文フリ東京38で頒布する本の装丁
今回頒布する本の装丁について、お話したいと思います。
ずーっと記事にすると言ってて放置していました😱
写真を載せようと思ったのですが、アップの写真が全く上手に撮れなかったので全身図だけ。
まずは左側、『愛に混ざる』の装丁です。
表紙用紙:サテン金藤 180kg
加工:マットPP
表紙は「ハイマッキンレーポスト220K」の予定でしたが、文庫サイズには少し用紙が厚く、ハリが出てしまうかも? ということで「少し薄いサテン金藤」に変更。
加工は本の雰囲気からマットPPを選びましたが、懸念点としては「表紙が真っ黒なので、微妙な擦れが目立つ」ことでしょうか。これはデザイナーさんも危惧していました。
でも今回はマットPPにして正解でした!
マットPPのしっとりした雰囲気が本の内容にピッタリです。
本文用紙:書籍用紙 70K
遊び紙:色上質赤(用紙の厚みは印刷所さんが選んでくれました)
本文は、ほんのりクリーム色の書籍用紙を選びました。真っ白だと目が疲れちゃいますからね!
書籍用紙は90Kもありますが今回100ページ超えなので、ページめくりの際に硬いかも……? ということで70Kにしています。
大きめサイズの本、ページ数の少ない本の場合は重厚感が出るので90Kでも良いかもしれません。
遊び紙はなくても平気ですが、あると特別感がアップします✨
今回は「少しでも分厚くしたい」という私の悪あがきで挿入しました。
入れて良かったです🥰
カバー用紙:クラシコトレーシング-FS 90kg
加工:なし
カバー用紙はトレーシングペーパーです。
下から薄くイラストが見えるデザインにしたくて、カバーはずっとトレーシングペーパーと決めていました。
なのでクラシコトレーシング一択です。
触った感じ、結構硬めという印象を受けました。カバー巻きで紙を折る時も、がっつり跡をつけないと折れません。
なので、高級感が出ます!
次回作もこのカバーでいきたいくらいにはお気に入りの用紙です。
続いて、右側の『闇に光るは三日月の』。
こちらはカバー無しのモノクロ表紙。
手に取りやすい価格にしたかったので、コストをミニマムにして作成しました。
コスト最低限なのに本は良い感じです✨
表紙:レザック 175k(うすあい)
加工:なし
レザックは皮のようなデコボコがある用紙です。
写真から何となくわかるでしょうか。
このラフさを前面に出したくて、PP加工は入れておりません。
表紙をモノクロにするので用紙は個性があるものにしたいと思い、こちらを選びました。
用紙の性質で印刷が掠れる箇所があるのですが、それもまた味になってて良い雰囲気です。
用紙の色も薄い色にして正解でした!
本文:ラフクリーム琥珀 71.5k
書籍用紙72.5K(淡クリームキンマリ)と迷いましたが、『愛に混ざる』で書籍用紙を使ったので、違うものにしよう! とラフクリーム琥珀を選択しました。
あんまり違いがわかりません。
書籍用紙の方がつるつるしてるかな?
以上、装丁のお話でした!
文章で羅列されててもわからないですよね……文学フリマにいらっしゃる方は、ぜひ実物を見てみてください😊
見本誌置いておきます!
(買わなくても大丈夫です笑)
ではでは、次は文学フリマ直前にでも宣伝の記事を投稿したいと思います~!
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