audible「超新星紀元」

「三体」を書いた劉慈欣の長編デビュー作がaudibleになったと聞いて嬉しくなって聴いてみました。
ネタバレ満載なので読む(または聴く)つもりのある人はここまでにしてくださいね。


もう、最初から最後までぶっ飛んでる!

13歳以下の子どもしかいなくなってしまった世界がどうなっていくか。考えたこともなかったけれど、彼のストーリーのキーワードは「遊び」だった。
そして……
彼らが考える一番面白い遊びは戦争ごっこだったのだ。
そして、その遊びがもたらした結末はと言えば、死屍累々。何万人もの犠牲を出して壮大な結末を迎える。

考えてみれば不自然なことは多いのだけどね。だって、戦争には膨大な後方支援が不可欠。機材の整備、医師看護師、兵站など、彼らには遊びの要素がほとんどなくモチベーションが保てないのじゃないかな。物語の前半、赤ん坊の世話をする子どもたちの不満が描かれている。面白くないのだ。一方で電気や水道など生活インフラは維持されていて、これも面白くはなさそうだけど、矛盾しないのだろうか。
聴き進めながら頭の中は???マークだらけだったけど、全体に面白かったからいいか。

一方で、マネージメントとは?統制するとは?など考える機会も得ることができた。

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