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宮本佳林の「ヴァンパイア」について語りたい

緊急で記事を執筆しています。

2024年5月18日のお昼頃、全人類待望の動画が何の前触れもなくYouTubeにて公開されました。
最強アイドル宮本佳林ちゃんの歌う、超有名ボカロ曲「ヴァンパイア」のカバーです。

というわけで本記事では、我が自慢の推しの歌う「ヴァンパイア」について語っていきます。
佳林ちゃんのことは知らないけど、ボカロは好きでたまたまこの記事を見つけた、という方にもぜひ読んでいただければ。

ともあれ、まずは全人類で↓のMVを観ましょう。何ならMVさえご覧いただければ、僕の文章は全てガン無視でも全然大丈夫です。




ニコニコ超音楽祭での初披露

冒頭で「何の前触れもなく」と書きましたが、厳密には佳林ちゃんがこの曲を歌う現場が一度だけありました。

2024年4月28日(日)に幕張メッセで開催されたニコニコ超音楽祭。
佳林ちゃんのステージにて、2曲目かつ初披露曲として「ヴァンパイア」を歌ってくれていたのです。

超音楽祭のレポート記事も公開手前まで準備していましたが、仕上げに着手できない期間が発生してしまい、気付けばアーカイブの配信期間も終了。
流石に配信期間の終わったライブをレポしてもな…と思って記事はお蔵入りになりました。佳林ちゃんほんとごめん。
ということで、まずは超音楽祭での様子を少し語って、お蔵入りさせてしまった記事の供養をさせてください。


緊張しないアイドルが緊張した夢の現場

1曲目「バンビーナ・バンビーノ」が終わってからのMC。
佳林ちゃんは普段のライブ等では緊張しないと言っているにも関わらず、このライブではかなり珍しく緊張していた様子でした。本人も「緊張している」と言っていましたね。

ニコニコ超会議でライブするのが佳林ちゃんにとっての夢だったというのもあると思いますが、このMCの直後にヴァンパイアを初披露するというのも一因だったかもしれません。

「初披露の曲を歌います。『ここで初披露かよ』と思ったかもしれませんが、DECO*27さんの曲のカバーなんです。きっとここにいる皆さんは、この曲を知っていることでしょう」
佳林ちゃんがこうした語りをしている中、現地参戦していた僕はあまりの衝撃に声も出ず、ただただステージ上の佳林ちゃんを見守っていました。


最強アイドルの「ヴァンパイア」

「それでは聴いてください。『ヴァンパイア』」

イントロがかかった途端、佳林ちゃんの目付きが変わった気がしました。こうなったら最強アイドル宮本佳林の独壇場ですよ。
冒頭のサビでの伸びやかすぎる高音と満面の笑み。現地参戦して良かったというか、これを観たいがために佳林ちゃん現場に現場に行ってるんだよなぁと思わされましたね。

間奏でコールするか聴くのに集中するか一瞬迷いましたが、佳林ちゃんがわかりやすくコール入れるタイミングを教えてくれたので、安心してウッ!を入れました。
(この界隈では、曲の間奏にペンラを振りながら「オイ!」とコールする方と、その合間を縫うように「ウッ!」とコールする方がいます。
餅つきのリズム感みたいなイメージですね。その中で、僕はなるべく後者をトライしているわけです。)

佳林ちゃんには曲調に応じて表現の仕方を変幻自在に変えられる無限の引き出しがあるのです。
Aメロ以降は歌い方も表情もめちゃくちゃクールで、まさに曲の世界観に憑依していました。

そういう魅せるシーンがありつつも、その場にいる我々と一緒に全身全霊でライブを楽しんでくれるんですよね。
それが表情からひしひしと伝わってきて、1秒たりとも目も耳も離せなくなります。


待望すぎるMV公開

超音楽祭にて、5/22発売の2ndアルバム「Spancall」に「ヴァンパイア」も収録されることを、佳林ちゃんの口から聞いていました。

近いうちに佳林ちゃんの「ヴァンパイア」が聴き放題の世界が爆誕すると知っていても、そして配信期間中に何度も超音楽祭のアーカイブを見返していても、やはり音源のリリースが待ちきれなかったんですよね。

そしてMVがゲリラ的に公開されたわけです。そもそもこの曲のMVを出してくれると思っていなかったので、一瞬自分の目を疑いましたよ。

佳林ちゃんの歌における真の醍醐味はライブ現場に詰まっていると思っていますし、ライブに行けば音源を超える歌声で魅了してくれるのが佳林ちゃんですが、音源もガッツリ聴き込みたいところ。
音源を基本形としてインプットしておくと、ライブで聴いた時に「ここの歌い方こう変わっててめっちゃ良いじゃん!!」などと気付けるんですよね。


今回公開されたMVを聴き込んで、1曲の中で佳林ちゃんの出せる音域の広さや、表現の変幻自在さを存分に楽しめる1曲だなと改めて感じましたね。

Aメロ辺りはかなりクールめに歌っていて、低音もつよつよなのは流石です佳林様…!ってなるんですよ。
そこからBメロに入ると、「いいもん 悲しいもん 切ないもん」のようにあれ?何だこの可愛い生物は??と思う瞬間があり、そうかと思ったら小悪魔モードの佳林ちゃんの波に飲まれると。何と贅沢な体験でしょう。

そして、佳林ちゃんの滑舌の良さを改めて感じましたね。
…いや、トークで噛むのは普通に見たことありますよ?でも歌っている時に「今噛んだな」とか「今何て歌ってた?」と思うことが無いんですよ。

「ヴァンパイア」だと、「求めちゃってまた枯らしちゃってほらやな感じ」で早口になるところが(滑舌的な意味で)難しいかと思います。
ラップパートのある佳林ちゃん楽曲(「バンビーナ・バンビーノ」と「アンフェアな事情」)でも、ご本人的にはラップが苦手なようです。

しかし佳林ちゃんの歌って、噛むどころかめちゃくちゃはっきりと歌詞が聴こえるんですよね。
これまでは「佳林ちゃん滑舌良いじゃん」としか思わなかったのですが、今回は別界隈で人気の曲をカバーするという位置づけなことを踏まえると、
歌詞を大切に表現するのみならず、その曲や曲が愛されているコミュニティをも大切にしているような印象を受けました。


最後に

本記事では少し簡単にではありましたが、宮本佳林ちゃんの新作MV「ヴァンパイア」について語っていきました。

個人的には、ライブで知った曲を後から音源で聴くと「なんか物足りないな…」と思うことがたまにありますが、
今回のMVは全然そんな印象が無く、音源でもとてつもなく聴き応えのあるカバーだと思いました。

とはいえ、佳林ちゃんのライブは音源での表現を確実に超えてきます。
「佳林ちゃんのことは知らなかったけど、このMV(あるいはこの記事)で知った」という方は、是非ともライブに足を運んでいただけると嬉しいです。

「そこまではちょっとハードルが高いかな」という方は、YouYubeの宮本佳林チャンネル(件のMVが上がっていたチャンネル)に他の曲のMVやライブ映像があるので、そこから少しでも佳林ちゃんの歌に触れていただければ!