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海外MBAまとめ

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海外MBAに関するnoteをまとめています。
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記事一覧

米国MBAを修了して

Google日本オフィスから米国本社に異動して現在6年目になりました。先日、働きながら米国の大学でMBAを無事修了したので、学校選びや仕事との両立、プログラムの感想などを書き残したいと思います。MBAを検討中の方などのご参考になれば幸いです。 TL;DR(要約)Googleの広告部門でGlobal Product Leadとしての勤務3年目に米国のパートタイムMBAに入学、フルタイムでの勤務と並行し、2年3ヶ月かけてUNC Kenan-Flagler Business Sc

MBA Term2の振り返り

あっという間に2024年も1/4が終わり気付けばMBA卒業まで8ヶ月となりました。Term2を振り返る暇もなく現在はTerm3の半ばの休暇でダブリンを訪れている中でこのnoteを書いています。今回もTerm1に引き続きTerm2を振り返り学生生活を記しておきたいと思います。 1)学習面について Term2はWinter Breakが終了し2024年1月から3月までのおよそ3ヶ月間でした。私の学校では15ヶ月のプログラムが4つのTermに分かれており、Term1とTerm2が

海外MBA生活②(Term2振り返り)

こんにちは。カープ男子です。Je suis un homme Carp. いつもありがとうございます。 欧州の暗い冬を乗り越え、無事?1~3月のTerm2を完走することができました。 備忘のため、そしてこれからMBA受験をご検討される皆様のため、Term1と同じくTerm2を①アカデミック、②ソーシャル、③就職活動、④プライベートの4軸で振り返ります! 0.総論 各論の前に総括すると引き続きMBAというかHECに来て良かったな~と感じるTerm2でした。注力すべき分野

海外MBA受験体験記(1.2万字超の奮闘記)

以前、数回に分けて海外MBA受験のTipsを記載しましたが、約1年半にわたる受験生活について、時系列で詳しく体験記をここに記載したいと思います。というのも、部屋の整理をしていた際に、受験時に毎日記載していた受験日記なるものを発見したため、少しでも還元したいと思った次第です。そしてちょうどこの4月下旬からMBA受験準備を開始したため、掲載する時期として最適であると判断しました。 このnoteでは、 ・受験戦略 ・具体的にいつ、何をしたか ・当時どのような精神状況だったか など

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合格体験記|Cambridge Judge Business School Full-time MBA

こんんちは。この度英国のCambridge Judge Business SchoolのFull-time MBAプログラムに合格致しましたので、合格体験をまとめたいと思います。 全体スケジュール上記が全体スケジュールとなります。 MBA受験を本格検討を始めておよそ1年間で何とか第一志望のスクールから合格を頂くことができまして、24年9月からの入学を予定しています。 プロフィール改めて、受験生プロフィールをご紹介します。 一般的なキラキラプロフィールからはかけ離れていると

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Oxford MBA 2学期(Hilary)の振り返り

あっという間に留学生活も半年が経ち、折り返し地点を迎えました。備忘録を兼ねて、この2学期(Hilary Term)の活動を振り返っていきます。 Impact LabImpact Labとは、Saïd Business Schoolの中にあるSkoll Centre for Social Entrepreneurshipが運営するインパクトリーダー育成のためのオックスフォードの学生向けプログラムです。 Impact Labは1学期(Michaelmas)と2学期(Hilar

Oxford MBA 1学期(Michaelmas)の振り返り

あっという間にオックスフォードでのMBAプログラムが始まってから4ヶ月が経ちました。このたび奨学金をいただいている財団向けに振り返りレポートを作成する機会があったため、少し修正を加えてこちらにも掲載します。 1. 生活について 4ヶ月オックスフォードで生活してみて、自分次第でいつでも刺激を得られる環境にあると感じています。63カ国から来た多様なバックグラウンドを持った338人のMBAクラスメイトとともに濃密なプログラムをビジネススクールで過ごすことはもちろんですが、やはり

仕事と2人の育児をしながらMBAに挑んだ感想をつらつら語る

前回の記事から2年経ち、仕事で新たに知り合う方に「noteを読みました」と言っていただけたりして、古い記事が読まれていることに焦ったため、久々に書いてます。雑記です。 今年の大きなアップデートは、IE Business SchoolのMBAを取得したことなので、それについて書こうと思います。MBAの体験は一人ひとり違うものなので、あくまで「この人はこうだったんだ」というN=1の感想として流し読みいただければ幸いです。 自分について 2021年2月、IE Business

【米国就職】就活に全てを捧げたMBA生活

背景: 最近MBA在学中の方から現地就職の相談を受けることが多いのですが、正直卒業して半年経つとあんなに苦労した就活の記憶も薄れてきています。。今更ですが覚えているうちに何かしらの形でまとめてみようと思い筆を執ることにしました。少しでもMBA→現地就職を目指す人の参考になれば幸いです。 自己紹介: 日本の大学を出た後、総合商社に入社。9年間で事業会社管理→トレーディング→米国駐在→新規事業開発等を経験しました(典型的なジェネラリストコースです)。幼少期に米国東海岸に住んでい

コロナ禍の旅行系スタートアップに何が起きていたのかをケーススタディ風に書き残しておこうと思う

少し前のことですが、2023年7月、ボーダー株式会社は、約1.2億円の資金調達を発表しました。 はじめに会社のことを紹介すると、ボーダー株式会社は、出張管理システム(BTM)という事業領域に属し、法人に対して出張の手配と管理を一体的に提供するサービスを展開しています。 https://border.co.jp/ 前回のラウンドは2020年1月でした。事業も順調に伸びており、調達も完了、ここから一気に伸ばすぞというタイミングで新型コロナウイルス感染拡大が始まりました。その後

ウォーレン・バフェットの投資手法は、結局何が凄いのか

コロンビア・ビジネススクール(Columbia Business School, 以下CBS)の代表的な卒業生として、最も名前が挙がるといっても過言ではない、投資家ウォーレン・バフェット(他にも著名なところでは、大手PEファンドKKRの創始者ヘンリー・クラビスなどもCBSの卒業生)。先日ツイートした下記のAdvanced Corporate Financeの一環でウォーレン・バフェット、及び彼が保有する投資会社バークシャー・ハサウェイの投資手法を詳細に分析したため、そちらを日

【まとめ】アメリカ大学院留学 1年間でできたこと/まだできていないこと

NIMOです。日本で経営コンサル業を経験したのち、アメリカの大学院(MBA)に2年間留学に来ています。(筆者の自己紹介記事はこちら) 留学に来て1年が経ち、今は1年生と2年生の間の夏休みにあたります。夏休みはスタートアップ企業でインターンの仕事をしたり、いろいろな都市を旅行したりして過ごしていますが、少し時間ができたので留学1年目でできたこと・まだできていないことを振り返ってみようと思います。費用対効果的な意味でも、留学に興味のある方・検討されている方の参考になれば幸いです

オックスフォード大学のMBAに進学します🇬🇧

このたび、2023年9月からイギリスのオックスフォード大学経営大学院(University of Oxford, Saïd Business School)のMBAに進学します。本noteではそのご報告と、経緯について書いてみようと思います。 なぜ、今MBA留学に行くのか新卒からの4年間は、スタートアップ複数社の現場で多岐にわたる経験をさせていただき、本当に充実した時間でした。 ただ、自分の限りある人生のなかで、どうしたら最も大きなインパクトを社会に残すことができるのか。そ

MBAで使うおススメのデータベース一覧

マクロ市場分析、業界分析、企業分析に使えるDBの一覧を下記に纏めています。コンサルファームや投資銀行の人には馴染みのあるデータベースもありますが(EuromonitorやFactiva等)、一方で米国に来て感じるのは、各国の学生が日本で知名度のあるデータベース以外にも多くのデータベース(PITACHBOOKやIBISWorld等)を活用し、様々な分析・提案を深化させていることです。企業・大学によっては、下記のデータベースを使用できるところもありますし、一部機能は無料で使えるサ