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アシックスの株価上昇が止まらない!3つの理由

こんにちは!

いつもは都市開発やアートの記事を中心に書いているので、株の話はそぐわないかもしれませんが、私が愛用しているアシックスの株価の上昇が止まらないので、なんでだろうと気になって調べてしまいましたので、ここでもメモを書いておこうと思いまして。

足が幅広なので、NIKEや欧米系のシューズは昔から足に合わず、日本メーカーのアシックスは愛顧にしていたのですが、「SUPERBLAST」シリーズが発売されて、ランニングで履くようになってから、もうその履き心地が気持ちよすぎて、他の靴が履けなくなり、街歩き利用でもアシックスを利用している。

アシックサーです。足っくさー(笑)!


SUPERBLASTシリーズ最新作

最近なんだかおしゃれ

申し訳ないですが、昔のアシックスのイメージって良い意味でも悪い意味でもスポーツオタクが働いているイメージがあり、

良い意味では、スポーツやアスリートと真摯に向き合っている人が働いていることが製品からにじみ出ておりますが、悪い意味では、機能面だけ満足のいく製品ができたら、デザインはなんかカラフルにしとけー、みたいな感じでそんなにこだわってないように感じておりました。。。

しかし、2023年にこの「SPERBLAST」が発売される2-3年前から、機能面もデザインも双方に充実した製品がでるようになっている気がします。全然違ったら、働いている人に申し訳ない話ですね。。。(笑)

そして、その陰ながら応援していたアシックスの株価が、うなぎ上りであるとのことで、なんだかうれしくなってしまいました。やはり、応援している企業が成長するのはうれしいです。

株価上昇の3つの理由

財務諸表なんかを除いてみて調べてみると、そりゃあ納得のいく内容となっており、今後も更に成長する可能性があるなという感じです。

1. スポーツ用品需要の高まり

まず、1つ目の理由は、シンプルに健康志向の高まりから、ランニングやフィットネスなどのスポーツ人口が増加し、この増加するスポーツ人口のシューズ需要をうまくアシックスが捉えられていることにあります。

また、市場のシェアのイメージをつかむと2024年3月に開催された「東京マラソン」では、アシックス利用者が4割だったとのこと。市場の40%のシェアを持っていればかなりの占有率です。

東京マラソン、「アシックス」4割:日本経済新聞

スポーツ人口の増加と市場シェア率から、マクロ環境からして売上が伸びることに疑いはないですね。

2.海外市場の開拓

また、日本市場だけでなく、新興国市場を開拓し、売上が伸びたとのことで。特に中国などアジア市場で人気が高まっているようです。現在の円安(現時点2024年5月13日で155円/USD!)からも今年は昨年より売上が伸びると簡単に予想できる通り、海外での販売割合が大きい会社は、この円安トレンドで売上高が増加していくというシンプルな構造です。そしてなんと驚きの結果が以下の通り。

アシックスの最新の2023年3月期決算発表資料をもとに、海外と国内の売上高の違いを見てみると。

2023年3月期の連結売上高は5,639億円でした。
内訳は、
- 国内売上高が1,490億円(26.4%)
- 海外売上高が4,149億円(73.6%)


となっており、つまり、なんと全体に占める海外売上高の割合は約73.6%を占めていることになります。

地域別の海外売上をみると、
- アメリカ売上 : 1,032億円
- 欧州売上   : 736億円
- 東アジア売上 : 1,850億円

と、引き続きアジア市場が最も売上を伸ばしています。

こうした数字から、アシックスのグローバル化が一層進展していることがわかります。国内に比べ、海外での売上比率が7割を大きく超え、全体の売上に占める海外の重要性が高まっていることが確認できます。特に成長著しいアジア新興国市場への積極的な事業展開が奏功し、アシックスの収益を下支えしていることが最新決算からも読み取れます。

ここには「オニツカタイガー」などのライフスタイル商品が、アジアの若者を中心に人気になり、ブランド認知度が上がっていることも寄与しているかと。

3. コスト削減努力

また、アシックスは企業努力として、生産拠点の海外シフトなどにより少しずつコストダウンを続けてきた優良企業です。アシックスは従来、日本国内に多くの工場を持っていましたが、2000年代に入ってからコスト削減を目的に、生産拠点を順次アジア諸国に移転させました。

具体的には、
- 1990年代後半から中国への生産シフトを開始
- 2000年代前半にベトナム、インドネシアにも工場を設立
- 2010年代にはミャンマー、カンボジアなどの工場も新設

このように、人件費が安く、輸出環境に恵まれたアジア新興国に次々と生産拠点を移転しました。その結果、日本国内の工場は現在5つ程度に縮小し、アジア諸国に工場の7割以上を集約することに成功しました。

この生産拠点の最適化により、アシックスは大幅な製造コスト削減を実現。コスト競争力が高まり、収益性の改善に大きく貢献しました。このように戦略的な生産拠点の海外シフトが、アシックスの株価上昇を後押ししたと言えるでしょう。まさに、教科書通りの企業努力ですが、それをこれだけ着実にやれるのは経営者の力ですね!

いいなぁと思ったときには

私は、大のアシックスユーザーで、ここではこんなに熱っぽくアシックスを語ってしまいましたが、株は持ってません。アシックスが進化し始めていいなぁと思ったあの頃に株を買っていたらと思うと悔やまれますが、人生はそんなものかと(笑)

これからもアシックスを応援していきたいと思います!

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