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kaoru spritual life #2 タイミング

人生の時期・・・タイミングについて書いてみようと思います。

※この記事は後で「有料マガジンの kaoru spritual life」 に収載予定ですが。期間を限定して通常の記事としてアップします。


どんなことも「そのことについての積み上げたものが合格点(のようなところ)まで満ちると現実になる」と思います。

わたしがそれをよく感じたのは「グラウンディング」。スピリチュアルな世界にいる人は本当によく聞く言葉だと思います(本当はスピに限らずとても大事な概念ですが)。

わたしは以前は本当に気が上がっていて、グラウンディングが全くできていませんでした。小さいころからなんでこんなに生きにくいんだろうと思っていました。それはいつも「心ここにあらず」だったからです。

何度言われても忘れる、持っていたものをどこかに落としてくる、服装がきちんとできない(ボタンの掛け違いとか)、バッグに許容量以上のものを入れてしまってぱんぱん、時間通りに行動できない・・・など。時間は守ろうとするにはものすごい努力が必要で、へとへとに疲れてしまっていました。

大学時代にも友達に「くりもとはいつもどこか別のことを考えているね」と言われたのを覚えています。


大人になって精神世界の本をたくさん読むようになり、「グラウンディング」という言葉を知りました。あと「離魂」という言葉も、これは美輪明宏さんが使っていた言葉です。

「あー自分のことだなあ」と感じて、グラウンディングを意識するようになりました。

グラウンディングについてはまた別に詳しく書こうと思いますが、とにかく色んなことをしてみました。本当に。


でもわたしがグラウンディングできるようになったのはつい2年前くらいです。つい最近です。「できるんだ!」と驚きました。


直接のきっかけは長く付き合った恋人との別れでした。この話は、恋愛と親子関係とも関連してきますが、彼はわたしが親から自立するためのステップのような人でした。

簡単にいうと、庇護者がいきなりいなくなるのは困るけど、親からは自立したい時期だった20代のわたしの親代わり・・・それこそ、実の親がくれなかった温かい・許すタイプのやさしさをくれた人でした。

そして彼とは自立以外にも別のテーマも大きく絡んでいたのですが、5年半近く付き合って、別れることになりました。

彼がいなくなる・・ということは「精神的にも経済的にも本当に自立しなければいけない」と腹の底から、魂の底から感じました。当時のわたしはまだまだ子どもで、それこそネオテニー(幼生)で、結婚して半分主婦をして絵を描いて過ごせる・・と彼の存在に頼り切った甘えた考えをしていました。

というか、「それでは自分軸がおかしくなる」ということも気づいていたのですが、判断できなかったんですね。

それで人生に大きく「自立」を迫られてしまいました。弱ったなあ、という感じです笑


でもそれで、地に足がついてしまいました。グラウンディングに成功したのです。

別れの時期の時、「ああ、ついに地に足をつけるとき、自分の足で立つ時が来たんだな」と自分でしっかりわかっていましたので、出雲大社にはじめて出かけました。「自立」の決意表明に行ったのです。

出雲大社は国つ神で大地にどっしり根をおろす神様ですので、今こそ出雲の神様に手助けしてもらおうと思ったんですね。

そこからです。「ああ、地に足がついた人間の人生が始まったなあー!!」って思えるようになったのは。

しっかりと積み上げていくんだと思えました。それまではとても刹那的でおかしな話、本当にネガティブな感じではなくいつ死んでもいいと思っていました、いつも今しか考えてなかったからです。


出雲の神様は実際にわたしが気を丹田におろすのを手伝ってくれて、少し前までメインでついていてくれたようです。・・・でも悲しいことに足首までしか気が降りてないらしく、意地でも高いところにいたいようなのですが。


自分でこのことを振り返ると、「ああ、やってきたことが実を結んだんだな」という感覚です。

グラウンディングだけを、それだけをがんばろうとワークや呼吸法やあれこれをやっても決してグラウンディング出来なかった。

親との問題、恋愛の問題、絵の活動のこと、、本当に手を抜かず真剣に向き合って、ひとつひとつ人生の実戦で積み上げてきたからやっと地に足をつけるタイミングがきたんだと自分では理解しています。

ちなみにそのあと、今年の夏至の日には自分のspiritと繋がれるようになってきました。つまりさらにステップを進めることができています。人生はきちんと季節を感じて進んでくれているのですね。


この記事を読まれた方で、じゃあ失恋から回復したら、とか、出雲の神様にお願いに行けばとか思われる方ももしかしたらいるかもしれませんが、そういうことではありません。

たとえば、わたしの尊敬するスピリチュアルマスターのmomoyoさんは超能力を使ってその人のspiritを目覚めさせますが、それだってmomoyoさんに出会うにはその人のそれまでの確かな道程が必要なのです。

今、グラウンディングできてない方が真剣に生きていないのではなく、これを読んでいただいてるということは意識がそこに向いている方だと思いますので、今その過程なのです。

ただ、大事なことはだれかの方法やハウツーをまねしても自分の道程はつくれないということ(大きな視点ではそれも道のりですが)。自分で考えて、自分の歩み方をするということが何よりの近道なのです。


自分の道のりでトライ&エラーを繰り返していくこと、

「わたし魂の成長の道のりを進んでいるんだな、積み上げているんだな」

と自分を見つめてあげることがとても大事なことなのです。





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