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2022参院選後を振り返る…

2022参院選を迎えるまで

私は2019年の参院選後、N国党に関心を抱くようになりました。きっかけはもう忘れましたがそのモラルと遵法精神の無さ、ネットリンチ体質に憤りを覚えて同党に対する批判活動を始めました。

以来2年間はそこそこ熱心に批判をしてきました。もっとも私は専門的な法知識などはなかったので
N国党のやり方に対して「おかしいと感じたこと」を発信していたに過ぎません。

その後、地方選挙の記録的な連敗、炎上芸の空振りによって年々N国党の勢いは失速。気がつけば共に批判していた方々も、その多くが興味を失って活動をやめていました。
ただ(Twitterにおける)批判的なアカウントの減少には、党首の立花孝志氏が「支持率の低下は誹謗中傷のせいだ」として開示請求を連発したことも少なからず影響があったと考えています。

2021年の衆院選後あたりから私もN国党への関心が次第に薄れ、もう放っておいても消えるだろうと考えていました。

しかし2022年の参院選を迎えて雲行きが怪しくなります。

ガーシー28万票の衝撃

N国党は数度の党名変更を経てNHK党に改名していました。その迷走ぶりによって党勢の衰退は深刻なレベルだったと記憶しています。
それが参院選で暴露系YouTuberのガーシー氏を擁立することによって、一気に世間の注目と関心を集めました。

私はガーシー氏自身に興味はありませんでしたが、NHK党が彼を担ぎ、選挙のために著名人を攻撃する様子を見て、かつてのような強い憤りを覚え、批判活動を再開しました。

当時のNHK党に対する批判の旗振り役だった(と私が思っている)方が、活動から遠のいていた人たちに強いメッセージを送り、危機感を煽ったことも私が批判を再開した理由のひとつになりました。

しかし、NHK党のやり方に怒りを感じつつも、私はこのような戦術が成功するわけないだろうと甘く考えていました。
その頃の私は参院選が終わったらNHK党に関心を持つのはやめようと考えており、当時使っていたTwitterのアカウントから心機一転の意味も込めて、現在のアカウントに移行するつもりでいたのです。

結果はその方が危惧した通りガーシー氏は当選。
あれはなかなかの衝撃でした…。

立花氏は本当に手段を選ばない人間であり、どんな逆境でも一発逆転の手を打てるセンスを持っているのだなと、私はその時はじめて強く実感しました。4年間もN国党を見てきてやっとそれに気づいたわけです。

選挙に勝って勝負に負けるか

参院選の結果を見て、私は自分の中ではひとつの区切りがつき、ある考えがまとまりました。
もっと問題の根本に目を向けるべきだと思ったのです。それについてはいつか機会があればまたnoteに記します。

その後はしばらくNHK党を追っていなかったのですが、最近になって批判的な発信をまた再開しました。
それは今批判しないでどうするという機運をガーシー氏がつくってくれたおかげでもあります。

参院選の結果がどうあれガーシー氏がNHK党にとっての毒薬であることは、批判活動をする大半の人が予測されていたことです。
はたしてその予測は的中し、NHK党はこれまで同党を無視し続けたメディアからかつてないほどの厳しい批判を浴びています。ガーシー氏はとうとう除名に追い込まれました。
これに関してはもはや用済みのガーシー氏を切りたいNHK党による出来レースだという見方もあります。すべてが立花氏の思惑通りでないにせよ、私も8割方はそうだと受け止めています。

しかし、現在ガーシー氏には名誉毀損、常習的脅迫、威力業務妨害等の複数の容疑がかかっています。ガーシー切り捨てはあくまで一時凌ぎであり、今後の進展によってはNHK党関係者にも捜査の手が及ぶことは十分考えられます。
そして彼とNHK党のしたことは、絶対にメディアが追及をしなくてはならないことなのです。

この先NHK党が党勢を盛り返すかどうかはわかりません。さすがに今度ばかりは…と、考えたくもなりますが。

忘れてはいけないのが、立花孝志氏がこれまでに何度も窮地を脱していること、そして現代の日本には彼の炎上戦略を成功させる土壌があるということです。
これに関する分析はメディアの役目です。世間のガーシー氏へのヘイトを煽ってPV数を稼いでいる場合ではありません。

最後に

NHK党(現政治家女子48党)に対する日々の地道な情報発信、批判を続けてこられた方々には心から敬意を表したいと思います。
今の世論をつくり上げたのは間違いなくその方々のお力によるものです。

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