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『乙女のロンドン』で旅行気分を楽しもう

新年あけましておめでとうございます。神崎翼です。
昨年は大変お世話になりました。今年もたくさん創作や読書に励む所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

というわけで、今年の読書記録一冊目はこちら。

『乙女のロンドン かわいい雑貨、カフェ、スイーツをめぐる旅』
(2014.10/片岡れいこ著/メイツ出版)

あこがれのアンティークアイテム、隠れ家的なカフェレストラン、地元で人気の個性派ショップ、何度も通いたいパン&スイーツ、見るだけでココロ踊る雑貨やアクセetc.旅行ガイドには載っていないロンドンっ子たちに愛される路地裏の小さなお店へ。(商品説明より引用)

「乙女の旅をサポートする」という趣旨の元、ロンドンの素敵なお店たちをエリアごとに分け、たくさんの写真と共に紹介した旅行本です。

●おおまかな内容

タイトルに『雑貨、カフェ、スイーツをめぐる』とありますが、本の後ろにあるインデックスページを眺めると、ファッション・服飾が約30%、カフェ・レストランが約40%、残り約30%の中に雑貨やスイーツのお店、という比率のようです。

旅行の醍醐味といえば食べ物ですし、英国ファッションが気になる乙女は多いでしょうから、これはこれでいいんでしょう。ただ、英国発の雑貨屋さんを目当てにページを捲るとちょっと肩透かしかもしれません。乙女向けカフェ・グルメガイド、と考えたほうがいいでしょうね。

●良かったところ、気になったところ

個人的には、ロンドンにはいろんな国の料理屋さんが集まっているんだなあということを改めて知れたのが良かったです。イタリア人シェフが提供するイタリアンレストランや、本格中東料理のレストラン、地中海スタイルのレストランなどなど。ロンドンの街並みの中で味わう世界の料理はどんな味なんでしょうね。もちろん、英国家庭料理の店や、フィッシュアンドチップスのお店など、イギリス文化を代表するお店も色々紹介されています。どこも美味しそうで、一度行ってみたいです。

894年創業、世界に知られるロンドン最大の高級デパート「ハロッズ」も載っていました。名前は聞いたことがありましたが、写真を見たのは初めてです。「以前は客の服装にも格式を求められた」とあり、階級社会のイギリスらしいなあと納得しました。現在はそこまでではなく、またインフォメーションには親切な日本語スタッフもいるらしいので、イギリスに行くことがあれば勇気を出して寄ってみたいです。

あと、マーケット情報も載っていました! ロンドン最大のアンティーク・マーケット「ポートベロー・マーケット」や生花がいっぱいの日曜市場「コロンビア・ロード・フラワー・マーケット」など、旅行先で出くわしたら絶対惹かれるだろうマーケットで、事前チェックしてそこを目的に旅行をするのも楽しそうです。こういうところで買い付けた品物を日本で売る、というスタイルの雑貨屋さんを見たことがあるので、そういうお店屋さんに憧れがある人も一度読んでみるといいんじゃないでしょうか。

これは豆知識ですが、イギリスの露店は「ストール」というらしいですよ。ファッション小物の「ストール」と混ざりそうですが、こういう固有の言い回しを使えると創作者としては楽しいだろうなと思います。

●さいごに

旅行先として人気のあるイギリス・ロンドン。ですがニュースを見る限り、旅行が楽しめるようになるまでは相当長い年月を要しそうです。それまでは、こうした本で机上旅行を楽しもうと思います。

海外どころか近所の神社に行くにも躊躇する情勢ですので、お正月は引き篭もって読書三昧の予定です。また読書記録を上げていくので、お読みいただければ嬉しいです。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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