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大規模言語モデル(LLM)時代のデザインリサーチにおけるトライアンギュレーション
本稿では、大規模言語モデル(Large Languagn Model, LLM)の急速かつ劇的な進歩を踏まえ、社会学の研究者であるノーマン・K・デンジンが1970年代に提唱した「トライアンギュレーション(三角測量)」という方法論の拡張を、デザインリサーチの多元化の一例として考察したいと思います。
社会科学におけるトライアンギュレーション
1970年代の社会科学において、デンジンが「トライアンギ
90年前後生まれのプロダクト中心のデザイナー(2022.5.18 更新)
2022年春より大学でデザイン系の非常勤講師を務めるにあたり、同世代のプロダクト/インダストリアルデザイナーを中心にリストを作成していました。NDA(守秘義務契約)が厳しい日本において、デザイナー/デザインスタジオを調べるのは時間も手間もかかることがわかりました…。
1985年から1994年ぐらいの間のプロダクト中心のデザイナー、デザインスタジオを運営する方々を調べていたのでメモ代わりに残します
スタイリスト/アナリストと体験するヴァーチャルファッションの可能性(3)──新たな人間像とその生活
ヴァーチャルファッションのプラットフォームである「DressX」を、カラーアナリストのかいじんちゃんと、イメージコンサルタントのアサノシノとともに体験する全3回のレポート。
ヴァーチャルファッションの背景を整理した第1回、DressXでのショッピングをレポートした第2回、そして、最終回となる今回は、つよくておもしろい服を選んだ彼女らとヴァーチャルファッションの経験を振り返るとともにヴァーチャルフ
アナリスト/スタイリストと体験するヴァーチャルファッションの可能性(2)──DressXでショッピングを体験する
ヴァーチャルファッションのプラットフォームである「DressX」を、カラーアナリストのかいじんちゃんと、イメージコンサルタントのアサノシノとともに体験する全3回のレポート。
ヴァーチャルファッションの背景を整理した第1回に続き、第2回となる今回は、アナリストとスタイリストのふたりとともにDressXの商品を見ていく。つよくておもしろい服を選びたいと話す彼女らがどのような購買体験をしてたのかレポー
アナリスト/スタイリストと体験するヴァーチャルファッションの可能性(1)──オルタナティブな自分との対話
2021年、インターネット上の仮想空間と物理空間の距離が急速に接近をしている。デジタル空間上にあったもうひとつの「現実」が、リアルな生活と重なり合い、匿名と記名が入り乱れるソーシャルメディアを代表に複合的な現実空間を生み出している。
仮想的なキャラクターであるアバターのデザインや視覚的な記録を超えた画像合成・編集技術の発展など、すでに複雑な「現実」のなかで消費されるファッションの情報環境から先端
英国デザインカウンシルの提唱する、複雑で不安定な時代における「システミックデザイン」とは
国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)で議論されたトピックが示すように、わたしたちが暮らすこの地球は非常に複雑で曖昧な不確実な課題に溢れています。不確実でいじわるな課題を後回しにし続けてきた人新世に対して、この惑星の限界が徐々に近づいてきていることを切迫感を持って議論することが増えてきました。
VUCA時代の複雑な関係性とその相互作用の外郭を少しでも描くために、社会や環境などあらゆ
大学で教える価値共創のためのプロモーション
デザインリサーチャーの浅野です。非常勤講師として、3、4年生を対象とした演習『プロモーション』という毎週2コマの授業を担当しています。あっという間に3年目となりました。僕自身、さまざまな大人の影響を受けてこの職を選んだこともあり、教育への貢献はライフワークとしています。
僕のキャリアをご存知の方は「広告代理店で働いた経験もないのにプロモーション?」と思った方もいると思います。いわゆる広告やPRと
歴史・リノベーション・歩くまちづくりの邂逅なしにウォーカブル推進はあるのか
2021年10月、新型コロナウイルスの感染拡大に落ち着きが見られ、ようやく待ちに待ったお出かけを楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。日本各地で「お出かけ」のきっかけになるようなにぎわいづくりの促進を促す、「歩いて楽しいまちづくり」とも言われるウォーカブル推進法(改正都市再生特別措置法)が2020年に施行され、緊急事態宣言の狭間を縫うように日本中で社会実験がおこなわれています。
本記事では、
英語の発音矯正をはじめて3ヶ月の成果
こんにちは、最近は英語の勉強と3Dプリンタと家庭菜園にハマっているデザインリサーチャーの浅野翔です。
緊急事態宣言の最中、何か身になるものをやろうと始めた英語の発音矯正。過去に1年間だけ交換留学でフィンランドに滞在していたのももはや10年近く前の話。有松という伝統工芸のまちで活動しているだけに、英語を使う場面が全くないというわけでもなく、2021年の7月からひさびさに勉強を始めていました。
発
iPadProで3Dスキャンしながら考える
新型iPhoneが発表されてからさらに注目が集まっているように思える3Dスキャン。LiDAR搭載機は限られていますが、土木・建築系からFAB界隈まで、僕の周りでは俄かに盛り上がっているように思えます。精度は限られるとはいえ、スキャンできる機材が身近にあり、フリーソフトのソフトウェアも充実してきたこともあり、これまでよりも楽しく3Dを扱うことができるようになってきました。
大量の写真群からモデルを
買ってよかったもの2020(機能はない)
2020年は引っ越したせいもあって、機能がないけど素晴らしいものに出会うことができました。前住んでいた京都の長屋はスマートデバイス入れて調整をある程度自動化したけど、温度調整とかは気密性の高い住宅に引っ越した方がずっとスマートだったりします。その分、機能はないけれどQoLを上げてくれるものに投資し半年でした。
グリーン最高今までの生活で手にしていなかったもの。それは室内の植栽です。ぎっくり腰とコ
「(更新中)医療✕デザインのためのブックリスト」が良かったので、僕ものっかってみた
多摩美術大学の情報デザインコース吉橋准教授の書籍リストが良かったのでコメントしようとしたら長文で弾かれてしまいました。。ので、こちらにまとめてみる。
吉橋准教授の素敵なリストはこちら↓↓↓
上記のリストを興味深く拝見いたしました。医療、看護、福祉領域のテークホルダーをきちんと理解することが、この領域でデザイン行為をおこなううえではじめの一歩だと本記事を通じて改めて認識できますね。
私自身は過