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ここだけの話、砂時計が便利です。

 Instagramにアップする用の感想文を書く際、私はGoogleドキュメントを開き、会場でつけたメモをもとにキーボードで作業をするのだが、元々文章が得意ではないということもあり、時間がかかりすぎることに悩んでいた。文字数は800-1200字、それを書くのに2-3時間かかってしまう。2箇所行けば4-6時間である。好き好んで書いているとはいえ、さすがに私にも生活というものがある。この時間を節約というか、圧縮できれば、もっと他のことに使えるのに… とは以前から思っていた。

 そこで登場するのが時間術で、一例を挙げると「25分集中→5分休憩」を繰り返すポモドーロテクニックなどが割と知られているだろうか。とくにポモドーロは有名で、それ用のアプリというものも出ているのだが、これが意外に続かない。「お前の根性が足りないからだ」と言われればその通りかも知れないが、残り時間が気になってしまったり、せっかく集中できていても「カーン」というアラーム音によって集中が削がれてしまったり…。仕事場で12時や終了時に鳴るチャイムのようなもので、集中できていないときは残り時間ばかりが気になるし、集中できているときは逆にアラームが邪魔になってしまう、集中するために導入したアラームがかえって集中の邪魔を生んでしまうという現象が起きていた。

 どうしたものかと思っていたとき、ふと出会ったのが砂時計。ネタ元は精神科医の樺沢紫苑によるYouTubeである。11月25日時点で3万回再生なので、自己啓発系がお好きな人だったらひょっとしたら目にしているかも知れない。倍速で良いので、とりあえず一度ご覧になっていただければと思う。

 私自身似たような悩みがあったので、早速購入してみた。1分、3分、5分、10分、15分、30分の6種類があって、値段は1600-1700円ほど。

 ポモドーロらしい25分というものが無かったが、この時間設定も前々からどうかと思っていたので、「15分タスクA→3分タスクB」というサイクルでテキスト作成に取り掛かった。タスクBというのは気分転換という位置づけと考えてくれれば良いと思う。タスクAが完了した後は「15分タスクB→3分休憩(読書)」のサイクルで作業を進める。

 その結果、各850字のテキスト2本が2時間で完了。以前に比べてメモが良く書けていたというような事情もあるとは思うが、4-6時間かかっていたことを考えれば2-4時間の節約、まさに「爆上がり!」である。
 そのテキストは写真とセットで、無事その日と翌日の夜に投稿することができた(日を分けているのは、1日の投稿数を1回までとしているため)。

 というわけで砂時計がとても便利だったという話だが、まるで欠点が無いわけではない。砂が壁面に張り付くこともあるし(気づいたタイミングで頭を指でトンと叩いて落としている)、Amazonのレビューによると最大10秒単位の誤差もあるらしい。正確性というものを求めるのであれば砂時計というのはむしろおすすめできない。
 ただ、スマホのアラームではなく砂時計を使っている理由は「時計に邪魔されたくないから」であって、集中がちょうど良い感じなら16分、17分と延長することだってある。正確に15分である必要はない。アラームの場合、イニシアティブを握っているのはアラームだが、砂時計の場合、そのイニシアティブはそれを使う人間の側にある。「使われている」感からくるストレスからも解放される、非常に魅力的なポイントであると思う。

 というわけで砂時計、非常におすすめです。ちなみにこのnoteも砂時計を使いながら制作いたしました。

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