新しい時代と日本の女神 #2 日本と神様の世界に出会うまで

 個展「New Era ; The Japan Goddess」の制作までの物語を数回に分けてあげています。

 わたしkaoruがどうしてこのテーマで作品を描いたのか、それをお伝えできればと思います。

 前回の記事はこちら(プロローグ)です。

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 さて、個展をすることになった経緯はプロローグとして、わたしがなぜ日本と神様にここまで思い入れるようになったかを書いていきたいと思います。

◆日本と神様の世界に出会うまで

 わたしは大学生くらいの頃から、スピリチュアリズムを探求してきました。絵描きになろうと思ったのと、大失恋をして心がひどく傷ついてそこから立ち直るには・・と自分で模索をしていた結果、自分と徹底的に向き合い、直感を鍛えたりするようなことを自然と熱心にするようになりました。自然とそれらが霊格を上げる修行になっていたようです。

 もともと繊細(とも思っていませんでしたが)で、なんだか生きづらいと感じることが多く、気になった作家さんの本を読み漁ったりしている時期がありました。そこで蝶々さんというスピリチュアル系の作家さんを知ることになりました。

 この蝶々さんが「日本×神様×現代の女性」をテーマとしてスピリチュアルと現実生活の両方からメッセージする人でした。当時、わたしは吉本ばななさんとの共著書を読んで((自分と同じ感覚の人がいたのだ・・・))と救いのような気持ちを覚えました。

 蝶々さんは神社に行くことで敏感な人が日常生活で自然とくっつけてしまう負のエネルギーを祓うことができ、また日本の女性としての魂にセンタリングできるとメッセージしていました。そして伊勢の神宮との結びつきが強い蝶々さんは伊勢でイベントを行うこともあり、会員制のオンラインサロンにも入っていたわたしはひとりで、また友人たちと伊勢の神宮やほかの神社に通うことがライフスタイルの一環となっていったのです。

 神社へ通うことはすなわち日本という国の伝統や習慣を感じることでもありました。もともと食養生に詳しくはあったのでなじみがありましたが、お米やお塩、お酒、伝統の発酵食にももっと気がむくようになりました。そして色々な地方へ旅する車窓で見るのは、田んぼと遠くに見える山々でした。これが日本の原風景なのだと実感していきました。

 こうした世界を、自分が感じた風景を表現したいと思うようになりましたが、まだうまく描き表すことができずにいました。

画像1

◯2016年くらい?の伊勢たび〜。内宮御手洗所脇の五十鈴川です。めがね。

つづきます◆


Kaoru Solo exhibition 個展

「New Era ; The Japan Goddess (新しい時代と日本の女神)」

2019/11/15-11/29 @J-collabo org.(Brooklyn N.Y. ) 11:00-18:00

個展の詳細はwebsite

企画・会場についてはこちらをご覧ください。


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