今日のアウトテイク#157「自分自身のコミュニティを創るところ、それがコワーキング」ほか【メンバーシップ特典】(2024-04-23)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。初月度無料です。

PhishのラスベガスのSphereでの公演がスゴイ。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"歳を取ると笑いが止まらなくなる。
笑うことを止めると年老いていく。"
(ジョージ・バーナード・ショー)

“You don’t stop laughing when you grow old, you grow old when you stop laughing.” ~ George Bernard Shaw

Posted by Niurka's Secret Garden on Friday, April 19, 2024

#言い慣れているのかもしれないが耳慣れない人もいたりする

「パネディス」と聞いて、なにそれ?と思った。
パネルディスカッション、のことらしい。
何でも約める日本人。
忙しい生活を強いられている都会人の発案かな。
ローカルは真似しないでイイと思う。

#自分自身のコミュニティを創るところ、それがコワーキング

21日の「コワーキング開業運営講座+フィールドワーク #1茅ヶ崎チガラボ編」のフィールドワークでおじゃました「話せる本屋とまり木」さんの本棚にこの本があった。ぼくの愛読書で、これまでもいろんな人に勧めている。

で、思わず「おお」と言って手にとって、開いたページがここだったので、また「おお」と声を上げた。

「具体的にどうすればよいチームを作っていけるのか」という課題について書いている章で、「抜きん出た」成果を上げたチームには共通点があるとして5つ挙げている。

「よいチーム」はたいていの場合、

1.少人数である
2.メンバーが互いに補完的なスキルを有する
3.共通の目的とその達成に責任を持つ
4.問題解決のためのアプローチの方法を共有している
5.メンバーの相互責任がある

詳しい解説は本書に譲るが、これまさにコワーキングでコラボが起こり、互いに持てるスキルや知識を提供し合ってコトにあたる、「共創」の原理と同じことを言っている。

そして、よいチームを構成するためには、まず今の自分が持っているネットワークを「棚卸し」する必要がある。その際、次の4点をチェックする。

・自分が頻繁に会っているのはどういう人か。
・たまにしか会わないけれど、自分にとって重要な人は誰か。
・どれほど多様なコミュニティに属しているか。
・自分の近くにいる人で、別のコミュニティのハブになってくれそうな人はいるか。

そしてこの本には、ところどころ、読者のやる気を鼓舞するように以下のようなアジテーションが挟まれている。

「自分の人的ネットワークが自分を規定する。友人、仲間は選べ。学校と会社そして仕事と無関係な趣味のサークルこそネットワークのハブである」

また、ルネッサンスのフィレンチェでは、垣根を超えたさまざまな才能が集まることで、専門領域を超えてお互いに影響を与え合い、その結果、イノベーションが起こった、そういう人が集まる場所を「交差点」と呼ぶ、という『メディチ・インパクト』からの一節を引いたうえで、こう書いてる。

人脈のネットワークを構築するときにも、自分自身がその「交差点」になることで、人脈の価値が単なる足し算ではない、相乗的な価値を生むわけなのだ。

コワーキングは、まさにその「交差点」だ。そして、肝心なのは、「自分自身が交差点になる」ということ。自分が人をつなげるハブになるということ。

コワーキングはコミュニティだが、そこにメンバーとして参加するだけではコワーキング本来の価値の半分しか享受できていない。そこからさらに、そのコワーキングを利用して自分自身のネットワーク、コミュニティを創ること、これが実はいちばん大事なことだ。

コワーキングという既存のコミュニティに参加しつつも、それに甘んじることなく、それとは別に、いや、その上に新しいレイヤーを被せるように、自分がハブになるコミュニティを創る。ややもすればこの発想がなかったりする。それでは、せっかくコワーキングという便利な仕組みがあるのに、もったいない。

ぼくが、時々、「間借りコワーキング」と称して、ぼく以外の人にカフーツの運営を任すのは、コワーキングマネージャー予備軍の練習場としてもらうこともあるけれども、カフーツを利用することで「自分コミュニティ」の輪を拡げてもらいたいから。

余談だが、先の「話せる本屋とまり木」さんは一箱オーナー制の本屋だが、時々その一箱オーナーが店番をする、つまり共同で運営する形態を取っている。つまり、ここは本屋ではない。コミュニティなのだ。

そして、著者はこうもアジる。

「自分のネットワークが弱いつながりによって多様性を確保しているか常にチェックせよ」

弱いつながり、これをぼくは「弱い紐帯」と言って、「コワーキングマネージャー養成講座」ではこの図を以って解説している。

太い線が強い紐帯で、細い線が弱い紐帯。実は、弱い紐帯が多様な人間関係をもたらしてくれている。

そして、この本の「はじめに」で、つまり最初からこう結論づけてる。

人材のコモディティ化を乗り越える方法は、「武器としてのチーム」を自ら創り出すことしかない。

コワーキングは作業場ではなくて、武器になるぐらいよいチームを自分で創るためにある。それは別に仕事に限らない。あらゆる目的の達成、課題の解決に対して仲間を見つけて取り組むための装置、それがコワーキングだ。

ということで、今日はこのへんで。

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