榊原一樹

くれたけ心理相談室 札幌支部の心理カウンセラーです。 心理カウンセリングをもっと身近な…

榊原一樹

くれたけ心理相談室 札幌支部の心理カウンセラーです。 心理カウンセリングをもっと身近なものに。 個人様から法人様に至るまでご年齢・ご性別問わず。 オーダーメイドで共に歩みます。 https://sakakibara.counseling1.jp/

最近の記事

その涙を流さないために

大切なものを失って流した涙 夢に届かなくて流した涙 もうダメかも知れないって 立ち直れなくなりそうになった 誰かが 「まだ終わりじゃない」って言った 「やれること、全部やったのか?」 少し厳しい声で問うた 「本気で掴みたかったら 手放したくなかったら できることってまだあるんじゃないか?」 「探そうとしたか? どこかでこれで良いって思っていないか? ここまでだって思っていないか?」 厳しい言葉ではあるけれど その人の方が自分よりも熱かった 温かい涙を流して 「ま

    • あえて全員で同じ方向を見ない

      職場やスポーツなどで チームで活動をするという時 共通の目標を持って そこを目指していくことはとても大切なことだと思います その中で気をつけたいことの1つに “全員がまったく同じ視点で同じ方向を見ない” ということを挙げるようにしています その目標に向けて 作戦や構想を練る人 業務や役割を 見極めて振り分ける人 その業務 その役割に没頭する人 イレギュラーやトラブルを想定して 対応できる準備をする人 未来図を描いて そのゴールのさらに先を見る人 それらを含めた全

      • 完璧な人間なんていないなんて言ってみたり

        どこか足りなかったり 何か多めだったり まっすぐだったり なみなみだったり ふわふわしてたり かちっとしてたり 涼しげだったり アツアツだったり 色々あって いろいろあって だからこそ 交じり合ったり 支え合ったり 称え合ったり 笑い合ったり それで良いじゃない それが好いじゃない もう少し待ってみても良いのかも知れない もう少し聴いてみても良いのかも知れない もう少し触れてみたら良いのかも知れない もう少し寄り添ってみたら良いのかも知れない ひと、ひとりひ

        • 一喜一憂の度合い

          良いことがあって喜ぶとか 悪いことがあって悲しむとか その感情のひとつひとつって “今ここ”の自分の中から出てきたもの どれもそれぞれの色があって 素敵なものであることは間違いありません ただ 感情に呑まれ過ぎると 心身が振り回されてしまうこともあるので その一喜一憂の度合いには気を付けておきたいところ たとえば喜びが大きすぎて 感謝すべき大切なものを見落としたり 羽目を外し過ぎないように たとえば哀しみに呑まれ過ぎて 過剰に閉ざしてしまったり 大丈夫なところまで大丈

        その涙を流さないために

          “大丈夫おじさん”の原点

          子供や年下の方と関わるときに 自分のことを“大丈夫おじさん”と名乗ることがあります 「もう大丈夫だからね」 「(今が大丈夫じゃなくても)一緒に大丈夫になろうね」 「どうしたら大丈夫になれるか、一緒に探そうね」 「大丈夫、それで良いんだよ。それも良いんだよ」 そんな風に寄り添いつつ しっかりとした根拠を持って伴走する いえ、その方の人生を伴奏すると言った方が 耳触りが良いような気もします       自分の中の“大丈夫おじさん”の原点を探ると 子供の頃、お世話になった方々

          “大丈夫おじさん”の原点

          たった1か所を変えるだけで

          髪型を変えた めがねを変えた メイクを変えた 服装を変えた それだけでも人って すごく変化があったりする       姿勢を変えた 表情を変えた 歩き方を変えた 仕草を変えた それだけでも 見え方や印象が変わったりする       言葉遣いを変えた 耳を傾ける姿勢を変えた 反応を変えた 意識を変えた それだけでも扉はひらけて 今まで躊躇していたものが入ってきやすくなったり 新しいものが入ってきたりする       たった1か所を変えるだけで いきなり90度も180度も変

          たった1か所を変えるだけで

          振り切る力

          あるとき 頼まれて節分のイベントで 鬼の仮装をして子供達を驚かせるということがありました 実はあまりこういうのが得意ではなくて 何故かというと “振り切れない自分がいる”というところなんだと思います たとえば学生時代に友人とふざけたりボケたりするときも どこかに恥ずかしさが残ったり 周りに迷惑かからないかなと 色々なことが頭をよぎって振り切れず ちょっと顔が引きつってしまうみたいな そんな感じです このイベントのときも 自分のその迷いが出てしまいました 電気を少し暗

          振り切る力

          結果がすべて?

          勝負の世界では “結果がすべて”と言われることもあるかも知れません 結果を残すまでは厳しい言葉を変えられ続けていた人が 結果を残しだすと何も言われなくなるどころか 手の平を返したように称賛されるなんてこともあったりしますよね ある方を見ていて「すごいな」と思ったのは 言われていた本人は真摯には受け止めつつも それによって躊躇するということはあまりなく 目標に向かって淡々と向き合い続けていらっしゃったこと       確かに結果がすべてという部分もあるかも知れませんが 僕は

          結果がすべて?

          とりあえず形にしてみる

          悩みが迷いがあるのだけれども うまく言葉にできないとか話がまとまらないことってあったりする 理想や希望はあるのだけれども 具体的なイメージまで辿り着けないことってあったりする そんなとき とりあえず形にしてみるって大切だと思っています       例えば自分ひとりでも そのもやもやした思いを言葉にしてみたり その曖昧な想いを書き出してみると 内側に置いていただけでは気付かなかった見え方がしたり 形にしながら形になっていくものもあったりする 例えば誰かに話してみると 思っ

          とりあえず形にしてみる

          ファーストタッチ

          あるサッカーの試合を観ていて ゴールが決まったとき 点取り屋であるそのフォワードの選手の 受けたパスへのファーストタッチが絶妙で もうその瞬間に「これは決まったな」と分かるような その選手の絶対領域みたいなところ あるバレーボールの試合を観ていて 良いコンビネーションで相手を翻弄したシーン 守備専門のリベロが トスを上げるセッターが1歩も動かなくていいくらい 絶妙なサーブレシーブを上げて どこからでも攻撃ができる状態を作って アタッカー4人が同時に動き出すわくわく感    

          ファーストタッチ

          サッポロ珈琲感覚㉔~niña niño~

          コーヒー屋さんに15年以上関わってきた経験と、趣味としてもカフェ巡りが好きなことを活かし、札幌の素敵なカフェを紹介させていただくサッポロ珈琲感覚 第24弾です。 今日ご紹介させていただくのは、札幌市西区二十四軒エリアにあるniña niñoさんです♪ 札幌市営地下鉄 東西線 琴似駅から徒歩9分、二十四軒駅から徒歩11分の住宅街にあるこちらのお店。 店主さんのお父様が手がけられたという店舗内装や看板からとっても素敵です。 ケーキや焼菓子はパティシエの店主さん、パンはお母様、

          サッポロ珈琲感覚㉔~niña niño~

          悪意や敵意の目を逸らす

          みんなが程よく優しくて みんなが程よく無関心で みんなが仲良く みんなが幸せだったら好いなぁ そんな風に青空を見上げる もちろん 実際はそうはいかなかったりする       嘘をついたりつかれたり 傷付けたり傷付けられたり 誰かに対する悪意みたいなものがあったり 誰かに対する敵意みたいなものがあったり マウントを取り合ったり プライドをぶつけあったり それもまた人間で ある意味おもしろさとも捉えられるかも知れない       が、そういった悪意や敵意みたいなものっ

          悪意や敵意の目を逸らす

          フルパワーにしないやり方

          調子が良いといつも以上に走りたくなる 流れが変わったら勢いよく進めたくなる 不具合が直ったら少しでも早く取り戻したくなる わかりますわかります その意欲、その心意気 とっても素敵 だけれども 人間にもエネルギーが必要で それには容量もある 毎日100%でいられるとは限らないし ましてや意欲が溢れるときって120%で突っ走ろうとしてしまったりもする       まずはその身体あってこそ まずはその心あってこそですから 心は熱く ときには温かくくらいに調節できるように

          フルパワーにしないやり方

          挙げ得る限りの選択肢

          新しい道へ進みたいとき 分かれ道に到達したとき 新たなステップへ登りたいとき 次のステージへ関係性を移行させたいときなど 大切なことの1つに “挙げ得る限りの選択肢を挙げてみる” ということをおすすめすることがあります       今見えているのは2つくらいの道かもしれないけれど よくよく先を見るともっと細かく分かれていることってあったりする まずは自分で挙げてみること それから経験した誰かに聞いてみたり いつも傍で見てくれている誰かに聞いてみたり 俯瞰的な目で見てくれ

          挙げ得る限りの選択肢

          かくしごと

          かくしごとには恥ずかしさがある かくしごとにはプライドがある かくしごとには迷いがある かくしごとには後ろめたさがある かくしごとにはミステリアスでいたい自分がある かくしごとにはタイミングがある かくしごとには強がりがある かくしごとには甘えがある かくしごとには期限がある かくしごとには相手との距離がある かくしごとには誰かを守る力だってある 色々ありますよね 言いたくないことだったり 大切な相手だからこそ言えないことだったり 今は言えないことだったり このまま言わな

          かくしごと

          1人ではしんどいことも

          たとえば受験勉強のとき 1人では不安だらけだけれど 一緒に勉強してくれる友達がいたことで救われたり 応援してくれる学校や塾の先生のおかげで救われたり 支えてくれる家族のおかげで救われることがある たとえば仕事で大きなプロジェクトを任されたとき 1人では苦しいこともあるけれど 頼りになる先輩おかげで救われたり 頼もしい後輩の支えで救われたり 家に帰ったときのパートナーの笑顔に救われたりする たとえばレベルアップするための厳しいトレーニングに挑むとき 1人では折れてしまいそう

          1人ではしんどいことも