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ナウシカ実写版

ネット記事で「風の谷のナウシカ」が実写化されたと聞いて早速観てみた。16分の短編で、腐海の底で王蟲の殻を切り取る場面と、怒り暴走する王蟲を鎮める場面を繋いでいる。
登場するのはナウシカ一と王蟲1匹だけ。
セリフなし。

制作者の思いをネット記事で読んだ後だからか、「あーこの人たちはこんなにナウシカを愛しているのね」と感心しきり。
自分も大好きな作品の世界観を表現してみたい、と思う気持ちがとてもいいと思う。

「◯◯ごっこ」という言葉がふと浮かんだ。
私の子どもたちが通っていた幼稚園では「家族ごっこ」という遊びが流行っていて、お母さんやお父さんはもちろん、犬にまでなりきって本気で「ごっこ」する。たいてい希望どおりその役になれるから、お母さんが何人もいたり、お兄さんと犬3匹だけの家族が出現したりする、ちょっと面白い遊びだった。
自分が子どもだから、子ども役への希望は少なかったように思う。
みんな、自分とは違うものになりたいのだ。女の子がお父さんになっていいし、体の大きな年長の子が赤ちゃんになったりしていたな。
それぞれ、思いおもいにイメージする役をのびのびと演じていたのが懐かしい。

ユニークな教育で知られていた幼稚園だったから、この遊びが成り立ったのだろう。この頃の自由を我が子たちにはずっと覚えておいてほしいけれど、昔のことで「まーったく覚えてない。ないないw」だって。
残念。

16分のジブリごっこは、大のおとなが本気で遊んでいる感じがしてとてもいい。
そこから収益を出さないことを決め、ジブリに映像化を認めてもらい、youtubeで公開。

いいなあ。

ナウシカはオーディションで選ばれた女優さんらしい。なかなかチャーミングよ。

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