かんな

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MMDなどでひっそりと遊んでいます。:http://mikudan.blog120.fc2.com/

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    MMD関連の技術情報などをまとめていきます

最近の記事

原神MMDモデル用 cn→jp変換辞書の説明書

 この記事は公式が配布している原神MMDモデルの材質名・ボーン名をPmxeditor(Pmx編集ツール。以下Pmxe)を用いて、中国語から日本語に変換するための説明書となっています。 辞書本体はこちらから入手してください。 https://kanna3939.booth.pm/items/5776744  MikuMikuDance(3DCGアニメ制作ツール。以下MMD)では、厳密にいうと他言語は英語しか対応しておらず、中国語などのボーン名が使用されている場合、環境によ

    • Blender和解戦記 #3

       宇宙に存在する恒星・惑星といったものの形、原子核や素粒子といったものの形などは球体で記される事があるように、恐らくこの世界のもっとも原始的で壊れにくいものは球体状のものなのだろう。  一方、3DCGの世界では万有引力や圧力など、そこに在るだけで何かしらの力が働くような世界ではない。また球体は頂点・面数が多いので最初は弄るのを戸惑う形状でもあるので、初心者創造神としてはやはり立方体から手を付けるのが良さそうだ。  今回は立方体を土台として、徐々に複雑化させる事に挑戦してみよう

      • 踊り手(ダンサー/コリオグラファー)さんとMMDユーザーの出会い

        前置き MikuMikuDance(3DCGアニメーション制作ツール、以下MMDと略)の基本的機能の中で一番多く活用されるであろう、モーションを動画から書き写すという行為は、MMDがリリースされてから長年行われています。  昨今では人の手による「モーショントレース」以外にも、AI技術を使った自動トレースツールの活用でMMDで好きなモデル(キャラクター)を動かせるようになりつつあります。  そういった中で、自分自身で踊ったものを撮ってトレースする方は非常に稀ですし、多くはニコニ

        • 『原神』公式配布MMDモデルを快適に使うために

           2020年9月からサービス開始提供している、株式会社COGNOSPHERE(ブランド名:HoYoverse)のネットワークアクションRPGゲーム『原神 Genshin』は、二次創作を奨励しており、公式から直々にMikuMikuDance(3DCG動画制作ツール。以下MMDと略)用モデルが配布されています。 (著作権利者はmiHoYo)  公式からMMDモデルが無料配布されているのは稀な事であり、ファンメイドの後押しに力を入れている事が伺えます。  背景やモデルの美しさ、ネ

        原神MMDモデル用 cn→jp変換辞書の説明書

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          4本

        記事

          MMDゼロかわ ~バランスとキャラ表現~

           今回はカワイイポーズ(またはモーション)を創るにあたり、体幹バランスの取り方や使うキャラクターならではのポージングなどについて記します。連載記事なので、前提として下記の記事を既読している方向けの内容となっています。 体幹バランスとは? MMDに限らず、3DCGで人型モデルに自然なポージングをさせるためには、体幹バランスの理解が重要です。体幹とは、体の胴体部分(胸、腹部、背部)を構成する筋肉群のことで、体の姿勢を保持したり、動きの軸となったりする重要な役割があります。  体

          MMDゼロかわ ~バランスとキャラ表現~

          Blender和解戦記 #2

           創造主は孤独な存在である。そして同時に承認欲求もあるので、被創造者達に「我を崇めよ」と言付ける。  だが、原初の創造主は孤独であったかもしれないが、イマドキの神々は互いにネットワークを持っており、創造物やノウハウを共有できるような天界になっている。  これまでの神々に感謝しつつ、今日も我が世界を創造する事に励もうじゃないか、諸君。 「神よ、あなたは幸福ですか?」(義務です) 世は複雑化・多様性の世界へ変異する やはり神々の世界でもSDGsとかいって持続可能性を模索するの

          Blender和解戦記 #2

          MMDゼロかわ ~ポーズをつくる~

           今回はMMDでポージングをする作業において、作業のアプローチについて書いてみます。この辺りは千差万別で様々なやり方をしている人が多いのですが、作業のイメージが付き辛いといった、まだMMDに熟れてない人向けな内容となっています。  説明の順番通りにやる必要はなく、ポイントとしておさえておけば大丈夫でしょう。  前提として以下の記事内容を把握している事として記載します。 Point.1 できるだけ足と体の中心から組んでいく  本来の体の中心というとMMDではセンターボーンを

          MMDゼロかわ ~ポーズをつくる~

          もし今からMMD動画イベントを作るなら

           あくまでも個人の妄想です。  また既存・現行でも継続しているイベントについて触れるものではありまんが、情報の取得が少なくて類似のものがあるかもしれません。予めご了承下さい。  記事内容にケーススタディとしてイベント企画そのものが含まれています。原則そのまま利用する事は禁止です。必ずお問い合わせ下さい。  では始めます。 MMD動画イベントをやる意義・目的 やはりMMDユーザーとしては自分の作品を見て欲しいが第一意であろうし、今後の参考や今まで触れてない他ジャンルの事を知り

          もし今からMMD動画イベントを作るなら

          MMD杯等の動画投稿イベント構築について

           あるいくつかの会話や昔話などをきっかけに、様々なことを思い出したため、ここに記しておきたい。  このドキュメントの内容は、やや難解で専門的な内容となっている。  内容はこれまでの独自研究を文章化し、歴史的資料として残すことを目的としているため、多くの方には興味を持っていただけない可能性がある。  また、一部の文章はAIを使用して編集しているため、AIアレルギーの方には閲覧を推奨しない。 MMD杯を始めとした動画投稿参加型イベントの更新 2019年頃、YouTuberやVT

          MMD杯等の動画投稿イベント構築について

          Blender和解戦記 #1

           このドキュメント(コラムもしくはラノベ風味な説明文書)は、筆者が長年Blenderと疎遠になっていた関係を少しでも修復しようと奮闘する記録である。尚、筆者は3DCGどころか義務教育の数学Ⅰですら危うい記憶の彼方にあるような人物である事は先に記しておこう。 「それでも私は創造主になるっ!」 序章 Blenderとの出会いはかれこれ十数年前に遡る。丁度その頃はパソコンの価格対性能比率も良くなりつつあり、PCさえあれば色々できるようになっていた時期だ。また、インターネットも一

          Blender和解戦記 #1

          MMDユーザー向けX(Twitter)・BlueSky活用法まとめ

          X(Twitter)で出していたXのMMDユーザー向けの活用法を並べていきます。 一部はBlueSkyでも同様です。 (BlueSkyでは有料機能だったり機能がなかったりします) <2024/02/13 追記> Point.1 一行目は簡素に 【解説】 PC・スマホに関わらず、どのような表示形態でも1行目(少なくとも最初の6~8文字)程度は必ず読まれます。ここで見てる人がアクションするかどうかが7割方変わってくるので、スっと理解できる簡素な文面が良いです。 Point

          MMDユーザー向けX(Twitter)・BlueSky活用法まとめ

          MMDゼロかわ ~土台作り~

           正式タイトルは『MMDでゼロからかわいい(かっこいい)を創る』シリーズとでもしょうましょうか。  考えてみるとMMDがVer9.32になってから、モーション関係のチュートリアルとかテクニック・TIPS等を残る形にしていないな、と思ったのでここで記しておこうと思いました。  配布されたモーションで楽しむだけでなく、自分でも何か自分の思った通りの動きを作ってみたい、という稀な方もいらっしゃるかもしれません。  そんな方の為に書いて残しておこうと。  万人に役立つ内容でも、プロを

          MMDゼロかわ ~土台作り~

          MMDユーザーのセルフモチベーションケア(適時更新)

           MMDユーザーには「こんな時、他の人はどうしているのだろう?」と疑問に思う事はあれど、聞いて相手の時間を奪うのも何だし、うまく質問できそうにもない(場合によっては聞くコミュニティ・相手が無い等)時に役に立つかもしれない事を、壁に語りかける形式で自問自答しているだけの役に立たない記事集です。  思いつき次第、適時更新していきます。 1.MMDをやろうという気持ちがあるが、モチベが沸かないQ. 何となく時間があるので、MMDで遊ぼうと思って何かを作ろうとしても、いまいちモチベ

          MMDユーザーのセルフモチベーションケア(適時更新)

          MikuMikuDance 生誕15年目において

           長年義務教育から抜け出せないまま生きているかんなです。  先日、遂にMMD(MikuMikuDance)も15周年を迎える事となりました。  残念ながらその生みの親は既に隠遁の身となっているので、表立つ事は無いのでしょう。が、今も生活を営みつづけていて欲しいと個人的には願うものです。  Twitterでは何度も呟いていますが、まさかここまで長寿のコンテンツというかツールというかネットワークが続くとは思いませんでした。 ■SNSの役割を果たした3DCGツール  結果論とい

          MikuMikuDance 生誕15年目において

          MMDの思い出話 #1 ~MMD杯創設~

          長年JCをやっているものですから、歳のせいか最近物忘れしやすくなった感じがします。 『初心忘るべからず』とはよく聞きますが、そもそも忘れてしまっては元も子もありません。 なので気まぐれですが、色々書き残そうと思います。 ■ コミュニティが2chだけ MMD杯を具体化したのは確かに私ではありますが、立案から行った訳ではありません。なので「MMD杯創設者」というのは間違いではないですけれど、ゼロから私が組み上げたものではありません。  第一、面倒くさがり屋な私が、当時は始めよう

          MMDの思い出話 #1 ~MMD杯創設~

          Stable Diffusionの呪文や個人的なコツをまとめてみる

          Google Colaboratory で動かせるので自前でもやってみましたが、なかなか最初は上手くいかないものですね。 ここでは私が試行錯誤した呪文や設定のコツなどをメモがてら残してみます。 当たり前ではありますが、txt2imgとimg2imgでは扱いが変わってきますのでご注意下さい。 ■ガイダンススケール設定(Guidance Scale) 標準では7.5に設定されていますが、最小1~最大20までの幅があります。 背景中心にするか人物中心にするかで、この設定は変えた

          Stable Diffusionの呪文や個人的なコツをまとめてみる