キャリコン2級は顔で合格する-キャリコン2級受検記録vol.26

キャリコン2級は顔がすべてです。

断言します。

顔です。顔。

質問なんかじゃありません。顔です。

ずばり非言語の傾聴姿勢です。

国家資格と違い、2級は20分間である程度
面談が進行することが求められます。

だから、焦ります。

気づかせよう、解決しよう、目標を合意しよう。

そんなことをしている場合ではありません。

一刻も早く、相談者と関係構築をし

たくさんの話をしてもらえる関係

そして、「この人と一緒に自分の問題を考えたい」

と思ってもらえるか、が鍵です。

どう共感するか。どう共感を伝えるか。

言葉で伝えるだけでいいのでしょうか。

「そうなんですね」「辛いですね」「大変でしたね」

のオンパレードで共感が伝わりますか。

あるいは、感情を先回りして

「それは悲しかったんじゃないですか」

などと聞く。

共感が余計なお世話になってしまうこともあります。

そんなとき、大きな武器が、顔、です。

相手の表情に合わせる。

眉をしかめたら、眉をしかめる。

首を傾げたら、首を傾げる。

目が険しくなったら、目を険しくする。

表情を合わせていくことで、言葉を使わず、自然と寄り添っていることを

伝えることができます。

さらには、共感を言葉で表すときも、こちらが感情移入しやすくなります。

質問を考える前に、まず非言語の傾聴姿勢をしっかりと示すこと。

人間はどうしても、言葉によるコミュニケーションを重視しがちです。

しかし、非言語の方がはるかに有効です。

言葉を持つ前から人間が使っていたコミュニケーションなのですから。

伝え返しの前に、質問の前に、まず顔。

長くなりがちな第一応答も、ゆったりとじっくりと聴く姿勢を

顔と首で表現します。

ここは相談者にあなたの度量の広さを

非言語で伝えるチャンスです。

顔を工夫すれば、仮に決まり切ったカウンセラー質問でも

個性が出てきます。

国家資格が標準レベルなら、熟練レベルに求められるのは個性。

キャリコン2級は、顔で合格しましょう!


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