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【軽井沢】脇田美術館で吉村順三建築をみに行った話

軽井沢にある脇田美術館。
そこで毎年春と秋に一般公開される脇田氏の住まいがあります。そのご自宅は吉村順三さんという建築家が設計されています。
以前に雑誌で見たときから気になっていたので念願でした。今回はそのお家を見た感想をお話しします。


2階が暮らしの中心

山の中にあるみたい

軽井沢駅から旧軽井沢に向かって歩いて15分ほど。メインストリートから曲がったところに脇田美術館はあります。メインストリートから少し入っただけなのに、森に入ったかのような鬱蒼とした道になりました。びっくり。
軽井沢は山の中。そのため陽の当たらない場所はシダ植物があったりと、少し湿っぽい土地になります。そのため湿気を避けるために、住まいはすべて2階にされたとか。

向かいの建物は美術館

窓がとても大きいので、光がたくさん差し込むのも印象的でした。蚊などの小さい虫はあまりいないので開けっぱなしで開放的。もし虫が入って来てもすぐに外に出ていました。

窓からのこの眺めは最高でした。
もし家を建てるなら2階にリビングを作りたいな、と思ったり。

配色がハイセンスすぎた

インテリアは当時のままだそう

絨毯やソファの色は脇田氏の指定の色とのこと。床の色を紫にするところに芸術を感じました。派手な色なのに、インテリアに統一感がありとても落ち着く空間。ちなみに青のソファはソファベットにもなるんだとか。

真っ赤なダイニングソファ

隣にはダイニングチェアがあり、そのソファはまさかの赤色!しかし、なぜかとても調和していました。その理屈を誰かに説明してほしい…。見学者の方も腰をかけてゆっくりと過ごしていた。
一つの空間に紫・青・赤があるという芸術家のお家ならではの配色で感動しました。

アトリエがかっこよすぎた

午後に見学に行ったのですが、大きな窓から陽の差し込むとてもいい場所に脇田氏のアトリエがありました。ゆっくり自分と向き合いながら作品を生み出したのだろうか。こんな空間とても憧れます。

壁の棚には、作品なのかビンテージのような小物が程よい感覚で並んでいました。雑多でもなく神経質で少なすぎるわけでもない程よい感覚で。こんな小物って憧れるんですが、掃除が面倒だなとか思ってしまう私…。

芸術家になった気分になれる

照明が明る過ぎず主張し過ぎない

椅子にかけたら私は芸術家なのかな?と錯覚できる素敵な空間でした。事前の予約が必要ですが、軽井沢に行かれる方はぜひ立ち寄っていただきたい。

どこを撮っても絵になります。
憧れの家を知れとても満足した一日となりました。


脇田美術館
〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町旧道1570−4
0267-42-2639
自宅公開は春と秋の数日間のみ。事前予約が必要。別途拝観料も要。


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