叶 青天

かのうせいてんと読みます。よろしくおねがいします。 文学フリマに出たりしている。 no…

叶 青天

かのうせいてんと読みます。よろしくおねがいします。 文学フリマに出たりしている。 noteは日々の日記、レポート、時々一次創作小説。

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    文フリに出す話や、それ以外の短い話

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2024.6.7『SSネタ出 2度目の春』

小説のネタ出しです。 こんなことを考えた。 とある世界の話。 その世界は春夏秋冬で終わる。 次の春には新しい天使がうまれて(それは赤子の姿ではなく各々自由な姿で)冬まで豊かに過ごし、冬に死んで、それが当たり前の世界。 冬に死ぬと思っていた主人公(A)は、開くはずのなかった瞼の外側がずいぶんと明るいことに気付いてそっと薄目を開ける。 そこは春だった。 春に絶望した。 なぜ自分は2度目の春を迎えているのだろうか。こんなはずじゃなかった。ああどうすれば良いのだ。ふと、隣に

    • 2024.6.6『外に出る少しだけ』

      日記です。やや暗い。 相変わらず子の具合が悪い。仕事は休み。 じんわりと身体は不調をきたしはじめている。意味の無い食事で胃を満たすので身体は重くなる。 本当は怖いのだけれど、買い物に行かなくては食事を作ることができない。どうか、大丈夫でありますようにも願いながら1番近くのスーパーに出かけることにした。 マンションの下ではたくさんの子供達が遊んでいる。相変わらずここは正しい街だ。時々その朝日のような眩しさに目が潰れそうになる。じゃがいもと人参とひき肉と牛乳と、北海道の食べ物

      • 2024.6.5『朝焼けと夕暮れの数分』

        日記です。 子の具合が悪い(発作2回)仕事早退。 これ、最近毎日書いているね、具合が良い時は「げんき!」と書くべきなのかもしれない。 ツイートしなかった下書きを山岡さんの鮎と表現する事、天才だと思った。私の山岡さんの鮎もいつか食べてもらおう。カスだと泣いてもらおうね。 朝焼けの時と、夕暮れの時、壁に四角い光の窓がうつる。これを見る度に、ああ良い家だなあとしみじみ思う。 みっどないとくんのひかり。きれいだね。

        • 2024.6.4『また夏の中で話がしたいね』

          日記です。 早朝に子の発作があった。最近寝ている時に出ることが多い。 最近、眠るのが少し怖い。意味もなく夜更かしをして強制的に寝落ちをしている日々が増えている。さりとて激しく落ち込み心が沈みこんでいる訳では無い。ただ、じんわりと私も夫も疲れている。やることが多い。一つ一つやっていくしかないよと、夫の正論に殴られてソファに沈み込む。大きなベッドで寝たい。 子を寝かしつけるとき、「いっぱい笑って、大きくなってね」と伝える。これからも。 日本酒を飲み飲み会みたいなdisco

        2024.6.7『SSネタ出 2度目の春』

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        記事

          2024.6.3『いなくなってしまった人』

          日記です。 昔から皮膚を毟ってしまう癖がある。ささくれ、爪の角、カサブタ。無意識に、意識があっても痛みを伴うまで止めることが出来ず、千切る。今は足の裏の皮膚を、皮膚の流れに反って、つぅ、と横一文字に毟ってとても痛い。歩く度に踵が少し浮く。けれども歩かない訳には行かないから、時々針を踏むような痛みを覚悟して踏み下ろす。馬鹿だな。けれども毟った私だったものの欠片の存在は、少し愛おしい。 以前日記に書いた人が、いなくなってしまった。いなくなってしまった。 連絡も取れない。

          2024.6.3『いなくなってしまった人』

          2024.6.2『幸福時間とYesのカフェ』

          日記です。 日曜日はお出かけをほぼせずだったので、土曜日の日記を書く。 怪文書展が終わったあと、中目黒まで移動する。乗り換え無しで1本で行けるのが嬉しい。お友達のAさんと中目黒を散歩して公園で美味しいものを食べる会をした。 子どもたちが遊ぶ声が響く中、暖かくてけれども暑くはなく、初夏の風が吹いている。飛行機が地上近くを飛んでいる。木漏れ日の下で美味しいものを食べながら話をする。幸福度が高い。こういう晴れた日の幸福の時、(今死にたい)と考えてしまう。こういう環境と空気の中

          2024.6.2『幸福時間とYesのカフェ』

          2024.6.1『その怪文書を読m�����』

          レポートです。 以前渋谷で開催された怪文書展はチケットを取ることが出来ず、今回ようやく横浜で観ることができた。 本は買っていたけれど、怖くて積読をしていた。そのためほぼ初見で怪文書と向き合うことになる。 会場にはいる時、写真は撮っていいがSNSにシェアはNGの怪文書もある事の説明がある。含みがあり、早速少し怖い。 番号が振られた怪文書を順に見ていく。 一見すると関係性のない怪文書の羅列だったはずなのだが、段々と、怪文書の上に怪文書が重なってくる。怖いというよりも、気味

          2024.6.1『その怪文書を読m�����』

          2024.5.31『癖に重きをおく、魂』

          日記です。 久しぶりに仕事が忙しかった。伴い毎日腰が痛い。 それは運動不足が関係していて、運動習慣をつけることで改善が見込める……と理解しているけれど、夜更かしが楽しすぎて何も出来ない。本来は朝走りたい。数年前は毎朝8km位走っていた。今……やれるか…… オタクとして、男体化女体化についてよく考えている。 わたしはどのような世界線のパロディでも、魂が同一であれば好きだという考えなのだが、果たして先天性の男体化/女体化の場合、魂は同一だと言えるのだろうか。 性格や口調が

          2024.5.31『癖に重きをおく、魂』

          2024.5.30『海を見ていた午後』

          日記です。 滅多にないことなのだが、平日のフリータイムがあった。11~16時までの5時間。 最近ハマっているファミマのルイボスティー。文学フリマで、なかむらメリ氏からの差し入れでもらった時から、美味しさの虜になっている。3本も買ってしまった。 自転車で行ける距離に海があることが嬉しい。日傘をさして、半裸のおじさん達を横目にしばらく海を見ていた。アジカンの海岸通りを聴いた。これは春の歌。 久しぶりにサウナを楽しむ。オートロウリュウ機能は30分おきに起動するので、その時間

          2024.5.30『海を見ていた午後』

          2024.5.29『邦ロックは今も私を作る』

          日記です。 the pillows35周年のツアーレポートを読んだ。つい最近Twitterでフォロワーさんのpillowsが好きだと話したばかりだったから、なんとなく嬉しい。 セトリを見ても、知っている曲はほとんどなかった。 この知識で好きだと言うのは少し恥ずかしいかもなんて考えが頭をよぎるか、「好き」と知識量、ファン歴は全くの別物だということを私は知っている。 好きだから何でも知らなきゃいけないわけじゃない。たとえば路傍の花を見て、その名前を知らなかったとて恥だと責め

          2024.5.29『邦ロックは今も私を作る』

          2024.5.28『88年』

          日記です。 祖父の誕生日だった。88歳らしい。途方もなく感じる。あと10年は生きて欲しい。それもかなりかも。 長生き、楽しいと思って欲しい。 それが正しいとか間違いだとか、そういうことではなく。好きな人は日々健やかにそれがずっと続いて欲しいと思っている。 私はいま31歳なので、88歳になるには50年以上かかる。長いな… 長く生きたくない。けれど突然死にたくない。準備をしたい。持っている荷物を手放すことを考える。服はかなり手放せるだろう。ものはどうだろうか。想像してみた

          2024.5.28『88年』

          2024.5.27『寝みすぎ』

          日記です。 不摂生が溜まり仕事中眠くてたまらなかった。それなのに仕事をするなんて、まったく大したものだ。大したものだから大人というのだろうか? 1人で水族館に行きたい。巨大な水槽の前で、座るスペースがあれば座り、ずっと見ていたい。 毎日、なんとかなれ〜!と思いながら生きている。 作ったぬいをお渡しして、その先で大切にしてもらっているところを見ると、ああ作ってよかったなと幸せを貰っている。ありがとう…

          2024.5.27『寝みすぎ』

          2024.5.26『好きな街、ビブラートのラ』

          日記です。 友達のJちゃんとNちゃんとカレーを食べに行く。不動前の駅前にあるカレー屋さん。 お店の前で餃子を焼いていた。美味しいよと言われて、食べる。ビールと餃子は最強だから。 ナンも追加した。 ナンも食べるの?ハーフもあるよ! と店員さん言われたけれど、お腹がすいてたから強行する。結果、おなかいっぱいになりすぎました。店員さんは正しかった。 たくさん食べる人は偉いという価値観は、子どものときに刷り込まれている。長年所属していたキャンプとかハイキングとかする団体で、よ

          2024.5.26『好きな街、ビブラートのラ』

          2024.5.25『完成させられない恐怖』

          日記です。 最近小説が書けなくて泣いている。プロットはたくさん存在し頭の中で蠢いて脳みそが痒い。半年前に書きはじめた話は書きかけの止まっている。書きたい話があるのに、私の指は動かない。文学フリマも日記も楽しい。けれど、私は頭の中の話を出力したいのです。メモ帳に残した話を。 読みたい話は、書くしかない。 それと、供給ばかりだと苦しい。私もなにか提供しなくては存在を許されない心地になる(全くもってそんなことは無いのにも関わらず) 夕焼けに向かって帰宅した。コンクリートが橙

          2024.5.25『完成させられない恐怖』

          2024.5.24『スーさんかわいいう』

          日記です。 かわいいこを購入した。チョコミントを食べることはほとんどないけれど、ツヤツヤとした手触りと顔と両手のひらで包み込んで収まらないくらいのサイズはとてもかわいい。 橋爪志保さんからいただいた返歌がとても素敵だったので、透明な栞にしようと思った。印刷した文字を除光液でプラ板に転写した。 その後熱を入れたら失敗しました。なんで〜 次は縮めさせずラミネートして作り直そうと思う。 透明な花器に飾った透明な花の記憶 忘れられることは脳の構造の利点だと思っているけれど、

          2024.5.24『スーさんかわいいう』

          2024.5.23『書いた小説を読み返す』

          日記です。 文学フリマ東京38で購入した本を読みながら、私が書いた本にも感想をいただけた。嬉しいな。 小説を書いている途中は何度も読み返すのだけれど、完成してからはほとんど読み返さない。 理由は、恥ずかしさと、もう製本してしまっているから誤字などを見つけてしまうとひたすら後悔するだけになってしまうから。 けれども、もらった感想で「~の所が良かった」なんて言われると、ついついそこだけ読み返してみる。 ああそうだった、こんなふうに書いたんだな。こういう表現を選んだんだ。こ

          2024.5.23『書いた小説を読み返す』