風に揺れるコスモスはダンボールで・・
秋風にゆれるコスモスの花を描きたい
との申し出を受けました。
それだけでは無くダンボールを使用した技法を使えば
左右にゆれるコスモスのしなやかさが
表現出来るかも知れないとの
アイディアも一緒に提案してくれました。
作者は過去にダンボールを使用した作品を描いています。
その経験を活かしもう一度試してみたいとの事でした。
そもそもダンボールは、
波型の紙が平らな紙でサンドされています。
その片面の紙を剥がし、波面を露出させ
それにジェッソを塗り、乾燥させ、
強い下地を創って地塗り・描画・彩色してゆきます。
今回の作品は画面の半分が
ダンボールになっています。
描く量は平らな画面に比べると倍以上の面積となります。
描き上がった作品を上下左右から視点を変えてみると
本当にコスモスが揺れている様に見え
3Dの様な作品が生まれました。
澄んだ秋の空を渡る白雲も、心地よく感じ
コスモスの花に抱かれて思いっきり深呼吸をしてみたい
そんな衝動にかられる作品になっていると思います。
今年1月に開催されたオクトアトリエ展でも
注目を集めた一点となりました。
絵画講師 若林薫 評
「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」
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