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私が完ミにした理由の話

こんにちは、こんばんは。牛乳みるくです。

現在、7ヶ月になる息子をしている私ですが、離乳食をはじめる頃から完ミにしました。

 完ミにしたお母さんはたくさんいるし、その理由も十人十色です。
そんな中でも、もし私と同じような理由で完ミにするか迷っている人の目に止まって、ちょっと背中を押すことができたらと思い、記事することにしました。

・完ミにした一番の理由「D-MER」

産後、母乳をあげ始めてから数日後、ある違和感がでるようになりました。
背筋がぞっとするような感覚、ひどい時には胸焼けも。
イライラして、うまく咥えてくれない息子にあたってしまうこともありました。 

よくあることなのかと、ネットで検索して出てきたのが「D-MER(不快性射乳反射)」でした。

「D-MER」(不快性射乳反射)とは

「原因はわかっていませんが、射乳反射の変わったかたちではないかと考えられています。母乳は、赤ちゃんが乳頭を吸うことによってママの脳が刺激され、オキシトシンというホルモンが乳腺に働きかけ噴出します。

オキシトシンは”LOVEホルモン“ともいわれ、ママの情緒にも作用します。そのため、大多数の人が授乳時に赤ちゃんをかわいいと感じたり、幸福を感じたりするわけです。けれどごく少数ではありますが、授乳によって中には不快感を覚える人もいるのです」  
、ホルモンのせいで不快感がうまれる人

ベネッセ「あなただけじゃない!授乳が不快という感覚…D-MERとは?」抜粋

授乳中に不快感を覚えるのは、ホルモンのせい。
もちろん寝不足や疲れも関係あるかもしれませんが、気持ちや周りの協力ですぐになんとかなるものでもないようです。

海外では、症状が重い場合は薬剤が用いられる場合もあるようですが、数分で収まることも多いので、うまくつき合っていくしかないのが現状です。

私の場合の症状と対処法

こういった不調や症状は人によって違いますが、私の場合は次の症状がありました。

・授乳中に背筋がゾッとする
・イライラする
・吐き気や胸焼けがある。

基本的にはこの3つでした。これに加えて、夜間にベッドで授乳をする時に横で寝ている夫の手が私の身体に触れるだけでイライラしたりゾッとするということもありました。

毎日、しかも1日に何度もある授乳での不快感。何か対策がないか調べました。そこで見つけて実践したのがこちら。

・テレビを見る
・スマホでYouTubeを見る

授乳中は赤ちゃんの目を見て、と言われますが、それをすると不快感に襲われて、逆に穏やかな授乳タイムからは遠のいてしまいます。
そこで、タイマーをかねて常に近くにおいているスマホやテレビを見て気をそらすことにしました。

離乳食開始をきっかけに完ミへ

テレビやスマホで気をそらす作戦でなんとか母乳とミルクの混合育児を続け、一時はほぼ母乳だけで足りるようにもなっていました。
しかし、母乳がメインになると同時に不快感も強くなっていきました。
さらに、息子が幸いにも大きく成長したために授乳の体勢がうまく定まらなかったこと、混合育児だったことから乳頭混乱を起こしてしまったこともあり、授乳時のイライラをひどくなってしまいました。

毎日の授乳が苦痛でしかたなかった中、夫は「ミルクもちゃんと飲むし、完ミにしたらいいよ」と言ってくれました。
一方で私は、母乳が出ない訳でもないし、お金もかかるし、と完ミへの移行に躊躇していました。

しかし、完ミにしようかどうしようかと考えているうちに、、、「息子への授乳で毎日イライラして、息子をかわいいと思えなくなるのは本末転倒じゃないか。お金はかかるけど、余裕を持って笑顔でいる時間が多い方が自分にも息子にもいいじゃないか」と思えるようになりました。
幸い、私の周りには絶対母乳育児主義の人はいませんでしたし、息子もこだわりなく何でも飲んでくれたので、ようやく完ミにしようと気持ちよく思えるようになりました。

ちょうど1ヶ月後に離乳食の開始を控えていたのもきっかけになりました。
離乳食→母乳→ミルクだと手間も時間もかかりますが、完ミにしてしまえば離乳食→ミルクで時短になります。

完ミへの移行を決めた私は、母乳をあげてもぐずったら少ししか飲んでいなくてもミルクをあげることにして、母乳の量を減らしていきました。
息子が5ヶ月になる頃には、特にトラブルなく、すっかり完ミになりました。

まとめ

「D-MER」という名前の生理現象として報告されたのは2007年のことだそうです。しかし、私がお世話になっている地域の助産師さん(50代いくかいかないかくらいの方)にもそのような症状はあったそうです。
だから、授乳の度に不快になる自分を責めることもなければ、病気なのではと過剰に心配することもないのだと思います。

不快感があることを抱え込まずに、家族や助産師さんに愚痴のように吐き出してみるのもありかなと思います。

それと同時に、「D-MER」という現象と名前がもっと広まってくれたらと思います。今悩んでいる方はもちろん、これからお母さんになる方、お母さんを支える家族、医療関係者の方々の知識として頭の片隅にあったなら、少しだけお母さんの心の余裕にもつながるのではないでしょうか。

つたない文章ですが、この記事が悩んでいる方の励みになりますように。

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