点ではそうとは知りません。
そしてこの23万円も支払われないまま、次の月からも毎月7万円近くの源泉徴収が続きます。。。
会社は私に家族がいることを当然知っているわけですが、わざと独り身として計算しているのです。そこまでやりますかね。。。まともな神経ではありません。もはや人ではないと思います。
「解雇した人間で社員じゃないから年末調整はしない。」と言いながら、「毎月の仮払いは給料として取扱い源泉徴収はする」と主張するのですから、もう『私がルールです』を地でいってますね。


会社の言い分が本当かどうかわからない

もちろん源泉徴収ということが本当であれば、後で確定申告をすれば戻って来るはずですが、それまで生活が持ち堪えられませんし、そもそも源泉徴収というのが会社の嘘であった場合が怖いのです。

もし嘘だった場合、そのお金は税金として国に納められていないことになりますから、後で自分で確定申告してもお金は戻ってきません。というか会社は年末調整しないと明言しておりますから源泉徴収票ももらえないでしょう。ではその時に未払い分を会社に請求して取り戻せるかと言えば、おそらく無視されるだけですし、もう判決の時効となってしまっているので差押えもできません。本訴訟で勝訴するまで回収することが困難となります。

仮払い判決の時効はたった2週間!

そうです。仮払い判決の命令が履行されなかった場合、たった2週間で時効となるのです!

(この時点で交渉に3ヶ月近く経っているので、最初の3ヶ月分の源泉徴収分は既に差押えできない状態となっているのです‼︎)

例えば毎月25日が給料日だとすれば、判決には「毎月25日限り〇〇円支払え」と記載されますが、25日に会社から給料が支払われず、催促してもそのまま支払われなかった場合、次月の9日には時効となり、それ以降は差押えができなくなって、任意で支払ってもらう以外回収する方法がなくなるのです。任意でなど絶対に払うわけがありません。

私には既に多額の借入がある状態ですから、毎月仮払から7万円も差し引かれたら破綻してしまいますし、上記のように会社が嘘をついている可能性が払拭できない以上、これ以上やりたい放題させるわけにはいきません。

ということで、やむなく『差押え』に踏み切ることにしました。
会社の信用に関わるのでやりたくなかったんですけどね。。。

強制執行(差押え)をやらされる

しかしこの差押えも、円滑に進んだわけではありませんでした。

最初の3ヶ月分はすでに時効となっています。
そこで4ヶ月目の分から差押えを実行しましたが、なんせ時効期限が2週間。。。
給料日に金額が足りないのを確認して、すぐに弁護士経由で督促してもらいます。相手方の弁護士から「確認します」との返答。。。3日経っても返答なし。
返答がないので、相手方に「差押えをします」と告知し、それから差押えの手続きに入るのですが、これが2週間以内で間に合わず、最初の差押えは空振りとなってしまいました。

阿呆ですかね私は。

ひねくれまくった会社相手に律儀に督促なんかして、、、

差押え通告してすぐに払ってくれれば事なきを得る、、そう思ってしまいました。

(弁護士さんはおそらく差押えに関して経験不足だったのかなと思います。それか差押えをしたくなかったか。私の知りたい情報が弁護士さんからなかなか出て来ず、この時は対応も後手後手でした。)


5ヶ月目。
事前に書類は全て弁護士さんに用意しておいていただき、日付と金額を記入して郵送すれば良いという状態にしておきます。
給料日に金額が足りないことを確認したらすぐに差押えの手続きをしていただきました。

はあ。。。
5ヶ月目にしてようやく差押えできたものの、過去分に関してはもう差押えできません。
7万円弱を、毎月毎月差押えしていくしかないのです。
こんな少額を毎月毎月、、、
そりゃ弁護士さんも嫌だよね。

とため息をついていたら、なんと、

会社が保全取消申立をしてきた

会社が差押えを嫌がり、一部「保全取消申立」をしてきたのです!
普通やりますかね??(^^;)

通常であれば、『判決後に生じた事情の変更』がない限り、保全取消申立は受理されないのですが、会社側は屁理屈をこねて申し立ててきたのです。
このようなケースがこれまでなかったのかどうかは知りませんが、この保全取消申立を受けて審議が行われることとなりました。
『判決後に生じた事情の変更』でもなんでもないと思うのですが、、、

国税局にも散々問い合わせをしましたが、「初めてのケースです」、「源泉徴収額に関しては会社側の誤解(ただの嫌がらせなんだけど)なので、説明してわかってもらうしかないです」、「こちらでは何もできません」などと言われるだけでした。
まったく、捻くれまくった会社です(会社というより会社の責任者がそういう人間なのですが)。


そうして、無駄な裁判に突入することとなり、差押えの実行は継続しつつ、同時進行で審議が行われることとなりました。
当然これに対応するために、本訴訟提起もペンディングです。



長くなるので今日はここまでにいたします。

次回は、差押えについて詳しく見ていきます。
その後で、保全取消申立の審議について語って参ります。
色々溜まっておりますが、ここからガンガン載せていきますのでお待ちいただければと思います。

ではでは。

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