見出し画像

家族の半分はTOEIC900点台ホルダーだけど

そもそも語学学習って?自分も子供が小さい時には、少し英語を与えたり、その後、香港や上海で子供を育て、アメリカの大学へ進学した子供もいる 英語講師として思うことを 書いてみる。

日本だから”英語講師”という仕事が成り立つ?

英語講師、というのが仕事として成り立っているのは日本だからでは?と上海に住んで、そしていろんな国の人と関わると思ってしまう。どこの国の人も、特に東南アジアあたりだと、英語を話す人は普通にいる。中国語はなんだか英語と音が似ているのか、中国人は結構英語の発音に自信を持っていたりする。実際、日本人より発音は綺麗だ。(と思う)

私も日本で英語を教えていたから、仕事としてなりなってたんだろな、と一歩日本を出ると思ってしまう。

本当に日本人は話せないのか?

そしてもうひとつ思うことは、ビジネスを完全に英語でこなすのでなければ、ネイティブライクに話せる必要はなく、コミュニュケーションが取れればいい、それで問題ない。実際、主人などは、TOEICは700 台だが、上海人と英語で意思疎通するとき、お互いがそれぞれの母国語のくせを残したノンネイティブ英語でやりとりして、それでも仕事は成り立っている。ただ流石に、アメリカの巨大企業の社員の話す洗練&最先端の英語は さっぱりわからないらしい。それは仕方ない。そこは留学していたような上海人スタッフがフォローしてくれる(笑)

実際の話す場面で必要なのは、間違いを恐れずスピークアウトすること。日本人は文法や発音の間違いを気にして 発話を積極的にしない、と言われる。実際、私が上海の大学の中国語コースで見たのは、文法など気にせずに、とりあえず単語を並べて話そうとする外国人たち(笑)でも単語を並べるので、だいたい通じる。まさにこの違い。漢字のわかる日本人より、漢字のわからない国の人の方が 喋れてしまう不思議が起こってしまう。

つまり、間違いを犯すことを気にせず話す日本人(うちの主人タイプ)は それなりに話せるようになるけれど、やはり傾向として日本人は自分から積極的に発語しようとはしない傾向にあるのは事実。

幼少期からの英語教育はどうなの?

英語は英語の周波数があるので、それを聞ける耳を作るために、英語は○歳までに、という類の本もよく目にする。実際のところはよくわからないけれど、小さいうちは その環境に放り込めば 日常に必要なことは聞いたままの音で吸収するのは確か。次女は 香港のイギリス系インター幼稚園に通ったが、一年通うか通わないかで、人形を相手に英語で一人遊びしていた。が、帰国して私が英語絵本を読み聞かせたり、今までのDVDを見せていたにも関わらず、あっという間に綺麗に忘れてしまった。「だって、使わないもん」というのが本人の答え。文法を介さずに覚えた語学は 覚えるのも早いけれど忘れるのも同じくらい早いということだろうか。

高校大学では遅いのか?

何かを始めるのに遅い、ということはないと思う。早い方がよりスムーズに習得できる、というのはあるけれど。

長女は、高校で1年アメリカ留学。プレップスクールだったので、そこでサバイブするには相当努力を要したようだが、その1年で英語力がぐんとついた。TOEIC900以上をとった。字幕なしで映画を見るようになった。

次男は アメリカの大学へ入学し、4年後に卒業。アメリカ人に、アメリカ人と間違われるらしく、ふざけて「ニューヨーク出身」というと 信じられるらしい。だけど 彼は高校までは日本人学校と 日本の中高の英語教育に 高校後半でTOEFLの勉強をしたぐらい。結局、大学へ入ってから、やはりこちらも かなりの努力をして 身につけた。渡米当時TOEFLは100近くあった。だが、最初の一年半は本当にきつかった、本当に不自由を感じなくなったのは2年近く経ってから、と言っていた。TOEIC満点。TOEFL,IELTSでもかなりのハイスコア。発音は格段に良くなった。驚いたことに、awardを三つももらって卒業した。

結局

その語学を学ぶ”確固たる動機と目標”があれば ある程度までは身につけられて、何もネイティブ並みを目指す必要はないのでは、と思う。発音も大事だろうけど、伝えたいという思いと 自分から学ぼうという姿勢があれば、自分がおかれた環境で必要とするところまでは いけるのではないだろうか。

そしてこれから、英語を話す場面は、ノンネイティブ同士の会話、という状況がますます増えていくのではないだろうか。コロナが収まって、国家間の往来が戻ってきたら。

留学しなくても今は学べる環境がある

もちろん、留学するのが一番効率がいい。しかし、なかなかそうはいかないことも多い。特にこれからのウイズコロナの世界で、果たして留学がどれだけ現実的なことなのか?4月、アメリカから帰国させるのに、本当に心がすり減るほど心配して、二度ともうあんな思いはしたくないというのが 本音だ。たとえ留学が難しくなっても、今は オンラインでリーズナブルに、それこそ毎日でも語学を学ぶことができる。私も利用したことがあるが、あれはいい!自分の求めるレッスンをしてくれる先生を見つけたら、ストーカーか?というぐらい、その先生のレッスンを予約することに 躍起になった(笑)

幾つになっても

語学力をあげたいという目的と思いがあれば、何歳になっても、それこそ私のように40代になってからでも 時間はかかるけど可能だと思う。わたしが一念奮起してTOEIC970とったのは40代半ばだ。

自分自身、子供に英語絵本を読み聞かせたり、英語のCDを流したりしていたけれど、していて悪いことはなかっただろうけど、そんなに焦ってやらなくてもよかったな、と思う。

誰かとの比較ではなく、自分がどうしたいのか、だから、

”幾つになっても遅いということはない”

そして早ければいけないということもなく、それを本人が欲して決断しときに あるいは追い込まれているときに^^; 成果は上がるように思う。例えば、子供達が留学した時のように、私が英語精鋭軍団に放り込まれた時のように...

”自分が決めた時が、その人のタイミング”

こちらの記事をたくさん読んでいただいているようで、なんだかまとまりはないのだけれど、普段から自分が漠然と感じている自分なりの語学学習への考えを書いてみた。(教える側からすると”そりゃ、できるだけ早い方がいいですよ”と言わないといけないかもれしれないけど)

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

Have a nice day♬

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?