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9日間の京都生活。

 先週と先々週、通っている学校のスクーリングのために京都にいた。最初が3泊4日、その次が4泊5日なので、合計7泊9日京都に滞在していたことになる。

 これが旅行だったらよほど充実した京都旅行というか、京都に倦んで奈良や大阪にまで足を伸ばし…なんてこともできていたかもしれないが、9日あるうち大学に5日拘束され通わせて頂いていたこともあり、実際の行動日数は移動日にも該当する4日、しかも祝日明けの火曜日など主要な公立美術館の休館日と重なっていたりで、訪問した数としてはそこまで多かったわけではない(美術館4件、ギャラリー1件、寺3件、うち宝物館1件)。
 最初の3泊4日は「せめてもの京都感」などと称し、晩御飯を全て京都ラーメンで統一するというようなことをしていたけど、後半に入ってくると授業疲れもあったのかそういう食事が受け付けず、ホテル近辺にあるガスト、モスバーガー、餃子の王将という感じだった。強いて言うならその王将が第一号店であるというのが「せめてもの京都感」だったろうか(味に大きな差があるというわけでも無かったけれど)。

 行きたい美術館に行けず、(外部から京都に来る人間としては)やきもきすることも多い9日間ではあったもけれど、モスバーガーを見つけたとき、私はなぜか快哉の声を上げた。観光都市のイメージが強い京都の「生活」を見られたような気もして、そういう意味では実はホクホクだったりもしている。それは自分もまた、観光地が多くある湘南に住んでいるからかもしれない。
 生活に馴染もうとすればするほど、京都弁の店員さんを前に標準語でSuicaで支払う自分が「浮いて」しまっていた感も否めないのだけど、それもまたちょっとした「ロスト・イン・トランスレーション」のような気分もあってそう悪くない。

 修学旅行を含め5-6回訪れている京都だが、こういうのも悪くないと思う9日間だった。ただ、次来る時はもっと美術館に行きたいと思ったりもするわけだけど。

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