からあげめがね

今後の作文予定テーマ=Keith Urban、T.M.R(西川貴教)等。音楽、ドラマ、…

からあげめがね

今後の作文予定テーマ=Keith Urban、T.M.R(西川貴教)等。音楽、ドラマ、映画好き。30代後半、男性。関東在住。

マガジン

最近の記事

松雪泰子さんについて考える(62)映画『子ぎつねヘレン』

*このシリーズの記事一覧はこちら* *松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」* 松雪さん出演シーンの充実度:6点(/10点) 作品の面白さ:7点(/10点) 公開年:2006年 視聴方法:FOD ※ネタバレを含みますが、決定的なオチや結末には触れないようしております。 ネットで目にする感想に否定的な声が多かったような気がして、後回しにしていた映画。 期待しなかったことがよかったのか、普通に佳作だと思った。素朴なハートウォーミングストーリー。

    • 雑感(02)夏の終わり

      森山直太朗さんの「夏の終わり」を聴く。 まだ梅雨すら訪れていないが、今日のように夏っぽい暑さの日に聴くと、詩情が増幅する。この曲はリリース当時から好きで、季節は関係なく、思い出したときに聴くのが習慣になっている。 歌ネット:https://www.uta-net.com/song/17486/ 晩夏のうら寂しい雰囲気を感じさせるサビの部分が有名だが、“貴方”とは誰か。 この歌は、歌詞から引用した枕詞として「焼け落ちた夏の恋唄」と呼ばれる。「焼け落ちた」は婉曲的な表現だ

      • 松雪泰子さんについて考える(61)『カミさんなんかこわくない』

        *このシリーズの記事一覧はこちら* *松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」* 松雪さん出演シーンの充実度:8点(/10点) 作品の面白さ:8点(/10点) 制作年:1998年(TBS) 視聴方法:U-NEXT ※ネタバレを含みますが、決定的な展開や結末には触れないようしております。 故田村正和主演の、一話完結型ラブコメディ。 1998年ということは、当時私は小学生だが、田村正和さん・橋爪功さん・角野卓造さんの3人組の構図は見覚えがあった。調べ

        • 松雪泰子さんについて考える(60)舞台『世界は笑う』

          *このシリーズの記事一覧はこちら* *松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」* 松雪さん出演シーンの充実度:8点(/10点) 作品の面白さ:8点(/10点) 上演年月:2022年8月(渋谷・Bunkamuraシアターコクーン) 公式サイト:https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/22_sekaihawarau/ 視聴方法:WOWOW ※会場での観劇ではなく、WOWOWで視聴した感想です。 ※結末に関するネ

        松雪泰子さんについて考える(62)映画『子ぎつねヘレン』

        マガジン

        • 松雪泰子さんについて考える
          62本
        • 雑感
          2本
        • ドラマ・映画感想文
          12本
        • 読書記録
          5本
        • 観劇記録
          1本
        • 藤圭子を偲びつづける
          2本

        記事

          ドラマ・映画感想文(12)『無名』

          *このシリーズの投稿はこちら* 作品の面白さ:9点(/10点) 制作年:2023年(日本公開は2024年) 公式サイト:https://unpfilm.com/mumei/ ※後半はネタバレを含みますのでご注意ください。 2024/5/3公開日に鑑賞。かなり面白かった。 ただし、理解が及ばない部分がいくつか残った。 この映画を楽しむには2つのリテラシーが必要となる。 ①時系列と人間関係を整理する読解力 ②第二次大戦中の中国に関する予備知識 ①は、映画を数多くご覧

          ドラマ・映画感想文(12)『無名』

          松雪泰子さんについて考える(59)舞台『無駄な抵抗』を改めて観て

          *会場で観劇したときの感想はこちら* ※結末に関するネタバレを含みますので、ご注意ください。 衛星劇場の録画をようやく観た。 感想として、次の2点について記しておきたい。 ①作品自体について ②松雪さんの声について それでは、かなり長くなりますが、以下のとおりです。 ①作品自体について最近無駄だと思うこと 劇場で観た時以上に、この作品のテーマが身に沁みる。なぜなら、最近、仕事でも私生活でもよく思うからだ。「何もかも無駄なのではないか」と。 例えば、自分

          松雪泰子さんについて考える(59)舞台『無駄な抵抗』を改めて観て

          松雪泰子さんについて考える(58)劇団☆新感線『神州無頼街』

          松雪さん出演シーンの充実度:8点(/10点) 作品の面白さ:? 上演年月:2022年3月~5月(大阪、静岡、東京) 視聴方法:WOWOW ※会場での観劇ではなく、WOWOWで視聴した感想です。 ※多少のネタバレを含みますが、決定的なオチや展開には触れないようしております。 YouTubeで制作発表記者会見の動画を見ることができる。主演・高嶋政宏さんの発言のいくつかが、場を盛り上げようとするリップサービスとはいえ、セクハラすれすれ。福士蒼汰さんと宮野真守さんが健気にツッ

          松雪泰子さんについて考える(58)劇団☆新感線『神州無頼街』

          松雪泰子さんについて考える(57)音楽劇『海王星』

          *このシリーズの記事一覧はこちら* *松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」* 松雪さん出演シーンの充実度:7点(/10点) 作品の面白さ:7点(/10点) 上演年月:2021年12月(渋谷・PARCO劇場)※地方公演5会場 公式サイト:https://stage.parco.jp/program/kaiousei 視聴方法:WOWOW ※会場での観劇ではなく、WOWOWで視聴した感想です。 ※結末に関するネタバレを含みますので、ご注意ください。

          松雪泰子さんについて考える(57)音楽劇『海王星』

          松雪泰子さんについて考える(56)劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season鳥』

          *このシリーズの記事一覧はこちら* *松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」* 松雪さん出演シーンの充実度:8点(/10点) 作品の面白さ:? 上演年月:2017年6月27日~9月1日(IHIステージアラウンド東京) 視聴方法:Prime Video(Amazon) ※会場での観劇ではなく、配信で視聴した感想です。 ※多少のネタバレを含みますが、決定的なオチや展開には触れないようしております。 2024年3月末、IHIステージアラウンド東京が

          松雪泰子さんについて考える(56)劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season鳥』

          読書記録(05)川端康成『みずうみ』

          *このシリーズの投稿はこちら* ストーカーの気味悪い話。…といえばそれまでだが、川端作品である以上、それが作品の本質ではない。 なぜ『みずうみ』というタイトルか。主人公・桃井銀平の幼い頃の記憶の端々に、みずうみが登場する。家の近くにあった。父はそこで死んだ。銀平は、鼠の死骸を放り投げたこともある。 一方、初恋の相手である従姉「やよい」と、みずうみを歩いた淡く静謐な思い出。美しい従姉。それ以上に美しかった、銀平の母。 しかし、父の死から間もなく、やよいや母との関係は断絶

          読書記録(05)川端康成『みずうみ』

          ドラマ・映画感想文(11)『貴公子』

          *このシリーズの投稿はこちら* 作品の面白さ:10点(/10点) 制作年:2023年(日本公開は2024年) 公式サイト:https://synca.jp/kikoushi/ ※多少ネタバレを含みますので、ご注意ください。 予告編に惹かれて映画館へ。 かなり面白かった。映像的な見所が多く、もう一度観たいと思うくらい。 語弊を恐れず言うと、『闇金ウシジマくん』の世界を舞台に、丑島社長を韓流イケメンに置き換えて、『名探偵コナン』や『SPY×FAMILY』のエッ

          ドラマ・映画感想文(11)『貴公子』

          読書記録(04)三浦綾子『塩狩峠』

          *このシリーズの投稿はこちら* *結末に関するネタバレを含みますのでご注意ください* 三浦綾子記念文学館 2年近く前、北海道旭川旅行中、三浦綾子記念文学館に立ち寄った。 着いて驚いた。館の隣の林。『氷点』のイメージそのまま。作品の世界から出てきたよう。 恥ずかしながら、完読したことのある作品は『塩狩峠』(1966年)だけだった。それも小学生の頃の話で、意味をよく理解できていなかったはず。なお、『氷点』は上巻の途中までしか。 ひととおり館内を見てまわり、やはり『泥

          読書記録(04)三浦綾子『塩狩峠』

          読書記録(03)谷崎潤一郎『蓼食う虫』

          谷崎潤一郎を読もうと思い、手始めにこの作品を選んだ。 本当は『痴人の愛』あたりから手に取るのが定石なんだろうけど、本作のあらすじを読む限り、どうやら読みやすそうだったので。 極めて俗世的な話。性交渉をもたなくなった夫婦がグズグズ悩む。夫も妻も、家庭外に異性のパートナーをもつものの、子どもがいるし離婚するのは憚られるよね、でも…という。 令和の今でもこのストーリーのままドラマ化できそう。しかし、昭和初頭(1920年代後半)の作品と知って驚いた。約100年前の小説である。当

          読書記録(03)谷崎潤一郎『蓼食う虫』

          松雪泰子さんについて考える(55)舞台『東京月光魔曲』

          *このシリーズの記事一覧はこちら* *松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」* 松雪さん出演シーンの充実度:9点(/10点) 作品の面白さ:8点(/10点) 上演年月:2009年12月~2010年1月(Bunkamuraシアターコクーン) 視聴方法:DVD ※会場での観劇ではなく、DVDで視聴した感想です。 ※多少のネタバレを含みますが、決定的なオチや展開には触れないようしております。 幸運にもBOOK OFFで中古DVDを発見し購入。200

          松雪泰子さんについて考える(55)舞台『東京月光魔曲』

          ドラマ・映画感想文(10)『ブルックリンでオペラを(原題:SHE CAME TO ME)』

          *このシリーズの投稿はこちら* 作品の面白さ:7点(/10点) 制作年:2023年(日本公開は2024年) 公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/BrooklynOpera/ ※多少ネタバレを含みますので、ご注意ください。 ヒューマントラストシネマ有楽町にて。スクリーン1(大きい方)だったが、客席はけっこう埋まっていた。私も、左は映画通っぽいおじさん、右は若い女性に挟まれながら鑑賞した。 それにしても、この映画館は、ポップコー

          ドラマ・映画感想文(10)『ブルックリンでオペラを(原題:SHE CAME TO ME)』

          観劇記録(01)『カラカラ天気と五人の紳士』

          観劇日:2024/4/10 会場:シアタートラム(東京・世田谷) 公式サイト:https://www.siscompany.com/produce/lineup/karakara/ *ネタバレを含みますのでご注意ください 以前から、堤真一さんを生で観てみたかった。しかし、前売りチケットは発売日に即完売。シアタートラムはキャパが200強と小さいため、いくら公演数が多くても仕方ないか…と諦めかけたが、ちゃんと当日券が販売された。 2時間並んで買ったのは、最後列の端。そ

          観劇記録(01)『カラカラ天気と五人の紳士』