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*「受験」ってなんだろう*

サクラサク

まさに本日、共通テスト1日目。受験シーズン真っ只中ですね。

特に2024年は不安な幕開けとなり、被災地の受験生のメンタルを考えると、心が痛みます。
共通テストもそうですが、大学ごとにさまざまな措置も用意されているようですので、受験生のみなさんは遠慮せずにどんどん使って、乗り切ってくださいね!!

もう桜だけじゃなく、全部の花が咲いてもいいんじゃない!?🌸

春 桜 青空

私の時代は「センター試験」でしたね。
科目も昔とは違うんですね。化学基礎と化学は違うのかい?はてさて?
数学も学習範囲が変わっているから、今の教科書を見ても初めてお目にかかる内容も多い!でもそれ以上にほとんど忘れてる!(笑)
一応理系だったはずなんだけどなぁ・・・夢だったかな💦

さて、かくいう我が長男も高3。
小中9年間のうち3年強不登校、高校も出席日数ギリギリクリアの彼も、なんとか受験生の仲間入りをしております。
高校入学後は、本当に教室に入れるのだろうか?から始まり、次に1年から2年に進級できるのかでドキドキ。2年から3年はそれなりに安心感のある進級でしたが、3年夏にコロナになってから体調がなかなか戻らず、欠席はかさむし、心も不安定になってしまい、卒業できるのかでドキドキしていたくらいでした💦
それが受験ですって。そのラインに立てたこと自体がありがたい。
ここまで来たら、母はもう祈るのみです✨

「受験」とは「進学」とは

改めて「受験」「進学」というのはなんだろう、と考えています。
例えば、自分のやりたいことが明確で、その道に進もうとする時に超えなきゃならない壁・・・という方ももちろんいると思います。
しかし、受験をする子供達のうち圧倒的多数の実態は、そんな明確なものはないのかもしれないですね。
実際、いまどきの私立大学の中には、試験1回で他学部他学科(多学部多学科と書いた方が実態に則しているかも)も併願できることもあるのですね。
受験教科的に文理は明確になっていないとしんどいところも多いので、そこは分かれているとしても、文理についても漠然と進んでいる人ももしかしたらいるのかもしれません。
我が長男のように「数学だけ得意!」みたいな人もいるかも。

自分の時はどうだったかな・・・
今になって思えば私は「理科が好き」というだけで、小さい頃から理系の気持ちが強かったんですよね。
昔は虚弱体質で、しょっちゅう学校も休んでいたのですが、昼間に見たTVで植物の発芽の様子を早送りで放送していて、「理科っておもしろい!」と感動した覚えがあります。
その後、あることから“遺伝子”に興味を持ち、生物化学系のことを学びたいと思った私は、迷うことなく理系に進みました。
今から○十年も前のこと。それこそ「こういう仕事がしたい!」というようなハッキリした思いはなく、「生物化学系のことを学びたい」だけでした。

明確に「コレ」というものがあることは、ある意味幸せだと思います。
その道にまっすぐに進むことができるから。

でも今の時代の子供達は、いろんな情報がすぐに手に入るがゆえに選択肢が目の前に広がり過ぎ、なおかつ、ポジティブな情報だけでなくネガティブな話も簡単に耳に入ってくる状態です。
だから、逆にどこを目指したらいいのかわからない。
やりたいという気持ちが湧いてきても、ネガティブ情報を目にすることで不安ばかりが募ってくるのかもしれないな・・・と、長男の様子を見ていても思います。

まず進んでみる

ある意味、贅沢なことだと思います。
それを承知であえて言うならば、もし少しでも「学びたい」という気持ちがあるなら、私は進学してみること自体は良いことだと思います。
諸事情により仮に進学できなくても、もちろん学ぶことはできるし、いくつになっても自分の気持ち次第で進むことはできます。
だからこそ、今目の前に受験できるチャンスがあるならば、まずは行動してみるというのは間違いじゃないと思います。

たとえ漠然とした気持ちで進学したとしても、進んでみて世界が変わることで、自分の焦点が定まってくることもあると思います。
大事なのは自分の目で見ること。
いろんな情報を収集することも大切ですが、自分で見て、感じて、考えることに勝るものはありません。

自分のやりたいことを見つけるために、受験に向き合い、先へ進む。

そんな考え方もあってもいいのかなと思います。

ただし!
受験できる環境にあるということは幸せなことだというのは、ちゃんと子供達には理解してもらいたいですね。
単に遊んで過ごすんじゃないぞ!ここ大事!!

いろいろな経験を積んで、自分で進む力を身に付けて欲しいと改めて願っています。
みんな、がんばれ。


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