今日のアウトテイク#141(日曜無料版)「北マケドニア出身のSEと話したコワーキング、協同組合、プラットフォーム・コープ、そしてアプリのこと」ほか【メンバーシップ特典】(2024-04-07)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。初月度無料です。

羽田のパワーラウンジって、なんでVISAはダメなん?


#今日のBGM

#今日のコトバ

"まあ、最初の頃が一番大変なんだよ。
でも、もう心配しなくていい。"
(ジェリー・ガルシア / “Uncle Jhon’s Band”)

#告知:コワーキング開業運営講座+フィールドワーク #1茅ヶ崎チガラボ編「コワーキングがまちづくりに果たす役割とその方法」

【コワーキングをまちづくりの文脈で学ぶ!】

来る4月21日(日)、神奈川県茅ヶ崎市の「チガラボ」さんで開講します。

この講座では、まちづくりのいち手段として、コワーキングスペースをどのように位置づけ、どういう視点でまちを捉え、どんな活動を行うことで地域に貢献できるかを学びます。

講師に長年茅ヶ崎というまちで実践してこられたコワーキングスペース「チガラボ」の清水さんをお迎えし、実際に茅ヶ崎のまちを巡るフィールドワークを交えての5時間30分です。

※4月13日(土)までに参加申込みいただいた方には、早期申込み特典として4月14日(日)の「チガラボチャレンジ」無料参加券(オンライン or リアル)を進呈します。

「チガラボチャレンジ」についてはここに書いてます。

これまでに開催された「チガラボチャレンジ」についてはこちらを参照ください。

講座のお申し込みはこちらから

まちづくりに取り組んでいる方、地域の活性化に役立つコワーキングを運営されたい方は、この機会にぜひ受講ください。

#デンマークの人間図書館

"これはデンマークの図書館。
面白いのは、本を借りる代わりに、人を借りてその人の人生の話を30分まで聞くことができること。
目的は、困難やあらゆる問題に対するムーブメントを起こすことだ。
一人ひとりに「失業者」「難民」「孤独」「うつ病」「罪悪感」などの肩書きがついている。
これは「人間図書館」と呼ばれている。"

This is a library in Denmark. What's interesting about it is that instead of borrowing a book, you can borrow a person...

Posted by English Literature info on Monday, April 1, 2024

オモシロイ。だけではなくて、救い、癒やし、になる。いわば、アジールだな。とすると、コモンズでありアジールであるコワーキングも、こういうことしたらいいかも。

まあ、日頃のおしゃべりで結構癒やされてますけどね。。

#Claude3はスゴイけれど

という記事はいっぱいあるけど、これは比較的わかりやすい。

この「プロンプトライブラリ」は、ぼくはまだ使ってないけれど、資料作成するのには便利そう。

へ〜、と思ったのは「一度に複数の質問をする」ということ。ChatGPTだと、細かく質問を分けてするので、まあ、ほんとに会話みたいなノリになるけれど、それはそれで面倒くさい。ぼくは割となんでもいっぺんに済ませたがる方なので、一気に質問とか指示とか出せるのはウレシイ。

ぼくはコードは書かないけれど、文章作成に関しては今のところ最強ではないかな。

ただ、だとしても、やっぱりキカイはキカイ。この記事のような、うまくまとめるとか、要約するとか、構成するとかはカシコクやってくれるが、意見や情報を求めるときは、そもそも収集しているデータに限りがある(何ヶ月か前の情報)ので、鵜呑みにしたら危ないことは変わらない。あくまで、手間のかかる「作業」をチャッチャとやる、ぐらいの理解にしておいたほうが無難だと思う。

生成AIをいかに上手に使うか、これから求められる能力はそれですね。

#北マケドニア出身のSEと話したコワーキング、協同組合、プラットフォーム・コープ、そしてアプリのこと

先日、北マケドニア出身、日本に来て6年のシステムエンジニア、StefanさんとZoomでMeetupした。

北マケドニアって、ここだそうです。

いまは神戸在住で日本語ペラペラ。日本に来る前から日本に行きたくて日本語を勉強してたそうで、来るなり関東のIT企業に就職してOJTで言葉も身につけたそう。いや、カンタンにそう言うけど、日本語て難しいよ。ちなみに、マケドニアはマケドニア語だそうです。

個人情報なので詳しくは書けないけれど、考えていることがあって日本のコワーキングのこと、協同組合のことを調べてて、カフーツとコワーキング協同組合のことを知ってメールして来られた。ウレシイ。

聞けば、関東のITシステム開発を行う労働者協同組合にも参加してるそうで、組合の話で盛り上がった。

一言、補足しておくと、彼が加盟している労働者協同組合と、ぼくらのやってる事業協同組合は似てるようで違う。

労働者協同組合をChatGPTに訊くとこう。

労働者協同組合は、労働者が共同で所有し、経営に参加することを目的とした組合です。これは、労働者が経営に参加することによって、労働条件や給与などの労働条件を改善し、自らの利益を確保することを目指しています。労働者協同組合は、民主的な組織であり、労働者の権利と利益を代表することが期待されています。これらの組合は、様々な産業や分野で見られ、労働者の連帯と自己管理の原則に基づいて運営されます。

一方、事業協同組合はこう。

事業協同組合とは、日本における特定の業種や地域において、共同で事業を行うことを目的として設立される組織形態です。事業協同組合は、法人格を持ち、会員がその組合員として参加し、共同で経済的な利益を追求することができます。通常、同じ業種の小規模事業者や地域の住民などがメンバーとして参加します。事業協同組合は、メンバーの利益の追求や地域経済の活性化を目指す場合が多く、農業や漁業、地域の観光振興など様々な分野で活動しています。

組合員が共同で組合を所有し、経営に参加することは同じだが、決定的に違うのは、労働者協同組合が労働者の共同体であるのに対して、事業協同組合は事業者の共同体であること。似ているが違う。事業者は自ら事業をしている、経営している者であって、雇用される労働者と立場が違う。

この事業者は法人のみならず個人でもOK。むしろ、中小零細な事業者を保護育成するために制定された事業協同組合法に基づいて設立されている。

そういう目的もあるので、事業協同組合の場合、上記のごとく、「会員がその組合員として参加し、共同で経済的な利益を追求することができる」。

つまり、事業者が自らのビジネスに活かすために組合員同士でコラボすることでお互いにビジネスの機会を得たり、個人事業者であるがためにクライアントと契約できない場合(これ、いまだにある)、「組合」という法人を利用して案件を獲得する事が可能だ。

ちなみに事業協同組合は、株式会社や一般社団法人のように任意に設立できる法人と違って国の「認可法人」なので、その手続きと毎年の事業報告に手間がかかるが、その分、信用度は高い。

コワーキング協同組合の場合、主にWeb系の仕事をする事業者が組合員になっている。ただし、地域については日本全国、どこに拠点を持っている事業者でもOK。彼もいずれ加盟するかも。そうなったらマケドニアともつながるね。わ〜。

そんなことを話してて「おー」と声が出たのは、Platform Cooperativism (プラットフォーム協同組合主義、以後、プラットフォーム・コープ)のこともちゃんと理解されてたこと。スバラシイ。

プラットフォーム・コープについてはここに書いてるけれど、なんと、彼はこれもちゃんと読んでいた。読んでいない方は、この機会にぜひ。

カンタンに言うと、オンラインで組合が事業活動をすること。よく事例になるのはUberなどのライドシェア事業だ。運転する者が全員組合員であり、従って組合の出資者であり所有者であり、ネットを使ってビジネスし、その収益を分配する。ただ、業種はもっといろいろ考えられる。

コワーキング協同組合は、まだそこまではできていないが、昨年、クラファンで開発資金を調達し、そろそろα版をリリースする「cosac」というアプリが、その第一歩になる予定。

詳しくはこちらを。

トップページはこれ。まだアカウントは発行していないけれど。

というか、Stefanさんはこのクラファンページもちゃんとチェックしていた。さすが。

これは中央にいるプラットフォーマーが利益を独占するのではなく、そこに関わる者全員に利益が分配される仕組みが、コワーキングを結んだネットワークの上で機能することを目的としている。まさに組合的発想であり、それ自体がコワーキングですね。

ついでに、ニュージーランドのEnspiral開発のLoomioのこともご存知だった。これは、課題となっていることをアップし、それに対するみんなの意見を集約し、多数決で組織としての答えを出すツール。こんな話できる人、あんまり日本にいないと思う。

Enspiralというのは、協同組合とは自ら称してはいないけれど(法律の関係かな?)、その動きはまさしく事業協同組合。

詳しくはここに書いてるので、ご一読ください。

そんなこんなで楽しいトークセッションだったが、コワーキングでのイベント参加や、ご自分もワークショップを開催したいとのことだった。

関西のコワーキング事情も話したので、そのうち、「Coworking Day 2024」のどこかに参加するかも。「自分は内向的」と言ってたから、見かけたら優しくしてあげてください。

ところで、沖縄にもいたことがあるそうで、沖縄のコワーキングの話になった時に、「コワーキングじゃないけど仕事しやすかったよ」と教えてもらったのがここ。

いや〜、ええ感じやわぁ。今度、絶対行こう。しかし、北マケドニアの人に沖縄のカフェを教えてもらう日が来るとは思わなかったなぁ。

まあ、コワーキングしてると、意外な方角から情報がもたらされることは多々ありますね、ええ。

だから、コワーキングしましょう。

ということで、長くなったので、今日はこのへんで。

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