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ハリケーン基準の見直しと地球温暖化プロパガンダ(CFACTの記事)

写真出展:TemelによるPixabayからの画像https://pixabay.com/ja/users/colibrie-15745216/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=8635240

 2024年4月30日にCFACTは、2024年のハリケーン予報に関する記事を発表した。内容は、ハリケーンの数と上陸数、現実的な被害などを検証し、地球温暖化プロパガンダの非現実性を指摘するものである。
 今年も出水期を迎え、早くも温暖化に関する情報が出回ってきており、地球温暖化論者の情報操作で誤った認識が広まることが容易に予測される。今後予想されるメディアのプロパガンダ対策として、本記事の概要を紹介させていただく。

↓リンク先(Cat 6 hurricanes are just more hysterical climate gibberish)
https://www.cfact.org/2024/04/30/cat-6-hurricanes-just-more-hysterical-climate-gibberish/

1.本記事の内容について
 ・一部の気象学者は、ハリケーンの基準としてカテゴリー6という新たな分類を設けるよう提言しているが、これは地球温暖化プロパガンダである。ハリケーンの勢力は無限に拡大するように見えるが、これは物理的にあり得ない。まず、ハリケーンは大きいほどその維持のためにエネルギーが必要となり、エネルギーを取り込むことで速度が遅くなる。次にハリケーンの巨大化により摩擦などの抑止力が働くようになる。その他、ハリケーン速度が上昇するほど周辺の海水温が下がり、取得することができるエネルギーが減少することにより、勢力と速度は減少するのである。
 ・現在のサファ・シンプソンハリケーンウィンドスケールは、最大平均風速に基づいてハリケーンを分類しているわけだが、勢力と影響力を基本とした基準にしなければ防災上の正確な情報として用いることはできない。急速に勢力を拡大するハリケーンには特別なカテゴリーを設けるのと同時に、中心気圧が低いハリケーンであっても急速に減速するのであれば、下位のカテゴリーに分類するといった新しい分類が必要になるだろう。
 ・マイケル・マンのグループの予報では、27~39個のハリケーンが発生するとしており、2024年は最悪の年になるかのようである。対して我々の予報では25~30個である。(図1)

※赤い領域は平均よりも少ない地域である。

・昨年のハリケーンの状況を見てみよう。(図2)

名前付きハリケーンの数は歴代4位であったが、ほとんどが海上を通過したのみであり、深刻な影響はなかった。ハリケーンの上陸数が大きかった1985年と比較してみよう。(図3)

6個のハリケーンが上陸しているが、影響力は大きくはなかった。最後に記録的な被害が出た1886年の状況を見てみよう。(図4)

12個のハリケーンが上昇しており、1985年の2倍である。
 ・今回の我々の予報は、上陸数6以上になる可能性を見込んでいる。地球温暖化プロパガンダにより、予報のハリケーン上陸数は増加する一方だが、予報はこのような情報操作とは異なる。勢力・影響力の観点から見ればハリケーンが強力になっているわけではなく(図5)、上陸数と災害は必ずしも関連しないのである。

2.本記事読後の感想
 メディアは情報を切り取って煽るのが得意である。本来編集権はプロの腕の見せ所であるが、今や改ざん権と化しており、一部の情報を針小棒大に喧伝してむしろ人々を惑わせている。
 メディアよりも賢明であればこんなくだらない情報に惑わされないのであるが、ほとんどの日本人は批判的に情報を検証する習慣がほとんどなく、簡単に騙されてしまう。先進国でも有数の子の頭の悪さというか、恥ずべき点であるが、近いうちに改まる可能性は全くない。優れた情報を発信する人々を増やしていくしかない。劇的に改善されるには国民が大きな被害を受ける以外にないが、そこまで待って初めて改善されるしかないというのであれば、日本人の劣等生は世界随一と言わざるを得ないだろう。

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