見出し画像

職種表記にまつわる話 「商社の営業」はIndeed掲載NG?

採用・人事・離職防止のパーソナルトレーナーのカンヤケケンイチロウです。トレーナー活動をしているとIndeedにまつわる質問も数多く寄せられます。今日もこんな質問をいただきました。

「〇〇の〇〇」たとえば「商社の営業」などと職種欄に記載すると掲載が落とされる、というのは本当でしょうか?というご質問。人材系企業でたくさんのお仕事を扱っている会社さんなのですが、そこが普段運用を依頼しているある代理店さんより以下のメールが届いたことからこのお話が始まります。(たいそうやな)

職種名:営業職、看護師、警備スタッフ、製造スタッフ、土木作業員 など原則、職種名のみで無ければオーガニック掲載は落とされる傾向です。
※「商社の営業職」、「夜勤無しの看護師」 など、「〇〇の〇〇」は順次求人掲載がされなくなり、そのアカウントの新規求人を受け付けて貰えなくなります。一度非掲載となった場合には職種名を修正しても、求人掲載が復活する事はありません。その場合にはサイトを作り変えるなどの対応が必要です。
(※オーガニック掲載とは無料掲載の事)

マジか・・・そんなきっついんか?「〇〇の〇〇」という職種表記は有料でないとダメってこと??聞いたことないけど。

この忠告がほんまかどうかはさておき・・・
Indeedポリシーには「質の低い職種表記」に関して以下のような注意書きがあります。


ポリシー:必要以上の情報やクリック誘発目的のキーワード、記号を含む職種名の求人は、スポンサー求人のみのご利用となる場合がございます。

質の低い職種名は、求職者に求人をスパムと思わせてしまう可能性がある
Indeed では、求職者に質の高いコンテンツを提供する一方で、採用企業が候補者の目に留まりやすくなるよう努めています。求職者に企業をアピールする為に、職種名に追加情報を記載したいと思われることがあるかもしれません。しかし、記号、クリック誘発目的のキーワード、余分な情報によって、求職者がスパム (つまり、信頼できる情報でない) とみなし、求人に応募しようと思わなくなる可能性もあります。

余分な情報、クリック誘発目的のキーワード、記号の Indeed での受け取られ方
余分な情報とは、職種名よりも仕事内容に記載するのに適した情報のことです。Indeed では、職種名ではなく、仕事内容に特典や福利厚生、ボーナスの情報、応募要件、資格、社風などの情報を含めることを推奨しています。

クリック誘発目的のキーワードとは、職種名に「契約金支給」や「昼食と夕食付き」などのフレーズを使用して、求人への応募を誘導するものを指します。このようなフレーズにより、求人の閲覧数が増えると思われがちですが、逆に質の低い求人と思われてしまう可能性が高くなります。

最近では、ビジネスの場においても感嘆符や記号が使われることが多くなっています。チームや企業の拡大に向けて、皆様が熱い意気込みをお持ちであることを理解していますが、職種名に 句読点や記号を使用することで、質の高い候補者を逃してしまう可能性があります。

求人が非表示にならないようにするためのヒント
職種名の欄には、採用したい役職の職種名だけを記入してください。職種名の欄に申込番号の記載が必要となる場合も稀にありますが、原則、名刺に書かない内容は記載しないようにしましょう。

よい職種名の例
フロント受付
ソーシャルメディアマネジャー
医療機器設計技術者
HR ビジネスパートナー

質の低い職種名の例
倉庫作業員 (急募!)
整備士、時給 1200円、有給休暇あり
カスタマーサービスエージェント - 即日採用、今すぐご応募ください
*部署名、参照番号、セキュリティクリアランスなどの例外もあります。

Indeedポリシー 質の低い職種名 より引用 

職種表記をシンプルに、誤解や混同を招くような表記(ちょっと営業もする事務スタッフ ※どっちやねん)、余分な表記(時給1,500円のホールスタッフ、※盛りワード多し)は行わない、ということは昔から言われていることです。

先日、代理店さん向けに勉強会があり、その場でも「求職者が誤解しないように、職種はわかりやすくシンプルに記載しよう!」と教わったと聞きます。求人媒体で散見する「それって職種か?」という表記がではダメです!と。まあ、わかりにくい職種表記がなくなるのはいい機会だと思います。

ただ、アカウントが新規求人を受け付けてもらえなくなるとか、一度非掲載となった場合には職種名を修正しても、求人掲載が復活する事はないとか、は、ちょっと煽りすぎかなと(汗)さすがにここまではしないと思いますけどね、知らんけど。

いずれにせよ、職種表記を正しく行うことはIndeedの基本のキ。表記ルール、アルゴリズムは日々変わっています。
オウンドメディアの厳しいところは「自己責任」。常に「自分で」ポリシーを確認して、正しい、いい原稿を作っていきましょう。
無駄クリックもなくなり、結果的に採用コストダウンにもつながります。
ポリシーをしっかり守って正しく掲載を!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?