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個展、終わりました。ありがとうございました。

こんにちは。

個展終了のご挨拶を、半ばまで書いていてもろもろの雑事に追われて1ヶ月ほど経ってしまいました!

報告&お礼が遅くなり、すみません。

・・・

11月26日月曜日を持ちまして、11月22日からの5日間の個展「HERSTORY」を無事終えることが出来ました。

ありがとうございました。

5日間で、所沢という郊外であることにも関わらず、50人を超えるお客様にご来場いただきました。本当にうれしいです。


4年ぶりの企画展示は準備期間が4ヶ月なく、開催中もひとりですので、始まるまで心配でたまりませんでした。制作したり、準備をしたり・・とやっているうちに、気が付いたら11月に入っていて、気が付いたら21日搬入の日でした。40号の「ネオテニー」は結局、仕上がらず(あれは7割仕上げです汗)出品しました。

始まると毎日楽しく、でも寝不足気味でいつもちょっとぼーっとしながら、しあわせな「自分祭り」とでもいう時間をお客様や作品たちと過ごしていました。


今回は準備の段階から勉強になること、ステップアップがたくさんありました。ひとつは「平静」をキープできたこと。すぐオーバーヒートする自分を知っているので、ひとりで最後まで乗り切るために体調管理はもちろん、精神的なバランスもよく整えました。開催2週間前のぎりぎりなときに一日寝て休みを入れておく、とか我ながらスバラシイ!(内心ひやひや、でもそれをおさえて信じるのです・・・)と思いました。


開催してみて、終わってみて、「次はこうしたい」ということがたくさん出てきました。はじめての個展「Life,magic」のときはとにかく「やってみたいをやってみる」で、顧客様もほとんどいませんでしたし、ヴィジョンというものもあるにはあったけれど、ただ駆け出しのアーティストとして、とだけで今回とはちがいました。今回はオーナーであり、プロデューサーであり、言葉だけ連ねるとかっこいいですが、作品を超えたところで、空間として、また個展以外の時間の活動にもつなげてどうつくっていくかということも考えていました。

数年のうちに、自分の作品はどういうものを現していて、どのようにするとそれが効果的に演出できるか・・ということなどを自然と考えるようになりました。未熟ではありますが、その最初の一歩だったこの5日間であり、合格点だったと感じています。


今回のシンボルでもある新作「ネオテニー」は本当に不思議な作品でした。夏にエスキースを描いていて、半分くらいは見えないまま描き出しました。「女性の人生がひらく」というようなテーマ(ほかにもメッセージはいくつか重なっていますが)の絵で、自分のなかでぐんぐんと人生も成長していき、絵にぴったりと重なりました。これはまた改めて1つ記事にしたほうがいいので、後日まとめます。とにかく、夜の世界と昼の世界、自分のなかの新旧ふたつの世界の境界をまたぐ女、その境界がわたしにとってこの5日間でした。


終了してすぐNYでの所属チームJ-COLLBOのグループ展に作品を手直しして発送・・・でもこれが行き違いがありかなりすったもんだでした。12月は個展と1年とそれらの疲労をとるので終わろうとしています。でも自分らしいよい時間の過ごし方です。


6月の問い合わせ時点から最後まで、打ち合わせのたびに楽しくアドバイスをくれたり、自身もアーティストなので作品のこと、アート事情のことをたくさん話したHギャラリー担当の平松くん、ありがとうございました。準備期間中には彼のグループ展に作品を観にいったり、刺激をもらいました。展示方法などもきちんと教えてくれ、一回りではないけどかなり年下なのに頼れる(でもちょっと天然なところもある?ほほえましい)担当さんでした。

そもそもHギャラリーを見つけたのはこのお隣にあったbib coffeeさんが好きだったから。自宅は離れているので、展示をすれば毎日好きなお店で好きなコーヒーが飲めるじゃないか!という喫茶ファン的な下心も入った理由でギャラリーを決めていました笑(でも大正解だった)。やはりひとりで展示をやるのは気を張って不安の多いものです。それでも毎日、面倒見のよいbibさんが隣にいてくれるというのは大変心強いものでした。「一杯のコーヒーが人の心をあたためる」というような言葉が黒磯のSHOZOコーヒーさんのどこかに書かれていて、この言葉が大好きなのですが、本当にこの通りでした。店主の中村くんとちょっと話してコーヒーを飲み自分の展示会場に向かうのは、自作の展示会であっても非日常と感じる五日間のなかで安心感をもらえるものでした。

ふたりとも本当にどうもありがとう。


そしていつでも搬入出&設営の見事な助手をしてくれるMy姉・みちの、応援してくれる家族たち、友人たち、先輩たち、お客様がた。(わたしのなかでお客様も友人というような感覚です・・!)届けられるお花の数が多くて、本当に愛情深い優しい人たちに囲まれているんだな・・・といつも以上にとても感謝しました。本当にありがとう、しあわせものです。

どんなものでもそうですが、それまでの人生があって、今の自分があり、今の表現があるのです。そう考えると、人生のなかで短くも長くも一緒の時間を「少しでも過ごしてくれてありがとう」と関わってくれた人に伝えたくなります。


ひとつの区切りを終えて、また新たな景色が見えてきました。

その情景を描いて、これからもみんなと分かち合っていきたいと思っています。


ありがとうございました、心より。

またどうぞよろしく!



2018年12月吉日 

kaoru









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