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なぜ今、時短よりエンタテインメントなのか?
自宅の料理教室では主に大人向けに料理を教えているが、渋谷区の「景丘の家」という施設で、子どもたちに料理やお菓子作りの無料ワークショップを提供することがある。
前のめりで参加してくれるキラッキラな瞳の子どもたちに何かを教える機会をいただけるのは、本当に幸運でありがたいことだなと毎回思う。相手が子どもだからといって「子ども向けメニュー」を無理やり創作することはしない。大人に教えるのと同等の料理の中か
ステンドグラスクッキーで手の平サイズの「お菓子の家」を作ってみませんか?
ステンドグラスクッキー。
何度作っても飽きることのない、魅惑のお菓子だ。
今回は、自分で作る感動を感じてみてよ!と、前のめり気味におすすめしてみようと思う。
ちょっとウザいかもしれませんが、ご一読いただければこれ幸い。
ステンドグラスクッキー、何がそんなに魅力的?
Stained glass cookies(Stained glass window cookies)は、型抜きクッキーの中にさ
ガチ料理は裏切らない。まだ見ぬ孫へのレシピ130〜
20年後も意識した、厳しくも優しいレシピ
ガチ中華にハマって3年が経とうとしている。
まずはビジュアルで、ハマった成果を一部見ていただきたい。
夫と共有しているレシピメモの検索窓に「老」と入れてみたら、ご覧の通りガチ中華が並んだ。「老」は老酒や老抽などで本場の中華料理によく登場する文字なので、それを拾ったのだ。
日本の郷土料理も含めた各国のガチレシピは少しずつだが増えていき、130を超えて
こんな偶然ってあるんだ。亡き兄が繋いだドライカレー
Kさんとは新宿で待ち合わせた。話をするのはこれで三度目。一度目は電話、二度目は山口で初対面、そして今日。本来なら顔を合わせることもなかっただろうKさんと私が知り合ったのは、兄の死がきっかけだ。
一度目に電話をしたのは、明日が葬儀というタイミングだった。兄の死は本当に本当に突然で、母から知らせを受けた私はわけもわからぬまま仕事を休んで帰郷した。母は終始ぼんやりし、父は沈み込み、お通夜に来てくれる人
事あるごとに家族写真をちゃんと撮る
二番目の兄が32歳の若さで突然亡くなった後、いつも無口で自分の願望をほとんど口にしない仙人のような父が、誰に言うでもなく「家族の写真をもっと撮っときゃえかった」と言った。ぽつりと口から出た言葉を、たまたまそばにいた私が耳にした─そんな感じの独り言。だからこそ心からの願望なんだろうと思った。そんな父も数年前に他界した。
だから、というわけではないが、家族写真っていいものだなぁと最近改めて思う。旅先
「椎茸嫌い」が覚醒する干し椎茸の出汁 -炊き込みご飯のレシピ-
「ごちそう」に認定された炊き込みご飯
子どもにとって「お弁当に何を入れるか」は「遠足のおやつに何を買うか」と同じく重要な問題だ。お弁当が日常化する高校生はいざ知らず、保育園児や小学生にとって「お弁当」はきらきら輝いている。普段は給食でみんなと同じものを食べるが、お弁当の日は遠足とか運動会とか。「特別な日に食べるボクだけ、ワタシだけのごはん」なのだ。
作るこっちも自然と気合いが入る。このときばか
ココナッツの国のカレーだから -グリーンカレーのレシピ-
タイのカレーは辛い。同時に「甘さ」も必要なのだ
タイ料理は辛い、というイメージがある。けれど、小さかった息子と遊びに行ってもとくに困らないくらい、辛くない料理もいろいろあった。
ただし、基本的にカレーは辛い(マッサマンは甘口だけどね)。知り合いのタイ人料理人おばちゃんの口グセはこうだった。「マイ・ペッ、マイ・アロイ」=辛くないとおいしくない。カレー(タイ語ではゲーンもしくはケーン)はとくに「辛